「すかたん」「グッドバイ」のドラマ化を切に願う。
浅井まかての始まりは「類」だった。
森鴎外の末の子”類”と姉たちの情景描写がとても面白く、この作家とは相性がとてもいいなと感じていた。
だが、過去作を調べると時代が遡り、”江戸”がキーワードに入ってくるとつい敬遠してしまっていた。
そこから期間を長く空け、また浅井まかてが恋しくなり仕方なく江戸へ飛んだ。
結果、なんて面白いんだ・・・と、夢中になる。
〇「グッドバイ」の大浦慶。
舞台は長崎。江戸末期から明治初期にかけてお茶の交易(日本初)で活躍した女傑です。
長い鎖国で閉じていた日本だが長崎だけは例外として海外の舟が出入りしていた。
当時の外に開かれた商売上手な町人で賑わう長崎の街と大店の女主人としての慶を
活き活きと描写している。
始めの一歩の難しい顛末を爽快な大浦慶と共に過ごす時間がとても愉しかった。
注意:「グッド・バイ」は太宰治。映画化もされている
「グッドバイ」が浅井まかて
これほどの人物、どこかの映像で描かれていないかと探したら
NHKの2010年大河ドラマ「龍馬伝」シリーズ3の数話で余貴美子さんが慶役で登場していた。
う~~ん、自身の印象とは違うかな・・・奔放な感じはあれど、本のなかでは陽の闊達さが勝っているような
気がするけれど。
〇「すかたん」の千里(ちさと)
大阪が舞台。江戸藩士の妻だった千里だが、夫を亡くし青物問屋(野菜類を扱う)で女中として奉公することになる。
大規模な問屋ならではの内事情、おいしい野菜の色・味に対する各人のコメント力、仕える当主の女房(お家さん)
と若旦那さんとの交流場面・・・などなどほぼ全てのページが面白くて一気読みでした。
千里は賢くそして邪気がない。向こう見ずで突っ走る傾向も好感。
殊にラストの若旦那(若だんさん)、カーーッコいいです
”すかたん”とは、間が抜けていたり見当違いなことをするような人を指す(若旦那を指す)
思いつくのは、千里役は木村佳乃さん、かな?
控えているのが「先生のお庭番」(これも長崎が舞台、先生とはシーボルト)
次に「眩」。
そして最新版「ボタニカ」。これは後に一番の愉しみとして残してある(期待どおりでありますように)
浅井まかての始まりは「類」だった。
森鴎外の末の子”類”と姉たちの情景描写がとても面白く、この作家とは相性がとてもいいなと感じていた。
だが、過去作を調べると時代が遡り、”江戸”がキーワードに入ってくるとつい敬遠してしまっていた。
そこから期間を長く空け、また浅井まかてが恋しくなり仕方なく江戸へ飛んだ。
結果、なんて面白いんだ・・・と、夢中になる。
〇「グッドバイ」の大浦慶。
舞台は長崎。江戸末期から明治初期にかけてお茶の交易(日本初)で活躍した女傑です。
長い鎖国で閉じていた日本だが長崎だけは例外として海外の舟が出入りしていた。
当時の外に開かれた商売上手な町人で賑わう長崎の街と大店の女主人としての慶を
活き活きと描写している。
始めの一歩の難しい顛末を爽快な大浦慶と共に過ごす時間がとても愉しかった。
注意:「グッド・バイ」は太宰治。映画化もされている
「グッドバイ」が浅井まかて
これほどの人物、どこかの映像で描かれていないかと探したら
NHKの2010年大河ドラマ「龍馬伝」シリーズ3の数話で余貴美子さんが慶役で登場していた。
う~~ん、自身の印象とは違うかな・・・奔放な感じはあれど、本のなかでは陽の闊達さが勝っているような
気がするけれど。
〇「すかたん」の千里(ちさと)
大阪が舞台。江戸藩士の妻だった千里だが、夫を亡くし青物問屋(野菜類を扱う)で女中として奉公することになる。
大規模な問屋ならではの内事情、おいしい野菜の色・味に対する各人のコメント力、仕える当主の女房(お家さん)
と若旦那さんとの交流場面・・・などなどほぼ全てのページが面白くて一気読みでした。
千里は賢くそして邪気がない。向こう見ずで突っ走る傾向も好感。
殊にラストの若旦那(若だんさん)、カーーッコいいです
”すかたん”とは、間が抜けていたり見当違いなことをするような人を指す(若旦那を指す)
思いつくのは、千里役は木村佳乃さん、かな?
控えているのが「先生のお庭番」(これも長崎が舞台、先生とはシーボルト)
次に「眩」。
そして最新版「ボタニカ」。これは後に一番の愉しみとして残してある(期待どおりでありますように)