塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サンガ、3位に後退しベルマーレの歓喜が生まれる

2012-11-11 23:32:29 | 日記
 京セラの稲盛和夫名誉会長は、日本航空の経営再生の旗頭に指名されるなど、人望と経営手腕に多くの
敬意が払われています。

 一方、京セラと馴染みが深い京都サンガは、湘南ベルマーレに2位の座を譲る形となり、J1への自動
昇格はなりませんでした。

 「プレイオフ」

 という突発的な運営方針の変更がどう影響するかはわかりませんが、稲盛会長はビジネスとサッカーに
おける経営の違い、難しさを痛感していると思います。

 ドゥトラがアントラーズであれだけの活躍をしているのを見ると、残留の線は無かったのか不思議に見
えます。

 FW久保の代表招集など明るい話題もありましたが、やはり最大の目標である

 「J1昇格」

 を果たせなければ意味がありません。

 それは大木監督とう祖母井GMが一番今肌で感じている事柄でしょうが。

 サッカーには「外的結果」と「内的結果」があると僕は捉えています。

 後者がクラブが考える地域貢献、サッカースクールや学校訪問など、裾野を広げて市民に理解を求める
活動ならば、前者は当然リーグの順位になります。

 サンガは2003年に関西クラブ初のタイトルとなる天皇杯を手にし、FWの黒部は日本代表に招集さ
れるなど、結果が出た時期もありました。

 しかし、ここまでJ1とJ2を行き来するようであれば、すべての結果がが降格により相殺されている
印象があります。

 稲盛会長が独善的な人物には到底思えませんが、心の中ではサンガの結果にがっかりしているかもしれ
ません。

 京セラに限らず、胸スポンサーが戦績を気にするのは当然ですからね。
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気になるユナイテッドの強化方針

2012-11-11 01:35:01 | 日記
 ファーガソンが今夏、周囲から指摘されていたセントラル・ミッドフィルダーではなく、香川とファン・ペルシ
の獲得に固執したのも、前線に

 「違いを生み出せる選手」

 をどうしても置きたかったためでしょう。

 スコールズとギグスの常時出場が難しい今、前線で核となるのはルーニーただひとりです。

 しかし彼も故障の不安、そして随分減ったとは言え、カード累積の危険性があることに変わりはありません。

 両翼に優れた選手がいるユナイテッドですが、パスワークで相手を崩す際に香川のような敏捷性に優れた選手が
いれば、大きな武器になります。

 何よりファン・ペルシが前半でこれだけゴールを量産できるとは、ファーガソンも望外の喜びでしょう。

 ユナイテッドは前線の選手をトレードに出しながら、今冬以降、中盤と守備陣のテコ入れを図るはずです。

 しかしプレミアの競争力、資本力た他のリーグと比較してもずば抜けて高く、クリスマス休暇も無い為いかにユ
ナイテッドと言えども、有望株を獲得できるわけではありません。

 デ・ヘアでGKは決まりでしょうが、ファーディナントとヴィデッチの代役探しは、今後もユナイテッドのテー
マになるはずです。

 60億出して買ったベルバトフをあっさり見限り、ベンチスタートでも文句を言わずあれだけ走り続けたパク・
チソンを簡単に放出するなど、ファーガソンはクラブの強化の為なら躊躇しません。

 ですのでシティに譲った覇権を取り戻すため、2013年の冬からユナイテッドは新たな強化策に走ると僕は
勝手に予想しています。

 
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プレイメイカーを複数所有する有効性

2012-11-11 01:23:22 | 日記
 90年代のサッカーに置いて、クラブは

 「違いを生み出せる選手」が一人いれば良い方でした。

 パルマ ジャンフランコ・ゾラ
 ユヴェントス ロベルト・バッジョ
 マンチェスター・ユナイテッド エリック・カントナ

 しかし、2010年代の現在ではこの傾向が薄れ、どのクラブも創造性と閃きを備えた選手を数人必要
としています。

 その代表例がシティとチェルシーです。

 シティは2010年夏にバレンシアからシルバを獲得しましたが、昨年にはナスリとアグエロが加入し、
テヴェスとバロテッリを含めた5選手が、違いを確実に生み出しました。

 チェルシーもマタの加入が契機となり、アザルとオスカールという俊英の加入が、クラブのクオリティ
を格段に上昇させる形となっています。

 つまり、かつては

 「イマジネーションに溢れた選手は戦術を守れない。」

 と言われていましたが、逆に今では複数のプレイメイカーを散らすことで、より攻撃的で魅力あふれる
サッカーが求められるようになりました。

 監督たちの指摘はあながち間違いではなく、特にバッジョが冷遇された背景には

 1・彼はとにかく故障が多かったこと
 2・そのため彼不在の試合では、クオリティが落ちる可能性がある
 3・彼のイマジネーションを活かすには、他の9選手が常に走らねばならない

 という負の観点があった為です。

 トッティがこれだけ第一線で活躍しているのは、バッジョと比較した際にフィジカルに優れていたため
でしょう。

 アクイラーニを見れば、フィジカル・コンディションの大切さが理解できます。

 「ひとりのプレイメイカーの責任を、複数のプレイメイカーが分かち合う」

 現代サッカーはより、中盤に秀でた選手を欲しがると思います。
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