趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

無料サーバーは公的なHPにはお奨めしない

2014-09-20 01:04:26 | サーバー

 公的なHPの用途で無料サーバーを使うのはお奨めしないです。なぜならば、突然の廃止や停止があるからです。たとえば、A社のブログは今年6月30日に廃止になりました。B社のwordpressもいつか忘れましたが、昨年中に廃止になりました。C社のブログも今年5月ごろ廃止でした。新規登録が中止であるのは、D社,E社、F社、G社、そして、回線が不安定で繋がらないわけではないが、wordpressなどのデータベースを使うブログの読み込みにかなり時間がかかるのが海外ではH社、I社、J社、K社、L社、国内ではM社です。1ヶ月に1度もアクセスしなかったとか月間トラフィック量が規定量を越えたとかいう規約違反の通知がメールで送付されて一時停止処分を受けたのが、O社、P社、Q社、R社、接続契約そのものを連絡や予告なしに、なぜか理由がよく分からないのですが、一方的に破棄されたのがS社、T社、U社です。もっとも悲惨なのが、サイトごと突然消滅してしまったものが、V社、W社,X社、Y社です。こうみてくると、全部で25社に不具合が出ています。

 反対に、まともに稼動しているのが、このgooブログ、Googleのブロガー、wordpress.com、@pages、so-netブログ、ウェブリブログ、yahooブログ、シーサーブログ、LIVRDOORブログ、エキサイトブログ、忍者ブログ、ジオシティーズ、WEBCROW、FC2ブログ、XREA、Xdomainサーバーなどです。合計16社です。

上記のように、データとしては、私の過去4年間の個人的な経験の範囲でしかないのでデータ量が少なすぎて申し訳ないのですが、無料サーバーが実用に耐えると考えられるものは、上記の数字から導き出すと、おそらく全体の40%未満ではないでしょうか?この私の経験から推測される数字を妥当と見るか、そうでないと見るか、或いは多いと見るか少ないと見るかは読者諸賢のご判断にお任せするとしましょう。世界的な規模で膨大なデータを収集して分析しているわけではなくて、個人的な狭い範囲の任意のサンプリング抽出を行っているので、信憑性が限りなく低いといわれればそれまでですので、何も断言するものでは決してありません。いうまでもなく、これは、個人的なブログ記事なので、その点は限界なので、何かの参考の100分の1にでもなれば幸いです。

 ただし、無料サーバーにはかなり満足するものが存在していて、PCはもちろんタブレットやスマホ、ガラケーなどすべての端末に対応していて、多くの人々に是非奨めたいほど抜きん出て優秀なものは、少数だけれどもあることはある・・・ということだけは言えるでしょう。その反対に、PCではまともに正しく見やすく表示されていても、タブレット対応になっていない場合は、拡大すると宣伝のロゴも一緒に大きくなって、最悪画面の半分以上を覆ってしまい、とても使い物にならない場合もあります。何やかや、そういう諸々の条件を勘案すると、すべての端末でまともに使えてお奨めできる無料サーバーは、これまた勝手な粗い推定ですが、全体の20%未満・・・ということになりそうです。(この際20%という数字自体には、先ほども言ったように世界的な規模でスパコンで分析した結果ではないので、それほど意味がありません。)

  ともかく、20%もあるということならば、個人的なwebサイトには、その優秀な無料サーバーを経費節減の意味でぜひとも積極的に活用しない手はない・・・というように考えますが、・・・・しかし、おおやけのWEBページ用で実用に耐えられるのかどうか?となると、事情は一変します。

  言うまでも無く、無料サーバーは、スーパーマーケットの試食品、試供品の類であって、食べてみておいしければ、或いは使ってみてよければ料金を払って買ってくださいというものです。ですから、その場で食べるもので、賞味期限はその日限りですし、サーバーはいつ消滅されるかまったく予測が付かないものなのです。また、データーが全部消失しても、一言も文句がいえないものです。いわば完全にユーザーが無権利の状況に追い込まれたサーバーですから、たとえば某団体の広報担当の無償ボランティアA氏がこの無料サーバーを運営して何か被害が出た場合でも、運営会社は一切の責任を回避できますから、A氏個人の自己責任にされて仕舞うのです。つまり、A氏は、厚意で無償ボランティアでWEBページを運営しているのに、苦情処理を一手に引き受けて背負わなければならない苦境に立たされることがあり得るわけです。万一、こういう事態になってしまうと、これは、まったく理不尽で割に合わない仕事です。

 たとえば、自分の無料サイトがスパマーやハッカーの標的になっったり、踏み台にされたりした結果、月間トラフィックが規定以上に増加してサーバー運営会社に迷惑を掛けたとします。その場合は、無料ユーザーがサーバー管理を怠ったということで規約違反となりますから、強制的に登録解除される場合があります。本当はハッカーが悪いのにずいぶん理不尽な話に聞こえますが、実は、そういうような責任が無料ユーザーにはあるということを忘れてはなりません。 つまり、たとえばWordpressのコメントやトラックバックがスパマーに狙われないように、wordpress本体はもちろんのことプラグインも常に既に自己責任で最新版にアップデートしておかなければならないのですが、悲しいかな無料サーバーの場合はPHPのバージョンが古いサーバー環境の場合が往々にしてありますので、アップデートが不可能に近い状態なのです。ひどい話ですが、無料版はそれなりの低品質のサーバー環境でしかない場合が多いようです。まったく不可能ということはないでしょうが、古いバージョンの場合は、古いプラグインが必要なのです。現在はこの古いプラグインの入手が不可能に近いほど入手困難だったり、かなり過去の専門的な知識がネット上で得られなかったりして、今となってはかなり無理っぽい話なのです。

 幸いにして、その古いプラグインが手に入ったとしても、それに自分で改良の手を加えない限り、最近のスパマー対策が不十分になるのです。まあ、今のところは、わたしも、そういったスパマーには悩まされ続けておりますが、打つ手なしです。

有料版の場合は、Wordpressの最新版へのアップデートの通知が届いた場合は、いつでもだれでも簡単にアップデート出来る環境ですので、そういった問題はクリア出来るのです。

 

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