日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

アルコールとの付き合い方

2018年04月30日 | 喜怒☆楽
最近、人気芸能人の書類送検騒動があった。
その日、その報道時間を境目にガラリと変わってしまった一人の男性の人生を思う。
芸能界無期限謹慎処分。
特別ファンであったわけではないけれど、”馴染んで”いた人だったのでズシリと重く響いて辛い。
かなり酒に酔っていたという報道が耳に入ってくる。

酒に飲み込まれて重大な過ちをしでかす人は数多いる。私の身近にも居る(居た)
飲酒して寝てしまう人。これ一見すれば他人にさほど害を与えないように見えるが
実態は怖い結末を招くことも多い。
酔って寝た人はまず起きない。立たせて歩かせるなんて本当に至難の域で放っておかれることが多い。
一緒に飲んでいる人に悪意があった場合、被害は甚大だ。
例えば私の知人は・・
ストレートで2杯のウィスキーでこんこんと寝てしまう人。ある月の「Bar」の請求書を見てブッ跳んだ。
20万円也。この人、お酒を飲むときは他を口にしない人で2杯のウィスキーだけで(ま、少し諸々加味しても)
月数回でこの金額はないだろう。それほど高級な店でもない。
電話でその不審な請求額を問い合わせてみたところストリップ席のお代だという
寝てるから見ることはできない、だがその席に座らせられたら(運ばれたら)料金が発生する(¥13,000)
いや、ぐっすり寝てるから「見てましたよ」と言われたらそれまでで、反撃できないでしょう。
他にもいろいろ2時間くらい話せるほど失敗談がある。だが、懲りないままその人は逝った。

もう一人の例。
こっちは「動」の人。飲酒はいつも外で飲む人。泥酔で外に居る状態って本当に危険。
ポケットにはいつも代行運転手の名刺が入っていた。だが、「ちょっと車移動してください」
と頼まれ数メートル動かしたらツーと他車(タクシー)にぶつかってしまった(その日の路上がアイスバーン状態
になっていた)その数か月前に道路交通法が改正され飲酒運転がかなり厳罰化された直後で彼は起訴されたんです

酒に酔った状態って普通ではない、ということはよく肝に銘じたほうがよい。
普通ではない→判断がおかしい→誤る
怖いのです本当に。じわりじわりとやってきたことの反動が突然重く潰しにくることが。

今回の報道は他人事ではない、と思うのです。
わいせつ罪をキーワードに検索してみて・・・意外に曖昧な解釈で成り立つのです。






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映画好きにたまらないラインアップ

2018年04月28日 | 映画
”塚口サンサン劇場”(兵庫県尼崎市)

昨年複数回観た「忍びの国」の上映館として浮上してきた”塚口サンサン劇場”。
どんな劇場かと今HPを閲覧してみたら・・・映画好きには堪らんラインアップで驚いた。
私垂涎の作品がズラリと並んでいる。
例えば「大英博物館プレゼンツ北斎」ドキュメンタリー
   「しあわせの絵の具」サリー・ホーキンズ
   ・
   ・
   ・
   ・        
etc

新作もいいものを揃えているが、旧作がワクワクするラインアップです
期間限定作品」の作品群が秀逸だ(トップ画面をずーっと下にスクロールして)
「パンズ・ラビリンス」があるよー←これ好き嫌いはっきり別れると思うけど。
まだ観てない作品もいくつかある 
あぁ、この映画館がある地元に住みたい。
HPを覗いただけで映画をこよなく愛する方が運営していることが分かる。



東京の”キネカ大森”でも今「忍びの国」は上映される。
こちらの映画館は見逃した作品を少し遅れて上映してくれるので有り難い。
確かな選択眼で選ばれた秀作を上映してくれる映画館で時々寄っている。

上記のコアな映画館で上映されるという事実からも分かるように、
「忍びの国」は映画館のみならず各地の公民館やホールなどでも上映されれば
高い確率で「いい映画だった」と観た方が満足すると思うのだけど。
殊に年配の方は作品の入り口で戸惑う方が多いかもしれないが、先入観は
眺める”景色”を狭めたり曇らせたりする要因となりますゾ。
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G・W中の候補作

2018年04月28日 | 映画
今年のゴールデンウィークは最長9日と長い。
観たい映画の候補作は詰まっているけど、混雑はやむなしか

チェックした作品がいくつかある。
感想は観た後で期待どおりだった作品のみ後日UPすることに。

「ザ・スクエア」
スウェーデンの作品。北欧系の作品は相性が良い


「君の名前で僕を呼んで」
これ前評判いいんですが・・・期待してみます。


「さよなら、僕のマンハッタン」


「オー・ルーシー!」
これ過去に桃井かおりが主演していて、今回寺島しのぶでの起用だそうです。
寺島しのぶの演技は惹かれます。この作品はどうかな・・・・。



旧作はレンタルにて
「ママンの秘密」「ネットワーク」「パーソナル・ショッパー」他
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子どもの為に、か・・・

2018年04月28日 | 喜怒☆楽
「あなたには帰る家がある」金曜TBS22:00~
出演:中谷美紀・玉木宏・木村多江・ユースケ・サンタマリア

これは予告の出演者の”絵面”で期待した作品だったが、1話で少しがっかりする箇所があり
2話はパスしていた。
しかし、やっぱり中谷さんが気になりチャンネルを合わせてみたら、
主要な出演者皆さん各役どころで魅力を発していた。

中谷・玉木夫婦と木村・ユースケ夫婦が居て、玉木と木村が不倫をしているという設定。
不倫ものだが湿った作りじゃないところが好感。
初回、木村多江が浮気相手として画面上地味すぎると感じていた。
ところがここにきて木村多江ならばこその底力を出し始めたんである
この人を抜擢した理由が納得できた(大満足)
じわりとくる怖さがある。穏やかで柔らかくて・・・だが微妙にずれているところが
危ない方向に向かっていきそうな予感。
その夫に露骨に不気味さ満載のユースケ・サンタマリア。この夫妻のこれまでの来歴を想像すると
次回が期待できる。

中谷さんは安定の上手さですカラっと我慢強く賢く向かっていく姿勢が好き。
夫の浮気を知るわけだが、同じ経験をもち離婚している母に相談する(この母=丘みつ子がまたいいんだなぁ)
「浮気なんかする父親でも一緒に暮らしたかったよ」と子ども時代を回想する中谷。
10年、我慢し続けたんだけどね」と母。
この母子の会話の雰囲気が気持ちよくさっぱりして景色が明快である。

子どもの為に、と離婚をとどまる妻は少なくない。
でもね、どんなに隠しても不穏な両親の空気は子どもは敏感に反応する。察知できる。
だから別居というのも子どもには相当辛いこと。
相手に(男でも女でも)子どもが居たら、浮気相手が諦めることですな。
子どもを泣かしちゃダメ!あなたが泣くしかない。



付記:
中谷美紀さんの過去作で好きなのは「嫌われ松子の一生」2006
他キャストは香川照之・伊勢谷友介・市川実日子・瑛太
ドタバタと数奇な運命を辿る松子の一生を独特の味わいある高速の画面展開で
魅せる
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ソン・ガンホの新作

2018年04月25日 | 映画
「タクシー運転手」韓国/公開中
監督:チャン・フン  出演:ソン・ガンホ ユ・ヘジン他



ソン・ガンホは外せない俳優である
大韓民国・光州市で戒厳軍と学生デモの激しい衝突が起きていた(1980年)
韓国内の報道では虚実の内容が(真逆)流されていて光州市民以外はその実態を知らされていない。
外国人記者はその実態を世界に訴えるため光州に向かう。案内役としてソウル市内のタクシー運転手と共に。
タクシー運転手(ソン・ガンホ)は報酬料金に目が眩んでスルっと本人と入れ替わったお調子者。辿り着いた先に
何が起きているかを知らずに巻き込まれていく。
そこに展開されていた光景はあまりに無残で理不尽だった。何故?同国民の軍が学生・市民に向かって暴力の
限りを尽くすのか。その描写は目を覆いたくなるほど酷で、軍政への怒りが込み上げてくる。
だが、その後”映画(作品)”に仕上げてくる。追撃の見せ場が実に上手いと感じる。
どきどきと悔しい涙が同時にくる。やりきれなく苦しい内容なのだが、
そこはソン・ガンホ・・・可笑しみも柔らかさも練達の上手さで差し出してくれる。
これ、ジャンルがアクションドラマとして紹介されてます


光州事件(1980/5/18~5/27)
大韓民国・光州市にて当時の大統領(全斗かん)のクーデターと金大中の逮捕に抗議する学生デモに対し
戒厳軍(当時)の目に余る暴行に市民が参加。悲惨な結果を招いた事件(死者154人、負傷者約3000人)
「光州事件5・18」2007年作品に詳細が描かれている。←は生涯忘れられない作品である。


付記:
「大統領の理髪師」2005年

この作品も当時(1962~1979)の朴大統領(パク・チョンヒ)の理髪師として日常風景の一コマとして
大統領の調髪をしながらの触れ合いの中で政権への関わりに触れている。
ソン・ガンホのどこか天然っぽいだけど深みのある独特なキャクターが存分に活きた秀作です



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