塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スパイクの小売価格を考える

2012-11-23 23:09:22 | 日記
 1993年にNBAに入団し、その年の新人王に選出されたクリス・ウエバーは、同時期に引退を表明した
マイケル・ジョーダンの空虚さを吹き飛ばす存在として、俄然注目を集めました。

 ウエバーが契約先に選んだのは、母校ミシガン大学をサポートしていたナイキで、ナイキもウエバーの為に
すぐさま彼の名前入りシューズを発売します。

 彼の為に用意された

 「エア・マックスCW」

 は、フォア・フットにもビジフル・エアを搭載し、デザイン性の高さも手伝って大きな話題を呼びますが、当
のウエバー本人は納得していませんでした。

 彼はこの靴の小売価格が高すぎると考え、ナイキにもう少し安く販売できないかともちかけたのですが、それ
は出来ない相談でした。

 ナイキは既にプロモーションに多額の資金をつぎこんでおり

 「子供たちに沢山履いてほしい。
  そのために買いやすい価格で提供したい」

 というウエバーの希望にこたえることができない為でした。

 ちなみに日本では18000円で販売され、確かに親御さんが気軽に買ってやれる金額ではありませんでした。

 結果ウエバーはナイキと別れ、任意でコンバースとリーボックを履いた後にフィラと契約しますが、この事例は
サッカーにも当てはまります。

 これからクリスマスで、子供からスパイクを頼まれる親御さんも多いと思いますが、果たして現在の小売価格は
妥当なのでしょうか?

 スパイクは最近

 「ビッグセール」

 の目玉であることが多く、以前よりは買いやすい状態になっているとは思いますが。

 確かに契約選手の獲得は必須ですが、ブランドはその背景に多くの子供や学生がいることを忘れてはいけません。

 今は不況ですから、スパイクに5ケタの金額を費やすことに躊躇する方は多いと思いますし、難しい問題ではある
のですが。
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パルセイロ栗原、籾谷と契約せず

2012-11-23 11:42:43 | 日記
 長野パルセイロがDFの籾谷と契約を更新しない旨を発表しました。

 MFの栗原も同様で、最終節に両者が揃って途中出場を果たしたのは、監督の計らいの意味合いが大きかった
のですね。

 「長野のプリンス栗原」

 のチャントが消えるのは寂しいものです。

 僕は2006年ごろから南長野にでかけていますが、当時は今と異なりメインスタンドから見て左側がエルザ
のゴール裏応援席で、僕らも左ゲートから入場していました。

 その頃は今のようにタオルマフラーを振るのではなく、有志の方が用意してくださった

 「オレンジボード」

 を頭上に掲げ、オレンジでスタンドを埋める措置を取っていました。

 ボードは観戦後に回収するという仕組みです。

 昨年まではメインスタンドは気軽に座れることが多かったのですが、ここにきて随分手狭になったことは確かで
す。

 シートを広げて弁当を食べるゆとりはなくなり、ベンチシートも早々と埋まっているいま、遂に改修工事が始ま
ることはどこか灌漑深い反面

 「この光景もあとわずかなのか。」

 と寂しくなります。

 2006年はシャトルの運航も売店もなく、篠ノ井駅から行きも帰りも歩いていたことを考えると雲泥の差です。

 今パルセイロは確実に牧歌的な雰囲気を一掃して、プロの気概を持とうとしていますが、そこから人間が本来もつ
ぬくもりを忘れないで欲しい物です。
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シティ、グループ最下位でチャンピオンズ・リーグを去る

2012-11-23 01:06:38 | 日記
 シティがレアル・マドリード戦で3バックを用いた点を、エティハドに集まったファンは訝しげに思って
いたのでしょうか。

 僕はマンチーニが3バックを打ち出したことよりも

 「チャンピオンズ・リーグで上位に進出するには場数が必要で、シティにはそれが足りていないのでは?」

 という考えの方が強かったのですが。

 確かにPSGはグループリーグを突破しましたが、ドルトムント、アヤックスとレアルと戦う羽目になった
シティとは、いささか趣が違います。

 シティはグループ最下位の為、3位に与えられるユーロリーグの参加資格すらありません。

 この点がマンチーニに対してマイナスの査定となるのか、それともプレミアに集中できる良い機会と捉える
のかで、今後の戦い方が異なります。

 特にアグエロ、サパレタ、テヴェスというアルゼンチン代表の3人は、親善試合を含むワールドカップ予選
の為に、クラブを離れることが多くなります。

 どのリーグよりも日程がタイトなプレミアですから、チャンピオンズ・リーグから脱落したことが案外プラ
スに働くかもしれません。

 マンチーニが3バックを導入しているのは

 「現有戦力をより活用するため」

 の措置でしょうが、この大一番で用いた点はきっと多くの識者から批判を浴びるでしょう。

 特に両翼に優れた選手を置くレアルからすれば、3バック横のオープンスペースは願ってもいない場所であり、
シティの守備陣は対応に追われていました。

 マンチーニとしてはレアルとの大一番で

 「選手の経験値」

 を上昇させたかったのでしょうが、その目論見は外れてしまいました。

 ただシティがプレミア優勝の最右翼であることは間違いなく、その点でマンチーニの舵取りが今後も注目され
ます。
 
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