フィギュアスケートグランプリシリーズ ファイナル(12/9)
イリア・マリニン優勝。
フリー(SPともに)、これでもかというほどの4回転の連続技にド肝を抜かれた。
これはもう点数的には断トツトップで、しばらくはマリニンが男子フィギュア界を支配してしまうのではないか?
もうね、マリニンのジャンプが完璧で不安要素が何もない。どこまで行ってしまうのか
ジャンプ以外の要素を重視したい私には、この予測される成り行きに面白みが欠けてくるかなと気がかりだ。
点数の高いジャンプで競い合う大会になってしまうと選手たちに負担が大きくかかってしまうし、
演技巧者の技術点では追い付かなくなる。
2位の宇野昌磨のフリーもとても素晴らしかった
観ていて気持ちがスーっと彼の演技に引き込まれていく。ずっと浸っていたくなる。
観る者をこんな気持ちにさせてくれる演技こそ演技者としての真骨頂だと思う。
宇野くんはシリーズ大会前に”表現の質の高さを求める”というようなコメントを発信していたが
それは充分に(充分過ぎるほど)達成できた。
マリニンのジャンプ好調が維持できている限り、今後優勝はとても難しくなると思うが
競技者ではなく唯一無二の巧演技者として見続けていきたい。
鍵山くん(3位)の演技も観る者を惹きつけた。宇野くんに次ぐ演技巧者だ。
どんどん演技に磨きがかかっていきそう。
女子の坂本花織さん、優勝
坂本さんの演技、私初めてうっとり観ていた。柔らかくなったなと感じる。
女子の中で一人抜け出て上手い(今更ながら)