宇野くんの落ち着き

[フィギュアスケートグランプリシリーズ　カナダ杯]🇨🇦

男子:宇野昌磨/優勝　三浦佳生2位

女子:三浦倫果/優勝

ペア:木原龍一、三浦璃来/優勝

と、嬉しい驚きの結果となった。

 

女子はロシア勢の出場が無くなり寂しくはあるが、

回転回転に振り回されることなく安定した気持ちで演技を見ていられる。

選手たちの身体の安全性の観点からみたら良きこと。

それにしても渡辺倫果、来ましたねこれまでの女子とは少し趣きが異なり見ても話してもスカっとした勢いを感じる。メンタル強そう

次はNHK杯で滑る。

紀平さんのフリーは順位こそ上げられなかったけど、手先指先の綺麗な演技を堪能できた(ショートでは黒手袋)欲を言えばやはりフリーも振り付けの印象が薄い。

三浦くんもガンガン頑張った。この若さ(17才)でショートとフリーセットで揃えて高得点出してくるのはかなり難しい。アメリカ杯2位、カナダ杯2位と続きファイナル進めますようにと願う。

 

そしてそして、宇野くん

フリーの華麗なスケーティングに酔う。もうね、この人のスケーティングの綺麗さは現役の選手の中で一番(ジエイソン·ブラウンとは別の切り口で)

ん、宇野くんやけにプロポーションが綺麗になった気がするのだけど…下ウェアのカッティングの工夫なんだろうか？

ショート、フリー共によく似合ったカッコいい衣装で、振り付けを引き立たせてくれている。

衣装デザインは本当に大事だと思っている。人の目の錯覚を利用できる。

演技の審査とは別のところで観客の心を射止めることができる

 

次はNHK杯、愉しみです。

 

 

素敵な艶…浅井まかて

思いがけない本にドキリとするような艶を見つけた。

男女の交わりに関わる心情風景です。

 

[福袋]短編の中の"暮れ花火"より

江戸時代。羽織の裏地に絵を描く女絵師とそこへ仕事依頼に通う若者(修吉)。

あっさりした気性の絵師に心通わせる若者なのだが、絵師は全く気付いていない。親しい姐さん弟感が溢れた日常だ。

そこへ笑絵(現代ポルノ絵)を描いて欲しいと依頼が舞い込んできたことから、

意図せず絵師の恋絡みの来し方が明かされることになる。

それまでのそしてその後の、修吉のする事話す事の何気ない描写がツンとくる。こんな感情の出し方が好きだ。慎ましくもあり時に大胆。

大胆に出た時に姐さん気がつけよ、と思うのだが…。

 

過去に描いた自筆の笑絵回想シーンがとても艷やかだ。

浅井さん、結構露骨な表現をサラっと書く。サラっとしているだけに想像逞しくなるのだけど

夜空で弾けた打ち上げ花火の閃光の下に映っていた男女二人の情事の風景。

その男は14才だった絵師の初めての男だった(江戸時代の１４才ですからね)

この情景設定が、なんとも綺麗。花火のスポットライトですよ。

 

そして、現在の絵師と修吉。二人で線香花火をする場面「うつむいて賢明な横顔…」の8才年下の修吉はついに伝えたのです。

ま、ハッピーエンドではあるが、恋の一番美味しい状況は通り越しちゃったのねと要らぬ思いを消す。

 

紀平さん、なぜ？

昨夜、カナダ杯のＳＰを観て・・。

紀平さんを愉しみにしていた。なのに・・・・黒手袋に黒タイツ。

黒の手首上までの手袋をし、脚はスケート靴を覆いつくすほど長い黒のタイツ。

これじゃ、紀平さんの美点を消すための衣装じゃないか

彼女の腕、手先、指先の華麗な動きが紀平さんたる所以なのに。

そして細くもない太くもない見事なバランスの脚に黒タイツだなんて。

（彼女は脚でも演技できる人なのに）

振り付けも彼女が活かされてないような気がした。

コーチを変更した確かな経緯は分からないのでなんだかんだ言うつもりはないが、

前コーチは紀平さんをどうしたら最大限活かせるかは分かっていた方だと思う。

今夜、地上波放送テレ朝19:00~、フリーが待つ（現地では結果でている？）　

 

渡辺倫果（２０才）、いきなり現れた

きれいな演技、きれいなプロポーション、日本の次を担う才能が垣間見られたショート。

あぁ、びっくりした。こんな子がいたなんて。

そして男子、三浦佳生（かお・17才）。

この子も凄い。ひょいと軽く４回転廻る感じ。まだ余白がたっぷりありそうで前途が愉しみだ

なんだなんだ、後に続く有望な若手が男子も女子も揃ってるじゃないかと一安心

宇野くんは調子は悪くなさそう。相変わらず綺麗なスケーテイングで、ショートのちょっと物憂げな

難しい曲を滑らかに舞う。

スピードスケート…菜那さんの解説好感

昨日、急いで録画しておいた高木美帆の出場部分だけを先に観た。

その後、嬉しい結果に急いでブログにupしたけど…書き足りなくてもう一度。

 

同走が佐藤綾乃と分かった時は面白味が増した。双方にとっていい展開が期待できそう。

スタート時点の菜那さん解説では綾乃さんが好スタートを切った印象。

ひやり。かなり実力を増してきた感じだ。僅かに美帆さんが先行しているがまだ分からない。双方好調に飛ばしている。

ラスト一周のあたりから菜那さんの解説が熱を帯びてくる

「ラスト一周の(高木の)強さを感じて欲しい」と妹の好調を確信した力のこもった言葉に乗せられて画面に釘付けになった方が多かったのでは？

何しろ解説が素直なので直に入ってくる。カーブを曲がり直線に入るあたりで、「おぉー、速いっ！！」と、素の驚きの声。この一声で高木美帆の今の凄さが全部伝わってくる。　

「いも(妹)…」と言いかけて高木と訂正する場面がいくつもあってにんまり笑いを誘われた

思いがけなく(すいません)、菜那さんの解説は好印象だった。

素直さが飾りのなさがいい具合にでる。知りたいことをダイレクトに投入してくる。例えば「速い」の一語にどれほどの速さなのかを知ることができるように。

以外にも声質が解説になると甘くもなくキツくもなく丁度いい(普段のトークでは甘く感じていたが)

競技以外にも菜那さんの解説が愉しみになってきた。

　　22日　大会２日目、BS1/12:00~

 

 

もう、ウィンタースポーツ始まる

高木美帆1500m優勝　[全日本スピードスケート距離別選手権]

開幕戦でドーンと気持ちいいスタートだった。ショートヘアの美帆さん、快走でした。

菜那さんの解説では、例年開幕戦の入りはあまりよくなくスロースターターの高木だけど…ということだけど、お姉さんも驚きのとてもいい滑り。

同組で滑った佐藤綾乃さんも快調で2位。二人ともいいスタートがきれて嬉しい

明日は、500mと3000m、３日目は1000mと美帆は４種目滑ります。

小平さんはこの大会が最後(明日)、本当にお疲れさまでした。

長い間、スケート界を牽引してきてくれました。

 

フィギュアスケートもグランプリシリーズがきょうから始まっている。

(今季は放送が充実していない)

羽生くんの引退、ネイサン・チェンの休養(大学へ復学)、鍵山くんの負傷で欠場、ロシアの凄い女の子たちもいない。寂しい大会ではあるが…。

宇野くん、ジェイソン·ブラウン、テネル、紀平さんの演技が好きな私は、まだまだ愉しみが残ってます。