昨日の続きです。
無料ブログは、アクセス数を増やしてできるだけ多くの人々に読んでほしいという意図や目的が第一義的であるならば、積極的に利用すべきです。特にこのgooブログやso-netブログ、Livedoorブログに投稿するのは、抜きん出てアクセス確保に効果的でお奨めです。運営会社の方では広告収入が最大の目的のブログですから、積極的にアクセス数確保に全力を尽くすわけです。これに対して、有料サーバーの場合は、そんな面倒は見てくれません。自力でアクセス数確保のためのブログ村とかフォーラムに加盟することになろうかと思います。当然、多くの場合は、アクセス数を短期間に飛躍的に伸ばすことは、無料ブログ並には出来ないでしょう。ですから、もっとはっきり言えば、個人のWEBサイト運営では、無料ブログを利用した方が労せずして多数のアクセス数確保が可能であり、これが励みになるので、おそらくこれに味をしめてより広範な多くの人々がブログ趣味に没頭することでしょう。(笑)
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反対に欠点ですが、そういう無料ブログの利点を最大限に生かしてアクセス数が増えたとしても、やはり総論としては、おおやけのWEBサイトには無料ブログのように時系列で記事が下へ長く長く続いていくような、トイレットペーパー形式のWEBサイトは、閲覧する側に立ってみれば、過去の記事がなかなか出てこないので、かなり不便なものです。また、一般的に無料ブログはファイルサイズの制限がきつくてせいぜい3MB未満でしょうからファイルの圧縮が必要です。また、jpegやgif、pingなどの画像しか受け付けないこともあります。そうすると、こういう圧縮や変換作業には専門のソフトウェアが必要です。それに、回線の混雑も起こりやすいですから、その場合はPCの性能にもよりますが、能力の低いPCだと最悪アップロードやダウンロード時にフリーズすることがあります。結果、アクセスしにくいWEBサイトだというレッテルを貼られて敬遠されかねません。おおやけのWEBサイトに望まれるサーバーは、そういう難点のある無料サーバーではなくて、容量が大きくてどんな種類のファイルも自由に快適に転送出来て、しかも無宣伝の最新版の有料サーバーだと思うのであります。
ですから、無料サーバーでもって、無償ボランティアの方がWEBサイトを運営するようなことでは、実際は担当者が大変だと思うのです。たとえば、先ほど言ったように、Wordの文書ファイル容量の制限をクリアするためには文書保存時の自動圧縮が必要ですが、そういう機能はマイクロソフトOfficeの最新版を購入しないとできませんから、そのために無償ボランティアが高額の個人負担を背負うことになるかも知れないのです。具体に言うと、word2003しかもっていないボランティアの人が、某団体の事務局から容量1MBのword2010文書を受け取って、それを読み込んで再度編集しなおしてリッチテキスト形式で保存すると10MB程度に膨れ上がる場合があります。旧版のword2003では、そのままDOC形式で保存するとレイアウトが崩れるのでそれしか保存方法がないのですから仕方がありません。しかし、こんなに巨大なサイズでは、このあとどのように圧縮・変換しても無料サーバーにアップロード出来るサイズまで縮小できないので、結局、自動文書圧縮機能を装備したマイクロソフトOFFICE最新版を購入して、例えばword文書を1MB以内に圧縮保存して、それをPDF変換して、さらに別のソフトでJPEG変換する必要があるのです。そうしてやっと無料サーバーに転送できるサイズに収まるのです。変な話ですが、サーバー代金をケチッて無料サーバーを採用してしまうと、本来買わなくてもいいOfficeなどの高額商品を買わされるような羽目に陥るかもしれないのです。
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でもこういう人がいるでしょう。
最新版のサーバー環境を装備した容量無制限の素晴らしい無料サーバーが結構存在するんだ・・・と。
こういうものは海外の無料サーバーに多く見受けられるのですが、目的は、どうやらそのほとんどが新しい有料サーバー会社立ち上げのための動作確認用の試験運転やシステム開発のための調査研究用の当座の用途であって、2~3ヶ月から1年以内に消滅する場合が多いようです。サーバー会社名もHosting societyなどと銘打って、そういうことを予感させる名前です。消滅してからしばらくすると、そのURLは、新しく設立したIT関連会社のURLになっている場合が多いです。
日本でも、そういう豪華版の無料サーバーは存在しますが、いつまでもその質の高いサービスを維持している無料サーバーは少ないです。A社の場合は、一定の期間が過ぎれば当初はMYSQLデータベースが装備されていたのに仕様を変更して無しになったり、B社では、機能・性能は以前と変わりませんが、当初宣伝がテキスト文字だけで目立たなかったものがある日突然大きく目立つものになったり、C社では、スパマーの被害が解決するまでは・・・といってもう2年以上も新規登録を中止してアクセス速度も低下してきたりしています。無料だから仕方がないのですが、設立当初ははすばらしい性能の無料サーバーに見えていても、時間がたつとやがてこういう中途半端で使いにくいサーバーに変身してしまう例がほとんどです。ですから、こういうものを個人のサーバー運営の学習用や練習用に使うのはいいとしても、おおやけのWEBサイト用に使うのは不適当です。
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結論として、公共の利益のために多くの住民の皆さんに閲覧して戴こうとすれば、税金からの支出ですので贅沢はいけませんが、必要最低限度の品質をクリアする程度のサーバーを確保するように予算計上を怠らないようにすべきだと思うのです。