日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

祝 山村さん

2007年09月30日 | 喜怒☆楽
アニメ作家の山村監督が「オタワ国際アニメ映画際」
グランプリを受賞した(9/25)

山村作品については以前にも書いたが、「頭山」「年をとった鰐」など
長閑でありながらある意味スケールの大きい作品を生み出す人で、頭の
片隅に気になる存在としてある人だ。
作風は地味だ。が、コンテのココからソコから饒舌にメッセージを伝えてくる。
ぼぉ~と「ここにおいで」と呼ばれてしまう。静かに耳を傾けると遠いところから
探していた声がきこえてきそうなのである。

今回の受賞作は「カフカ 田舎医者」
フランツ・カフカの田舎医者をアニメ化したものでわずか20分の作品。
田舎医者の孤独と不安を20分でどう切り取ってくるのか・・早く見て
みたい。受け手のこちらは曇ってられないナ・・・

公開は11月中旬 シネカノン有楽町にて。
「カフカ 田舎医者」
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勘介さんの絵

2007年09月23日 | 喜怒☆楽
藤井勘介さん(すけは正しくは土へんに介です)という絵描きさんをご存知だろうか。

丹波市の出身。中学を卒業すると同時に単身京都を目指しきもの図案化
のもとに身を置きながら、画家となるべく研鑽を積む。大和絵ばかり
でなく、琳派を生み、水墨画を拓き、懐深く日本の美を醸してきた京の
風は、山村育ちの勘介少年に大きな果実を運んだ・・・・-本文抜粋ー

季刊誌「銀花」151号でこの人を初めて知る。パラパラとページをめくっていたらピタリと眼が留まる。明るい絵ではない。綺麗な色彩でもない。だが、もの凄い吸引力で引き寄せられてしまう。ココにいるぞ!と暗闇からぼぉ~と灯火のように輝いてくる一輪の花。一見、素朴なようで強い。朽ちていく花なのに眩しいくらいの存在感を感じる。画像は雑誌からの撮影なので不鮮明なのが残念。これから取り組みたいテーマは「墨」の世界だそうだ。
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新聞を読む子猫

2007年09月23日 | 子猫の春坊(0~1才)
久しぶりに「春」をUPします。

新聞が読めるようになりました
驚異的な成長です!!

・・・これは偶然に新聞の上に乗っているのではなく
実際新聞が大好きな猫なのです。新聞の下にじっと
潜っていたり、こんなふうに上から見下ろしていたり
することが多くて。印刷の匂いが好きなのかなぁ。
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あれこれ雑記

2007年09月05日 | 映画
半死状態だった酷暑が過ぎた。
8月後半は翌日の天気予報に齧りつき無残に毎回猛暑日を告げる予報士を恨んでいた。例年なら自制できていたいたクーラーのあたり過ぎと冷たい飲食物を今夏はほとんど無制限に解除した。(キリリと冷やした無糖発砲水nudaを記録的に飲む)結果・・気も身体もドドっと脱力してしまいテンションの上がらない日々が続いた。

そんなだるい日常の中、相変わらず深夜はDVDを観る。
最近観た中で印象に残るのは「善き人のためのソナタ」上質なラストに痺れた。なんと心地よい余韻を残してくれたことか。過剰なものは一切排除して撫でるように人間の尊厳を伝えてくる。内容詳細はこちら善き人のためのソナタ
押し付けがましい感動と涙の作品にはへとへと辟易していた中でこれは

少し涼しくなって活字にもやっと集中できるようになってきた。ウプっ・・と電車の中で笑いを堪えるのに苦労するのが「気になる部分」岸本佐知子著。北村薫さんがこの人の大ファンだそうで、北村作品さんが好きな私はならば面白いかも、と手にとった本だ。思考のベクトルが方向違いでとんでもないところへ持っていかれるところが刺激的。本業は翻訳家だがこの人の言葉の嵌め方のセンス好きだな。

子猫にかまけている昨今、よそ様の猫ってどんなかな?と気になる。
「作家の猫」には著名な作家の猫の日常の生態が書かれている。作家なるものが変わり者が多いので、猫もそれなりに個性的で面白い。武田泰淳の猫はマゾ猫でベルトでペンペン叩かれることを好んだという開高健・田村隆一・椋鳩十・ヘミングウェイ・大佛次郎・・などなど猫好きぶりのエピソードを飄々と記してあるところが好ましい。作家とツーショットの写真も背景を効果的に使い上手い。ちなみに次に控えてある読み物は・・
「猫にかまけて」町田 康・「猫のいる日々」大佛次郎→相当な猫好き・野坂昭如さんの「我輩は猫が好き」も気がかり。 




 
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