日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

この魅力に恐れ入る

2016年09月04日 | お気に入りの人たち2016~
ここ3か月前くらいから強烈に大野くんに魅かれている。
DVD、TV、ユーチューブなどなど知れば知るほど、見れば見るほど
底なしの魅力がある。飽きることがない。

長い人生、見た本数は3000本を超えているかと思しき映画狂である。
東西多様な俳優を見てきたけれど、大野くんほどのめり込んだ役者はいない。

きっかけは「世界一難しい恋」だった。
朝ドラ終了後、今がとびっきり旬の女優(波瑠)をヒロインにできた大野って
どれほどの人??と、アイドルに関して全く知識も関心のなかった私は、
彼にはほとんど期待ゼロで波瑠見たさにTVに食いついた。
結果・・・ツボだった。初回から大野くんの演技の虜になってしまった。
コメディのセンスの良さが素晴らしく、陰った部分などは相当の力量を感じる。

素のような絶妙な「間」の取り方、面白さは天性のものでしか出せないと思っている。
演技の「上手さ」で括ったら二宮くんが勝ると思うが、どこか抜け感のある面白さを
出せる役者はそうそういない。これに嵌ってしまったら抜けられない。
これまでの大野主演のTVドラマをレンタルしてみた。
●「魔王」おぉ。大野くん、こんなきれいなビジュアルだったのか
 ぶれない口元、冷徹さと哀切さを各所使い分けた目元、確かな演技してますね。
 大野くんは、この頃が一番色気があるのではないかな?このビジュアルではにかみ笑いされたら女性溶けますね。
  魔王初期(1話から3話くらいまで)の頃はまだ演技に迷いが感じられるが
 4話以降~だんだん回を重ねる毎にぐんぐん上手くなり、魔王と化した”成瀬領”そのものに憑依した大野が居た。
 「目」がね、目の演技がとてもいいのです
 放映時期が2008年夏期で裏番組が北京オリンピック放映だったことを思えばかなり健闘した番組だったことが分かる。

●「歌のおにいさん」これはあまり・・。「曇りのち、快晴」の曲は何度も聴きたくなる

●「怪物くん」TV版。これは予想外にブッ跳び面白かった。上島竜平の柔和な顔、矢島のセリフ・間合いの面白さ、
 大野王子の奔放な性格の馬鹿さのさじ加減が上手い。大野くん独特のキャラが生かされていて・・いや、大野君
 が作り上げた大野くんだけしか成しえない怪物キャラでした。これはほんと、見てる時間が愉しかった。
 今更ながら高視聴率だったことに納得。これは毎年、再放送して子供たちに見せて欲しい作品。
(映画作品の方はちょっと残念

●「鍵のかかった部屋」これは佐藤浩一が以外に面白かった。大野くん、目も口もこんなしらっとぶれない表情よく出来るものだ。
 各所での長い長いセリフ・・・覚えるの大変だったろうな。

●「死神くん」好きだなこれ。初見、衣装がダサいと感じたのだけど、所作に綺麗な動線を創ることに役立っている。
 たとえば軽く駆け足している場面でゆっくり逆廻しで見ると「踊って」いるような綺麗なシルエットが表出する。
 実際、死ぬ前にこの死神くんが訪れてくれたら恐れることなく安らかな心持で逝けそうな気がしてくる。
 これ、冬場の夕刻、年齢を重ねた方々が見られる時間帯に再放送したら新たな大野ファン層が発掘されると思うのですが。
 ときおり見せる剽軽な顔芸もセカムズに繋がってくる。2話のコメディ要素のある場面(林遣都くんのアパート内で)が印象に残る。


★「世界一難しい恋」これはもう、大野くんの真骨頂だと思う。巧者の小池栄子で脇を
しっかり固めて貰い、存分に自分が出せたのではないか。例えれば、跳び箱の踏み台が小池さんで、
跳躍してエイ!と気持ちよく跳んだのが大野くんというイメージがある。ふたりとも演技していて
愉しかったのではないかな。
以来、どんどん、大野くんの世界に時間をもって行かれてしまっている。

20代~の頃の冠番組でのコントをユーチューブで見ると、現在の役者としての秀逸な資質が随所で現れている。
声優さん、バカリズムさん、志村けん、うっちゃん、ものまね芸人さんたち他数多くのゲストで出演されたその道の
スペシャリストたちが大野くんの異才に気付いていた様子が伺える。

高音域の歌唱力(声質がたとえようもなく好きだなぁ)と、ダンスに定評があるけれど
本当に凄くいい。10代後半と思しき頃、赤いスーツ着て踊っている「cool」が物凄くかっこいい。
ダンスに綺麗な色気があるんだ(若い10代のしなやかな筋肉でしか出せない鋭いキレ味がある)
もちろんその後の年齢を重ねてのダンスソロもそれぞれ素敵。
(ダンス云々に関してはしゃべり出したら止まらなくなるほどダンス好きなので、後日改めて書く)
一言、これほど綺麗に踊れるダンサーを久々に見た(特にターンが)・・って17年前にデビューしているのに知らなかった・不覚
16~17才頃?の大野くんの「朝日を見に行こう」を聴いていると涙が出てきそうになる・・これから華やかでは
あるけれど大変な茨の道へ彼は漕ぎだして行くんだな、と。


人生の残り時間が短くなってきているのに、今更アイドルに夢中(アイドルに夢中なんて人生初だ)なんて
ヤバイよ。大野智、恐るべし。

今後、大野くんが良き作品に巡り合えますように!
(忍びの国は期待と不安が半々・・・)

追記:「忍びの国」が無事クランクアップしたと聞く。
情報が忍んでいただけに、怪我もなく本当に不安がふっきれた。
脇を国村隼・でんでん・きたろう・談春・・と、渋い面々がずらりと並ぶ。見事な配役だ。
贅沢なクセモノ俳優(ほめ言葉のつもり)たちに脇を支えられ、
大野くんはいかんなくその持てる力を出し切ってくれたと思う。
渋い底力が半端ないおじさん俳優たちから得た仕事の流儀は大野くんの
これからの糧になってくれたのではないでしょうか。



コメント