日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

ド迫力・・・男子SP

2017年03月31日 | フィギュアスケート
2017年フィギュスケート世界選手権ーフィンランドー

二日前の(3/30)の男子SPが凄いことになっていた。
なんと上位3位までが100点を超えてきた

ショート1位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は出だし直前の眼力から射抜かれた。
フェルナンデスは鎮まっていた。
「マラゲーニャ」の曲調にのせて全てが格調高く且つ躍進するような勢いがあった。
終盤、盛り上がってくる曲と完璧に同調し観るものを「マルゲーニャ」の世界に引っ張り上げてしまった。
格調ある4回転って・・・凄いよこの人のジャンプは

2位は宇野昌磨
「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」
ジャンプは軽々しく4回転を跳べていたような印象がある。 すーっ⇒ストン、って感じ。
力みが感じられず調子の良さが伺えた。ハラハラすることなく宇野昌磨の演技の上手さが
充分堪能できた渾身の出来だった。
この人は憑依型(なり切る)の表現をするので技術云々以外のところで引き込まれる。

3位のパトリック・チャンはジャンプさえ決まれば他は誰もが認める天才領域の人。
だけど、私はあまり惹かれることがない。なんていえばいいのか・・・面白味に欠ける。
上手すぎて整いすぎて目がワクワクしないのです。

4位、ボウヤンジン(キン・ハクヨウ)中国
この人のSPプログラム「スパイダーマン」の振付はかなり面白い。
ステップはぐんぐん疾走し、これでもかと言うほど加速する気もち良さがある。
ジャンプもやんちゃな感じで軽々跳んでくるし快心の出来だった。
これで98.64点なのだから上位3人がいかに優れた演技を終えたかが分かる。

羽生くんは5位。98.39点「レッツ・ゴー・クレイジー」
ミスはあったがそれほど悪い出来ではなかった。ただ、4位までがほとんどノーミスだったので厳しい順位がついた。
今季SPのプログラムはあまり好きになれない。斬新さに欠け、未だに羽生くんに馴染んでいないような気がしている。
衣装が気になる(衣装は錯覚を誘発するので本当に大事)
いつも強気の羽生くんだから次フリーでどこまで追い上げてくるかドキドキの展開を期待する

6位ネイサン・チェン アメリカ「海賊」
今回のSPでは珍しく転倒してこの順位(4大陸をピークにもってきちゃったかなと危惧している)
4回転ジャンプは精度よく成功率が抜群に高い。表現力もこれからどんどん伸びてくるような素質を感じる。
ジャンプでは中国のボウ・ヤンジンと互角になりそうだけど、演技力では追随を許さない存在となりそうな人だ。
綺麗にカッコ良く踊れる選手だ 次期大会に期待する。

他に好きな選手に
ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
4回転を跳ばないので上位には食い込んでこないが、演技(ダンス)に非常に魅了される。
上位獲得はまずないが入賞圏内に入れば良しというような前向きな姿勢が伺える。
彼の場合、敢えてそれを前向きと表現する。これほどダンスの上手いスケーター、滑って表現することを愉しんで
いるスケーターを未だかつ見たことがない。ジェイソンファンもそこは解っていてどっぷり彼の巧みなダンスに
浸かっているのではないか。
もう一人マキシム・コフトン(ロシア)
この人の演技は一言でいえば”カッコイイ”のだ。
身に備わったカッコイイ踊り方は修練して出来上がるものではない。自前から発生する。
(今回は本番直前で左脚を痛めたようで奮わなかった)

J・ブラウンは美しく巧みなダンス、M・コフトンはカッコいい体捌き。
共に大会でTVの前で外せない存在だ。

今夜(4/1)はフリー。
全く予測つかない展開となっている


コメント

青を歩く

2017年03月30日 | 喜怒☆楽
エレベーターで。
数段前を登っていく異国の人の足元が目線の先にある。
「ハっ!」と目を射られてしまうような綺麗なコバルトブルーのスニーカー。
   
足首丈のパンツ下から覗いた褐色の肌にそのコバルトブルーは美しく映えていた

コメント

見応えが半端ない

2017年03月28日 | 映画
海外ドラマです。ジャンルは勝手にサスペンスヒューマンとします。
「13 サーティーン 誘拐事件ファイル」 制作元イギリスBBC 2016(または2015)
脚本:マーニー・ディケンズ  監督:ヴァネッサ・キャスウェル
キャスト:ジョディ・コマー(好演)ナターシャ・リトル、スチュワート・グラハム



13歳の少女が誘拐・監禁され戻ってこられたのは13年後・・という設定。
多感な時期を監禁され続けた少女は大人の女性となり家族の前に突然現れる。
あまりに長い空白期間の溝。
このような設定に近い秀逸な作品は他にもいくつかあるが、「サーティーン」は
家族・夫婦・恋人・友人と多方面にわたる人間関係をも深く真摯に掘り下げてくる。
そこも、そこもと家族以外の他者との関係も掘り下げてくるので始め”広げ過ぎ”感があった。
各箇所でポイント攻撃みたいにストレートなセリフをいきなり放り込み関係を複雑にしてくる。
そこを丁寧に且つ果敢に創りこんでくるのでどんどん惹き込まれていく。
感動ものに持ち込みたがる作品に溢れている近年、敢然と光る作品だった

~5話までの作品だが、未だ4話までしか見ていない(即レンタルしてくるが)
だが、4話まで見終わってすでに私は満足感に満たされている。
サスペンスとしての大きな謎はまだ残っているが、ヒューマンな作品としてはここで
終わっても着地点として秀逸な出来だと思う。


追記
5話見終わる。
終始ずっと目が離せない展開となっていた。見事な結末です。
素晴らしい脚本、素晴らしい主演女優であった。




コメント

今だからこその死神くん

2017年03月27日 | お気に入りの人たち2016~
死神くんを再度見た。(DVDにて)
やはり、大野くんの作品の中では一番すきだな、と思う。
  「死神くん」2014 テレビ朝日23時~放送

この作品も前日の「怪物くん」同様、昨年初めて触れた作品。
この役はいかにも大野くんにぴったりだな、と感じる。
表情筋をあまり動かさず、動作も控え目ながら存在感をしっかり示してくる。
「おじいさん」のような落ち着きぶりの雰囲気の中に若い所作が程よく混在し、
独特のビジュアルと雰囲気を醸し出している。

あえて再び死神くんに触れるのは監視官役の配役にピタリと嵌る女優を思いついたので。
作品中では桐谷美玲さんが演じているが、ちょっと”華”を感じて気になってしまう。
ずばり波瑠ちゃんが、あの子がぴったりなんですよ。
華やかな面からすうーっと頃合い良く”てかり”を消した感じの人(分かりにくい例え
先日、バラエティ番組で大野くんと二人並んだときの素の彼らの雰囲気を死神くんの現場に持って
くると・・・と想像したら凄く面白い”絵”が出来上がってしまった。
クールに素っ気なく死神くんを地のままで(?)罵倒する波瑠監視官を見てみたい。
(他局で共演してると同じ人材は使えないのかな)
死神くんの仕事は死を予告し、その前にやり残した事はないのか?その実現に力を貸そうという
もので、ネタは充分持続可能だと思うのだけど。
深夜放送の時間帯だったので知らない方も多いですよね。

↑非常に画像が不鮮明ですが、2話のこの場面がとても好き。林くんと夜半、友人がいない者同士で意気投合し
自動販売機の前でビール?を酌み交わし、その後林くんのアパートで酔っぱらってしまう死神くんの芸が本当に
面白い(間と表情が


現況のTVドラマは中高齢者置き去り感が否めない。
いわゆる「寅さん」のような老若男女が愉しめるような恒久的に続く番組を欲しているのです。
今こそ「死神くん」を望む。

とりあえず断っておきますが「セカムズ」繋がりは意図しておりませんので

コメント

ラブシーンのない作品こそ

2017年03月26日 | 映画
恋愛ものではラブシーンのない作品が好ましいと思っている。
自分仕様で綺麗に広がる想像に余韻を愉しみたい。

大好きな作品に「ありふれた奇跡」がある(今もってこれを超えるTVドラマに出合ってない)

2009年フジTVにて放送。(当時、拙ブログに記事あり)
加瀬亮・仲間由紀恵の共演で清澄なドラマだった。
エンヤの音楽を背景に効果的に聴かせ、ふたりのナレーションで近況を語るシーンがとても好きだ。
語りの中に静かな恋情の隙間をそっと埋めていく。
その儚さが加瀬亮のイメージにぴたりと嵌る。
キスシーンなんてない・・・ならばこその名品だとも言える。
脚本の良さで、こちら側にゆったり想像する余韻を与えてくれる。
8年を経た今でも「ありふれた奇跡」を思い出すと各々の映像が言葉が綺麗に蘇る。

もう一つ「ピアノレッスン」映画1994年

監督・脚本 ジェーン・カンピオン
主演 ホリー・ハンター ハーヴェイ・カイテル
「ピアノレッスン」は「美女と野獣 アニメ版」と共に、恋愛に特化した作品の中では
断トツ1・2に挙げたい作品だ。

男性側が密かに思う恋情を忍ばせてただひたすらに忍ばせて描かれる恋模様は美しい。
体(口を含む)に触れあうまでの行程の間があるほど良い、その過程が恋愛の醍醐味ではないか。
的外れな熟考だったり、妄想だったりと頭の中を駆け巡る相手への思慕が尊いと思うのです
コメント