塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アントラーズの小笠原、その存在価値の大きさ

2012-11-06 23:17:33 | 日記
 日本代表の基本布陣4-2-3-1は、守備重視の場合は4-4-1-1、よりサイドアタックを強調した
いなら4-3-3に移行することが可能です。

 エスパルスの大前、ライトウイングで起用したらどうでしょうか。

 彼のように溌剌とした選手がいれば、代表内の空気は随分明るくなるような気がします。

 ガンバファンには大変失礼ですが、仮に彼らが降格した場合、ザッケローニ監督には

 「遠藤と同じ働きが出来る選手」
 
 の起用が求められます。

 監督はFC東京の高橋を非常に評価しており、イタリアに帰国した際は彼に関して語る事も多いと聞きまし
た。

 ジョルジーニョ監督は、愛弟子ある柴崎が今後代表の中軸になると予想し、事実僕もその通りだと考えてい
ます。

 ただ現状では小笠原満男を起用する方法もあると思います。

 監督は代表の低年齢化を目指しており、彼の起用はその方針と逆行するために招集は今後も無いでしょう。

 しかし小笠原は2009シーズンのJ1MVPであり、常勝アントラーズの遺伝子を全身で受けついでいる
稀有な存在です。

 加えて

 「現在の日本人でただ一人、時間を操れる選手」

 と評価されたように、試合の流れを読む動き、メンタルの強さ、そして卓越した技術を踏まえますと、この
まま埋没させるのは非常に惜しいと言えます。

 今後も海外リーグへの移籍は加速し、代表の構成はその選手たちで占められるでしょう。

 だからこそ国内の選手たちから目をそらさない観察力が、監督と僕たちには求められます。
 
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若き日本人選手たちの挑戦

2012-11-06 23:08:55 | 日記
ですから、日本人選手がイングランド、ドイツで評価を得ている点も頷けます。

 つまり日本とこの2か国の文化は、非常に似通った点が多い為、選手もラテン諸国に移籍した際と比較して
馴染みが早いのでしょう。

 イングランド、ドイツの共通点と言えば
 
 「時間に正確で給料の遅配が無い」
 「誠実は人柄」
 「物作りに長けた国」

 という物が連想されます。

 特に物づくりに関して言えば、ドイツは車と刃物、イングランドは衣類の分野で昔から非常に高い評価を得て
います。

 Jリーグも給料の遅配は無く、物づくりの分野でも世界中に多くのファンがいます。

 ですから、この馴染みある国で確固たる評価を得てから、その波(評価)を他国へ広げていけば良いと思いま
す。

 先に記したように、ブラジルの選手たちも初めからイングランドやロシア、ウクライナの地で成功したわけで
はありません。

 「いかにブラジル人ともいえども、僕たちに国では成功できない。」

 そう言われ続けながらも彼らは海を渡り続け、そして現在の評価を手に入れました。

 ですから、日本も他国からの評価を時に無視して、自分の意思を貫く思い切りの良さが必要です。

 今日発売のサッカー・ダイジェストは、海外移籍が囁かれる選手たちを特集しており、彼らの大胆不敵さを
羨ましく思います。

 セレッソの柿谷、レッズの原口、エスパルスの大前にFC東京の高橋。

 J2ではサンガの久保も掲載されており、日本人選手の海外移籍は新しい局面に入ったと言えるでしょう。

 つまり移籍の低年齢化は避けられず、それをクラブも容認する場合が多くなりましたから。
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南米各国とイングランドの相違点

2012-11-06 22:59:04 | 日記
 前回のブログ、題名が未記入だったことをまずお詫び致します。

 大変失礼なことをしました。

 本題に入ります。

 1990年代まで、ブラジルの選手にとってイングランドは鬼門の地でした。

 1996年、ミドルスブラというイングランド北東部のスモール・クラブに、現役バリバリのブラジル代表
ジュニーニョ・パウリスタがやってくると、ファンは空港でサンバを踊る形で彼を熱烈に歓迎しました。

 ミドルスブラは2部に降格し、ジュニーニョはアトレティコに去るのですが、彼はその語もミドルスブラと
セルティックに在籍し、大きな支持を集めます。

 しかしこの移籍はあくまで例外的で、例えばアルゼンチンに至っては、スパーズに在籍した

 「オジー・アルディレス」

 以外、目立った活躍が無いまま、30年近く歳月が経過しました。

 今ではそのようなネガティブな傾向は完全に過去の物となり、多くの南米出身の選手がプレミアで活躍してい
ます。

 その代表例が

 オスカール (チェルシー、ブラジル代表)
 カルロス・テヴェス (マンチェスター・シティ、 アルゼンチン代表)

 でしょうか。

 DFの選手ではユナイテッドのダ・シルバ、ニューキャスルのコロッチーニが挙げられますが、要は言語と風習
を含む

 「母国との相違」

 を埋めることが出来なかった為ですね。

 「マンチェスターは太陽が当たらなくて寒いだろう?」

 テヴェスにはこうした質問がよく投げかけられますが、それは彼から「そうだね。」という肯定の答えを得る
誘導尋問でもあるのですが。

 それくらい、イングランドと南米では相成れない部分が多いのでしょう。

 その相違を克服した例があるのなら、やがて日本人選手も鬼門の地、スペインで活躍できるはずです。

 
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ル・コック、ピクシーを題材に選ぶ

2012-11-06 01:49:14 | 日記
 グランパスエイトが「ル・コック」と親密な関係を築いているのは皆さんご存知ですね。

 グランパスエイトの顔と言えば、今も昔もピクシーなのですが、ル・コックが彼を題材にしたアパレル

 「ストイコビッチ・コレクション」

 を展開しているとは、全く知りませんでした。

 今、何気に専門サイト「フットボール・マックス」を眺めていたら、この商品群に出会い大きな驚きを
感じています。

 実はピクシー、来日当初はプーマを愛用していましたが、ル・コックとは96年ごろに契約を交わした
模様です。

 グランパス自体はミズノとの専属契約の後はアンブロを使用した時期もあったのですが、98年からこ
のフランスの老舗と良好な間柄が続いています。

 通常ル・コックのスパイクは

 「トライアングルの中に、シンボルである雄鶏が描かれている」

 デザインを皆さん連想すると思いますが、雄鶏の羽をデザインした物も中にはあり、ピクシーはこのい
ずれのデザインを愛用していました。

 ちなみにフランス代表ですと、ローマ、インテルで活躍したオリビエ・ダクールが愛用者として知られ
ています。

 日本人ではヴィッセルの橋本が契約選手として知られています。

 商品構成はTシャツとパーカーの2種類で、売り切れの品も出ています。

 関心のある方は是非ホームページをご覧ください。

 ピクシーはマルセイユに在籍していましたから、フランス生まれのル・コックには何かしらの縁を感じ
たのでしょうか?

 (参考資料 日本スポーツ企画出版 ドラガン・ストイコビッチ引退特集号)
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サッカーとタイアップ

2012-11-06 01:31:44 | 日記
 日本テレビは今冬放映する、クラブ・ワールドカップの顔に手越祐也さんを起用します。

 ワールド・サッカーキングで連載コラムを持つほどサッカー好きの手越さん。

 昨日の信濃毎日新聞にはおなじみのレインボー・マフラーを首から下げた、スーツ姿の写真が掲載されて
いました。

 ジャニーズとスポーツのタイアップで一番最初に連想するのはバレーボールです。

 この中継をサポートし、認知度を飛躍的に向上させたのが嵐とⅤ6で、公式テーマソングを歌うことで
歌番組への出演も多く与えられました。

 今ジャニーズの視線がサッカーに向けられているのか、正直わかりません。

 ただ、僕はこうしたタイアップにどこか疑念を持っています。

 「タイアップを用いること」

 は、その競技の熟成度が低く、認知されにくい為歌手は俳優を起用しているように思えるためです。

 またこれらはあくまで国内市場のみを的に絞っており、ロンドン五輪でベッカムが登場したのは、ある意味
内外に

 「ロンドンは五輪開催の準備が出来ました。」
 「ロンドンで最高の夏を過ごしてください!」

 というアピールの材料であり、ジャニーズとバレーボールとはその趣はいささか異なると思うのです。

 例えばブラジルやアルゼンチンならば、歌手は俳優が呼びかけなくとも、自発的にファンがスタジアムに集ま
るでしょうし。

 やべっちFCではオマーン代表が政府と民間企業から多くの支援を受けていることが公開され、企業が券に宝
くじをつけ、盛んにスタジアムに来るようファンに声掛けをしています。

 でも日本はそうしなくとも、皆が青のジャージを纏ってやって来ます。

 これを踏まえますと、日本のサッカー市場は明らかに「大人」に進化していると言えます。
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