映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「ただ悪より救いたまえ」

2022年01月03日 | 暴力orハードボイルド系

殺しを請け負って生きてきた男は日本のヤクザの組長暗殺を最後に引退しようとするが
むかしに事情あって別れた女が自分の子を産んでおり、
母子共に犯罪に巻き込まれたと知り単身タイに飛ぶが
殺したヤクザの跡目を襲名した男が自分を殺すために追跡してきて…というあらすじ。

暴力を見るための映画なので、倫理ゼロ世界&痛さに耐性のない人は無理です。
何らかのプロフェッショナルである男が、攫われた娘を助けるために
反社会的組織と真っ向勝負するのって、全世界男子の夢のストーリーで、
女児におけるプリンセスものと同じだなーと思う。

「レイジング・ファイア」と連続して見たんですけど、
この映画の暴力(韓国映画の暴力)は、なんというか拒絶の暴力だなと感じました。

内容ばれ

ケーブルカッター拷問、いいですね…。
でも耳は、あまり痛みを感じないと聞いたことがあります。
指に比べると、ですけど。

復讐者でサディストのレイですけど、
部下を使わず、自分が先頭に立って突っ込んでいくスタイルは潔いが
組長向きではないな。

香港からタイに旅行中の娘が臓器密売組織に拉致られて
警官の父親が単身救出に向かう「SPL 狼たちの処刑台」
(出演:ルイス・クー、トニー・ジャー)という映画もありましたが
タイの臓器密売組織、旅行者も、ご家庭のお子さんも攫うくらい活動が活発なのか…?
本当ならそんな世紀末ランドにはとても観光になど行けないし、
事実無根ならタイ政府はちょっと抗議していいよ?

その辺を歩いている犬や猫が映ってにっこりした。
そうそう、タイの犬猫みんなシュッとしてるんだよな。

ふと思ったが、ハリウッドのポリコレ遵守映画が気に入らない人は、
今後はアジアンノワールを見ればいいのではないか。



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