映画の豆

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「ヘルボーイ」

2019年10月02日 | バトル映画

2004年、2008年、デル・トロ監督によって映画化された
「ヘルボーイ」のリブートです。監督はニール・マーシャル。

MCU初期のような、無茶だけどパワーのある感じ。
でも洗練はされてない。血液びしゃびしゃ祭。
地獄から蘇る怪物たちの造形がかなり良いので、そういうのがお好きな方むき。
途中、何の話か分からなくて、前の映画の続き?となっても、
あとで説明があるので大丈夫。前の2作から続いている部分はないです。
(最後まで謎の人がいますが、原作ねたです。前の映画には出ていません)

超常現象調査防衛局に所属するヘルボーイは
真っ赤な肌に角を持つ異形の姿をしていた。
育ての親のブルッテンホルム教授の指示で
魔界の生物を狩る日々だった。
ある日、協力関係にある英国の秘密結社オシリス・クラブから
巨人狩りへの参加を求められ…というあらすじ。
英国が舞台です。

エンドロール途中と、最後に映像があります。

ニール・マーシャル監督はホラー映画「ディセント」で注目を浴び、
メジャーデビューを賭けた次の作品「ドゥームズデイ」で
人肉ステーキとかやらかして
「ちょ…力と名声が欲しくはないのか…」と私などは思いましたが、
「センチュリオン」のあとはしばらくドラマを撮っておられたようです。
苦痛と、異形と、女同士の確執とキャットファイト、戦う女がお好き(たぶん)。
ジェームズ・ワン監督のように多数の好む要素と、
自分の趣味をうまく混ぜられなかった(または、あえて混ぜなかった)。

内容ばれ

エイブ出た!(エンドロールの手)続編があれば登場しそうだけど、
どうだろう…いまのところ評判はあまり良くない。
一般受けしない作風なんだよなあ…。
死んだ人と話すシーン、もっと神秘的で感動的な画にできると思うんだけど、
ゲロ&肉塊なんだもんなあ(びっくりした)。私はああいう感性好きです…。

オシリス・クラブがほぼキングスマンでわくわくしました。
しかも使命を果たすまでは不老不死という設定付き。
でも身体が老いずに特権階級だけで長年固まってたら、
そりゃあ、ああなりますよね…。

対巨人戦、でたらめでよかった。
でも女王との戦いは、巨木のところで決着つくのかと思ったら
一旦撤退で、あそこは間延びした気がする。

魔界の怪獣たちはどれもよかった。
人間トーテムポールみたいなやつや、手が陰毛みたいになってるやつ、
足が串みたいなやつ。
あとバーバヤーガは、パフォーマーが根性で演じているのか、
CGなのかどっちだろう…。
あそこの食卓はデル・トロ監督のペイルマンの食卓のオマージュだろうな。

ダイミョウの鳴き声が「ミ"ャ"ー」なのかわいい。
ブラックパンサー陛下といい、
ネコ科の猛獣モチーフさんは全員一度はネコねたでいじられる運命。
でも「俺は犬派だ」とのこと。



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