最近、いろんな通信関連会社のWIMAX2+の商品が、固定回線と変わらず使い放題で高速で安定しており、しかも端末料金0円とか1円で契約できるというような魅力的な宣伝が数多くネット上に掲載されています。また、SIMフリーのカードも音声+データ通信で大容量のものが格安で続々と発売されています。それらの記事を読むと、なるほどそうだ、まったくその通りだと思います。速度面から云えば、従来の3G回線やWIMAXからLTEや220MB/sの高速回線に移行していますから、使い放題のコースは固定回線代わりに動画の再生やアップロード、重たいゲームの処理も快適に行えますし、モバイル回線用としてもあらゆる場所や場面でフル活用ができますから、コスパも優れていて使い勝手も抜群です。
さて、前置きはWIMAX2+を含めたMVMOの利点からはじめましたが、MVMOの欠点はスマホやタブレットの端末代金を別途一括購入しなければならないということです。月賦払いに応じるケースもありますが、そうすると、殆どの場合は値引きやキャッシュバックが無く、何のメリットもないのが現状です。ですから、1万円~3万円程度の格安乃至は型落ちの端末、或いは中古品でも我慢するのであるならば、コスパは抜群ですが、最新型のiphone6とかExperiaZ3、Zephone2などを購入するのであるならば、はなから初期費用が5.5万~8万円となりますので、非常に負担が重いです。、
したがって、MVNOがキャリアのスマホよりも優れた選択であるのかどうかについては、判断の分かれるところであります。
キャリアの有利な点では、たとえば、昨日、某キャリアのパンフレットを販売店で見ましたが、それによると、某キャリアのスマホと同系列の固定回線は1GBの超高速で4140円、工事費0円でセット割引が4人家族の例でいえば、2年間で最大19万円も節約できるというような衝撃的な記事が載っていました。コースにもよりますが、これでいくと最小でも10万円程度は節約できます。ですからこのセット販売は、1月から受け付けていますが、現在、申し込みが殺到していて開通が大幅に遅れているほどの人気だとの報道があります。
キャリアのiphon6は、2年縛りで契約すれば2年後には無料で手に入りますし、2年間で156000円の通信費用は機種代金込みですから、8万円を差し差し引くと、通信料金は7万6千円になって、これを24回で割ると月額3167円です。こういうように仕分けて通信料金を計算すれば、一般に云われているほどにキャリアの料金が高いわけでもないわけですので、これを選択するのも有りだと思われます。
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最後に、MVNOの長所を最大限活かそうとすれば、やはり、通信費の節減と高速回線を確保するという条件というか方針を徹底して、以下のような組み合わせを選択するのが妥当だと考えられます。
①外出中には格安スマホ(価格3万円以内のものに格安のSMS附きSIM(3GB)月額1500円を挿す)を持ち出して、家ではタブレットおよびPCとWIMAX2+(税込みで4800円)のセットで使う。
②テレビはアンテナを自前で立てるか集合住宅の共用アンテナの配線を使う。
③固定電話は契約しないでタブレットで050PLUSのIP電話を契約するとともに、スマホでも別番号の050PLUSを契約する。これは基本料金が324円で通話料金も非常に安いです。このように徹底的に節約志向で行くのが正解だと思います。これで合計月額7000円程度に収まります。
こうした状態で、LINEとよく似たSNSのViberという楽天電話をタブレットとスマホの両方に入れておけば、家族同士で無料通話ができますし、固定電話にも無料で通話できますから、携帯電話宛のみ料金が発生します。