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能年のホットロード

2014年07月20日 | 映画

ついに「ホットロード」を実写で見る、時がきた。


紡木たくの「ホットロード」は特別な作品だった。
30年近く、ずっと本棚に孤高の存在感でそこに居座り続けた。
いやになるくらい年を重ねても、「チクリ」とした痛みの記憶が蘇る。
それほど鮮烈な作品だった。

映画化の話はこれまでにも何度かあったようだ。
しかし、作者の紡木たくが却下し、その拘りに共感を覚えた。
が、長い時を経てキャストに能年玲奈を抜擢したところ
「能年ならば・・」と許諾を得たと聞く。
私も「能年ならば」と思う。彼女しか居ない。

「あまちゃん」は見ていなかったが、時折TV画面で見る能年には多感な少女特有の寂しさが見える。
どんなに周りにもてはやされても、素で戸惑う眼差しに惹かれる。何より媚びを感じないのがいい。
高い透明度と凛とした心構えを備え(備えているように見える)、実写の和希がスクリーンに蘇る。
主題歌には尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」
これ以上、ぴったりな曲はない。
すでに予告編でこの曲が流れてきた時点で泣いてしまった。
老若男女問わず、この作品は大きなウェーブを引き起こしそうな予感がします。


「ホットロード」 8/16~公開
紡木たく(原作者) 
三木孝浩(監督)
能年玲奈(和希)
登坂広臣(春山)



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