さとうけいいち監督による、十二宮編のリメイクです。
3DCGアニメーション。FFのムービーシーンみたいな感じの。
お話は登場人物集合して、すぐにサンクチュアリに向かって、12宮突破という
超タイトなスケジュールです。
黄金聖闘士のみなさんは全員イケメンになってホスト集団のようでした。
ムウ様とか、メガネキャラになっとった!(笑)
あと辰巳がシュッとしたナイスミドルになったりとか、
みんな光政の子じゃなかったりとか、
あ、あとミロ様が女性になってたのはちょっと残念でした…。
ミロカミュの友情話が結構好きだったんですよ。
注目すべきは巨蟹宮の演出です。ミュージカルになってた!
デスマスクの平田さんもすごい気合の入った演技でしたし、
巨蟹宮のところだけでも見るべきです。スタッフに蟹座がいるのか…。
そのかわり、ちょっと残念なことになったのは魚座と天秤座…。
全体的に上手にまとめてあって、聖衣も金属っぽくて格好良かったんですが
ただ1つ残念なのが沙織お嬢様が、
まったく普通のホイミ系けなげに頑張る守られヒロインになっていたところ。
聖闘士星矢のすごいところって、いくつかあると思うんですが、
30年前の漫画であるにもかかわらず、
ヒロインが少女時代に、少年に馬になるよう命じて真顔で乗馬ごっこするという
エピソードが入るところは確実にこの漫画のキモだと思うんですよ…。
別にあとでギャフンと言わされたりすることもなく、
帝王な性格のまま成長あそばし、守りたいヒロインというより、
支配者のヒロインであり続けた沙織お嬢様…。時代を先取りすぎてた…。
原作を再読したくなりました。
音楽、タイバニっぽい!と思ったら池頼広さん。
というかこのかた、相棒の音楽も1からずっと担当してらっしゃるのですね。
しらなかった。