虚しい絆

３月１１日。震災から１年が経った。
各被災地には引き受けてのない瓦礫の山、山。

全国各地から、マスメディアから、「絆」の声が伝染したように
響き続けたこの１年。なのに・・・この現実。
この虚しい絆。

瓦礫の引き受けを決定したのは東京、青森、山形のみ。
正しい情報を得て判断し、あの瓦礫を引き受けていこう。

この人の「夜空ノムコウ」

「のどじまんザ・ワールド」を毎回楽しみにしている。
昨日の放送は、ほとんどの出場者のレベルが高くて驚きっぱなし。

中でもアメリカ代表のソウルシンガークリス・ハートの
「夜空ノムコウ」の余韻がいつまでも残る。
まず、出だしから「うわっ！」とくる。
この人の喉奥には弦楽器が潜んでいるのではないかと思われるような
幅のある声質。丁寧にしっかり日本語を解してこの人の世界を創りあげていく。
温かみがあり、歌詞がしっかりこちらに伝わってくる。乾いた気持ちがじわりと
潤ってくるようだ。


「夜空ノムコウ」は歌詞がシンプルであるために、聴いている人のそのときどきの
状況によりいかようにも解釈できる。辛いとき、寂しいとき、穏やかなとき・・
歌詞がスッと心の奥深くに入りこんでくる。
真っ直ぐでシンプルな言葉の威力と衒いのないメロディ、本当にいい曲だと思う。
この曲の作者スガシカオのハスキーボイスで聴くとまたまた違った切ない世界が
展開される（SMAPが歌うとまた彼等なりの良さが浮き彫りになるが）

「夜空ノムコウ」　クリス・ハート
クリス・ハートさんを観たあとに次候補の画像が複数表示されますが
どの人を聴いても抜群の歌唱力です。
個人的にはイタリアの美人モデル、マルティナ・ミアーレさんの「Time goes by」
はジュワっと胸を突かれます