先週21日の”車いすバスケ天皇杯決勝戦”にて。
TV配信にあたり、東京パラ・車いすバスケ元代表・主将を務められた豊島英さんが解説をしていた。
各チームの選手たちをよく知り尽くした方の解説は、選手が繰り出すプレーを微細に説明してくれていた。
こういう場面でこういうプレーはどれだけ難しいことなのか、「今の」プレーの素晴らしさなど、競技と並行して
知りたいことを的確に伝えてくれる。なので録画を見返すたびに各選手のプレーに二度三度と感嘆することになる。
3Qから4Qにかけて(殊に4Q後半が凄い)、解説に沿って実際のプレーを何度もリピートして観ていると時間を忘れてのめり込むことになる。
動画にて視聴できると思いますので是非
豊島さんの解説は力みすぎることなくソフトな口調で、滑らかすぎることがなく(ここが大事)ゆえに誠実さが伝わる感じ。
実況アナ(川畑さん)もよく下調べしてから取り組んでいる様子で、豊島さんに的確な質問をしこちらが聞きたいことを引き出してくる。
豊島さんと川畑アナの相乗効果で(相性良き)見事な実況中継となっていた。
お二人とも各選手に余すことなく触れられていて、その配慮がきれいだなという印象が残る。聞き心地のいい実況・解説だった。
一つだけ心残りだったことは
決勝前日の試合で、早い時間帯の試合に小学生、中学生の学校観戦があったが、
鳥海くんが出場する16:00~の時間帯にはすでに帰宅しなければならなかったようで、鳥海くん(とパラ神奈川SC)の
スピード感溢れるプレーを見ていないこと。
ノリの良いあの子たち(小学生)、きっとワイワイドキドキして鳥海くんを追っただろうな。見せてあげたかった。
もしかしたらそこから新しい未来の選手が生まれるきっかけになっていたかも。
(車いすバスケは健常者でも女子(男子チームに)でも参加できます)