趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

格安MVNOで出来ることできないこと

2015-02-05 17:25:34 | サーバー

 私の格安スマホのプロバイダーは、ドコモのMVNOです。説明書にはプライベートアドレスであると書いてあり、自宅サーバーやウィニー等のファイル共有サイト、対戦ゲームは不可だそうです。でも、自分はそういったマニアックなことはしません。ごく普通の使い方では全く不便さを感じません。むしろ、低速ですが、いつでもどこでも自由にインターネットが出来ることが魅力です。そりゃあ、Youtubeなどの動画を視聴するのは無理ですが、それ以外のことならば、パズルゲームやカーナビ、IP電話など大抵のことは出来ます。

 出来ないことは、LINE等で無料電話をかけることです。LINEの有料電話ならば音声回線を使うのでクリアな音質で快適に通話できるそうですが、これは全然別な話です。格安スマホ(Android)の低速回線(128Kb/s)では、一般にLINE、Skype、Viper等の無料IP電話では、通話はほぼ無理なことであると感じました。家の近所から自宅のipadのLINE(WIFI)に受信させる実験を何度かやりましたが、これは、LINEの仕様がプッシュ回線に対応していないことと、低速回線では輻輳が生じて駄目であることが複合して無理なのは明らかでした。ipadを現に起動してスタンバイしている状態であれば、電話を何とか受けられましたが、そうでない場合は無理です。これは、今朝、10回程度実験して成功したのが1回だけであったことから、ほぼ間違いないと考えられます。

 また、友人とのやりとりで、ここ1ヶ月のあいだに20回ぐらいLINE電話をお互いにかけていましたが、ほとんど失敗で、一度だけ受けられましたが、声が割れて途切れがちで、非常に聞きづらいものでした。自分がAndroidの中華タブレットで先方さんがipadミニの通話でした。いずれもWIFIです。

 格安スマホや格安Androidタブレッでは、無料IP電話の通話機能は私の所有する機器だけ、自分の経験上に限って云えば、残念ながらほぼ不可能です。ネット上の論評では、それが可能だという前提でIP電話の機能の比較検討をされている記事をよく見かけますが、あれは、あくまでも有料通話をする場合に、月当たりの基本料金や1分毎の通話料金、音質、留守電の有無、受信の可否等からコスパが良いのかどうかという観点から書かれています。しかし、無料通話の比較検討の記事は、ほとんどネット上では見かけません。

 それも、そのはずです。そもそも、「比較検討」記事というのは、有料版の商品を購入してほしいから費用対効果という点で自社の商品を売り込むためにネット上に掲載するのですから、はなから利潤を生み出さない無料版自体に対して使う言葉では無いでしょうから記事にもならないのでしょう。

 というわけで、LINE等の無料電話が完全動作する条件というのは、私が書かないと誰も書きそうにないので書きますが、大体次のようなことであろうと推測されます。曰く、3大キャリアのスマホ間の通話、あるいは、WIFI版のipad間の通話、YモバイルやUQモバイルなどのソフトバンク、auの子会社のスマホ間の通話、およびこれに類した組み合わせの場合に最大限に無料通話が快適動作する・・・ということです。

 これらの通信環境を満たさない場合は、つまり、格安スマホ等においては、自分が明瞭に聞き取れたとしても、相手は雑音が出たり、声が小さくて聞き取りにくかったり、途切れたりしている場合が往々にしてありますので、自分はゆっくりと区切って相手が聞き取りやすく話さなければなりません。これでも聞き取れない場合がありますので、もう、はっきり云うと、使えないということになろうかと思います。

 まあ、そういうわけで、格安スマホの低速回線を契約している自分としては、通話はもっぱら050Plusを使い、チャットはLINEを使っています。こういう格安の通信環境では、無料版LINEやViber、Skypeは音質が悪いので殆ど通話用には適しないということを経験上十分に理解しております。いくら無料のメリットがあるといっても、それは自分だけの都合であり、先方さんが聞き取りにくいので印象が良くないのです。やはり、無料通話を活用できるし必要性もあるとすれば、それは、ほぼ3大キャリアを契約している場合に限られるでしょう。しかも、その場合でも、通話し放題とか先月分の無料通話分がかなり残っている場合は、わざわざ使う必要もないでしょう。

 

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