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Canon IP2700は重宝なプリンタ

2013-09-02 20:19:01 | 機器について

 このプリンタは、ヘッド一体型のインクタンクを採用しており独立タンク式ではないためにインク交換に本体の格安な価格(4000円弱)よりも多額の負担がかかってしまいます。よって、一般的なネット上のレビューでは、ユーザーの使用頻度が低く、インク交換が少ない人にだけ、お値打ち感があるような機種だと紹介されております。つまり、ヘビーユーザーには向かない・・ということでしょうか。

  じゃあ、反対に同じCanon製のIP-3100やMP-500などの本体ヘッド付で独立インク式の製品をな場合は経済的なのでしょうか?私は現役時代に、インクの使用量がが半端ではないのでエコインクや詰め替えインクなども総動員してケチケチ作戦でフル回転しておりました。それで、当然、ヘッドが目詰まりしてしまってヘッドの交換を1回して使い続けていましたが、2回目のヘッド交換をしようとしたときにはcanonの方針でヘッド交換が既に有償になっていたので、これらのプリンタを廃棄しました。そういうわけで、大変経済的に1年半ほどは使えましたが、2年以上は持ちませんでした。すなわち、これらの機種でエコインクや詰め替えインクを使用していても、純正品を全く使わないで2~3ヶ月放置していると、たちまちしつこい目詰まりを起こしてお釈迦になりましたから、これがこれらの機種の限界だなと思うに至りました。

 これに比べると、IP2700やMP-4900はインクタンクが3色一体のヘッドつきでBC-311、黒顔料インクBC-310ヘッド付きを採用していますので、純正品はインク代だけで約6000円もかかります。これらについは、上記で述べたようにネット上のレビューでは、canonのプリンタ商法はインク販売の収益で本体の原価ギリギリか原価割れなのを補填しているのが明らかで高価過ぎる、よって、使用頻度の高いユーザーにとっては純正品のインク交換はお勧めしない・・・という論調でもって、家計応援のために対抗手段としてサンワサプライなどのサードパーティー製の自分で純正インクタンクにドリルで穴を開けてインクを充填する方法を紹介していました。これだ!これが正解だ! と思いました。・・・・なるほど、この意見は使用頻度の高い人にとっては非常に参考になるので正解です。

 つまり、プリンタヘッドが本体に付属している中級機~高級機は、エコインクや詰め替えインクを使って調子よく動作しているうちはいいのですが、繰り返しますが上記のように2~3ヶ月使わないで置くと、殆どの場合、目詰まりが酷くなって最悪、本体を廃棄せざるを得なくなるのに比して、これらの機種ではインク交換だけで解決しますから案外経済的であるわけです。つまり、ヘッド交換だけで済むのです。

  反対に、私のように使用頻度が少ない場合でもメリットがあるのです。つまり、年に1~2回、年賀状や暑中見舞いで100通ほどインクを節約モード(25%カット)で印刷すれば6000円で済みますから、印刷業者に1万円弱でフルカラーの年賀状印刷を依頼するよりも安くつくので、純正品のインクを購入したとしても決して高い買い物だとは思われないのです。

  また、普段は、50%のインク節約モードで使用すれば、計算上は2倍近く持ちますから、エコインク(4000円程度)を購入すれば相乗効果でかなり節約が期待できます。使用頻度の少ない場合の経費節減の方法は、基本的には、

 ①不必要な印刷はしない、②節約モードで印刷、③エコインク購入という3つの方法が妥当かと思っています。

  自分でインクを充填する方法の留意点は、インクにもよりますが、毎日印刷して目詰まりを起こさないような努力を怠らないように心掛けることです。この点に十分注意してエコインクや詰め替えインクを使用すれば、かなりお得になるはずです。

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結論・・・本機種は、使用頻度のさほど高くないユーザーでも費用頻度が高いユーザーでも、つまり万人に薦められる安価でお買い得な製品です。

追伸・・・長期間使わなくて最悪、印字ヘッドに目詰まりが生じるのか・・・と心配していましたが、純正品のインクの場合、半年間ぐらい印刷せずに放置していても経験上はそういうことが起こっておりませんので、大変重宝な機種だと思います。

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