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「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」

2018年07月08日 | SF映画

スター・ウォーズのハン・ソロの若かりし時代を描いたスピンオフ作品です。
乗り物全般の操作技術に天才的な才能を持つハン・ソロは、
犯罪組織に支配された星から恋人を連れて脱出しようとしていた。
しかし…というあらすじ。
経験と実績のある熟練のロン・ハワード監督なので、
ものすごく安定感のある娯楽作品に仕上がってます。
シリーズを見てなくても分かるし、旧シリーズファンには嬉しい設定になっているし。

魅力的で、悪ぶってはいるが善良な若者と、
人当たりはいいが誰も信じてはいない男との出会い、
これから長い年月を共にする運命の相棒と船との出会い。
そのあたりがメインです。

ラストばれ(EP7ばれ)

チューイとの出会い、不思議と「知ってる…」という懐かしい気持ちすらしました。
シャワーを浴びているハンのところにチューイが乱入してきて
2人でシャワーを浴びるというお色気シーンもあります(どういう意図で入れたのか…)。
チューイと打ち解けていく過程はとても丁寧で、
ふふふ…って思ったんですが、
新シリーズで彼らに起きた事をハッ!と思い出して、
「地獄かよ……」と思いました。
チューイが一体なにしたっていうの…。
マーベルのアベンジャーズシリーズもいまたぶん一番つらい段階ですけど、
でもあれはまだ出口が見えているつらさで、
チューイの地獄はもう決定してしまっているので覆らない。

ポール・ベタニー氏、ウディ・ハレルソン氏共にいい演技でした。
ウディ・ハレルソン氏は特にああいうグレーの立ち位置の人物が合いますね。
あと現代風カスタマイズだなと思ったのが、
恋人のキーラ。これまでの活劇映画だったら高確率で彼女は死んでたと思うんですが、
滅茶苦茶強くて(ラスボスより)頭も切れて、才覚もあって、
なんだか彼氏のハン・ソロよりも上に行けそうなラストになってたのは良かった。
(まあ彼女にとってそれが幸福かどうかは微妙な表現でしたけど)

なぜか本国での興行成績が振るわず、
前作で離れたファンが多い、シリーズ製作本数が多すぎる、等
原因が考察されていました。




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