映画の豆

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「ローン・レンジャー」

2013年08月08日 | アクション映画

ディズニーでブラッカイマーでジョニデの、
パイレーツっぽい企画をもう一丁立ち上げてみましたという映画。
過去にあったシリーズのリメイクです。
(「ハイヨー!シルバー!」というセリフは、うっすらご存知の方も多いと思います)
いまのところ興行的に苦戦しているようですが、
パイレーツシリーズよりは話が整っていて、
そしてたぶん戦略的にややブロマンスが重視されているので、
腐女子の夏休みの娯楽としておすすめです。
(1箇所だけ、直接は映りませんがカニバ表現があるのでご注意ください)
後半30分の、お金がジャブジャブとかかっている
乗馬アクションと機関車アクションがすごくて、
スクリーンで見ないともったいないです。

あとこの作品のシルバーはスーパー馬様なので、
活躍する馬が好きな人にもおすすめ。

それからこの作品、「グリーン・ホーネット」と原作者が同じで、
なんとローンレンジャーのジョン・リードと
デイリーセンチネル社長のブリット・リードは
親族という設定らしいのですね。
言われてみればどちらも覆面をしているし、異国人とのバディものだし、
作者の主人と従者萌えが色濃く出ていて納得です。
(ションディー=キモサベと、相手のことを特別な愛称で呼ぶのも共通)
「グリーン・ホーネット」も「ローンレンジャー」も
リメイク版では白人の主人がへたれ化し、従者の方が偉そうですが。
それはまあ時流を考えると当然の改変でしょう。

関係ないですがローン・レンジャー役のアーミー・ハマーは
共演者泣かせの身長196センチ。
(ジョニデが華奢な女子サイズに見えます)
砂漠の中の泉のようなキラキラした瞳、
しかも映画製作会社アーマンド・ハマー・プロダクションズ他数社を所有する大富豪のお坊ちゃん。
漫画みたいなひとですね。

内容ばれ

もっとアホな話かと思ったら、2重の復讐の話で結構シリアスでした。
少年の頃の鳥とトント、姿が得も言われず綺麗で絵になってたな…。

老トントの話を聞く子役のメイソン・クック君、
あまりにも目が大きいので「この子は…CG…?」と思ったけど
実在しました。大人になったらどんな顔になるのか。
それから予告では峰不二子的活躍をしそうだったヘレナ・ボナム・カーターは
あまり出番はありませんでした。
登場シーン総カットされても問題ない感じの…。

トントの妄念をジョン・リードは否定し、
トントも最終的にはそれを認めましたが、
でもジョンは本当にスピリット・ウォーカーで
その魂は死なずブリットに転生し、
トントもカトーになって再び出会ったのかもしれないなーと
勝手にロマンを捏造しました…。
ちなみにジョンの甥っ子の名前はダニー・リードで
ブリットのおとんはジェームズ・リード。このあたりが親子なのかな…?

音楽がジマーだって全然気付かなかったけど、
終盤のウィリアムテル序曲が最高でした!
あれが鳴り始めてからが本番だと思う。あの盛り上がりはすごかった。
列車の中を馬が駆けたりするのって格好いいですよね!



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