塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フェリポン、正式に代表監督へ

2012-11-29 23:21:27 | 日記
 フェリペ・スコラーリ就任の正式アナウンスが行われました。

 ブラジルはホスト国ですから、開幕戦から姿を現すことになるので、選手の疲労、特に欧州リーグの選手たちの
コンディションには念を入れる必要があります。

 前回のホスト国南アフリカは

 「メキシコ、ウルグアイ、フランス」

 という難敵が揃う形となり、初めてホスト国がグループリーグで姿を消す形となりました。

 彼らの場合、ランキングで下回る国が北朝鮮とニュージーランドくらいで、この3か国以外が同居したとしても
苦しむ形にはなったでしょうが。

 また南アフリカが今回のブラジル同様に

 「パレイラからサンターナ、そしてパレイラへ」

 監督の交代を経験しています。

 パレイラの奥様が病に倒れ傍にいる必要ができたためですが、南アフリカからすれば代表監督の交代は避けたかった
事はずです。

 ブラジルがグループリーグで同居する相手は、当然ですが現段階ではわかりません。

 通常彼らの場合、予選グループ突破は当たり前で8強、4強に合わせてコンディションと調整しますが、2014年
はその前例は避けるべきです。

 やはり初戦に照準を合わせるべきでしょうし、いかに地元開催と言えど広大なブラジル大陸を移動することは、彼ら
にとっても難しいと思います。

 ホスト国の組み合わせが、主催者の意図する形で決定するとは限りません。

 ファンは当然ブラジルを優勝の最右翼に捉えたいところですが、もし仮に決勝でスペインとブラジルが戦うようであ
れば、世界全体が熱狂することだけは間違いありません。
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フェリポンに向けられる視線

2012-11-29 01:53:12 | 日記
 2006年のセレソンは陽気と愛嬌 
 2010年のセレソンは堅物の集まり

 前者はタガは外れて練習から身が入らず、逆に後者は柔軟性に乏しくひとつの方法に固執してしまう。

 パレイラが率いた時とドゥンガが率いた際は、針の振れ方が完全に正反対で匙加減がうまい具合に運びません
でした。

 厳格の中にも柔軟性がそなわること

 欲を言えば融通を効かせることで選手が成長できれば良いのですが、セレソンのメンタリティは陽気か堅物か
のいずれかになるようです。

 スコラーリはやはり

 「規律と自己犠牲」

 を選手に求めるでしょうね。

 だからといって2010年ワールドカップのオランダ戦でフェリペ・メロが退場になったように、相手を傷つ
けてまで勝とうというわけではありません。

 自己節制に厳しく、練習では常に集中しメディアの前では委縮せず自分の考えを述べる。

 当たり前と言えば当たり前の行動を選手に求めるのがスコラーリの方針だと僕は感じます。

 コリンチャンスがクラブ世界一になれば、代表の汚名を返上できるかもしれませんが、冬の移籍市場で欧州から
引きぬかれる選手もいるでしょうから、スコラーリからすれば視察が難しくなります。

 インテル移籍の噂が途絶えないパウリーニョ。

 恐らくコリンチャンスには、クラブ・ワールドカップの活躍で移籍金を釣り上げる目論見があったのでしょうが、
ネイマールのようにワールドカップ本番までは国内に留まるという選択もあります。

 いずれにしてもフェリポンが代表監督に就任することは、メネゼス就任の際に見られた懐疑の視線だけは避けら
れるはずです。
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ジーコとフェリポン、その対照的な決断

2012-11-29 01:42:43 | 日記
 ブラジル出身のふたりが、今対照的な姿を見せています。

 まずはジーコ。

 イラク代表監督の座を辞任した背景には、給料の遅延が大きく絡んでいる模様ですが、それ以上に国内情勢が
不安定中で親善試合ひとつ組むのも大変なことに、大きな徒労感を感じていたのでしょう。

 ブラジル出身のジーコならば

 「ホームで満員の観衆」

 の中で戦うことが当たり前ですし、観客の視線が選手に心地よい重圧をかけることに繋がりますから。

 イラクをとはB組2位を狙える立場にありますが、それでも職を辞さずという形を取ったわけですから、ジーコ
の我慢が既に限界だったのでしょうが、果たしてイラクの選手は彼の決断をどう考えるでしょうか。

 そしてセレソンの新監督には、大方の予想通りフェリポンが就任します。

 2002年優勝の立役者も、今回は勝手が違うでしょうしポルトガル代表監督を率いた時とは別の重圧が待って
います。

 僕が思うに彼が就任を要請したのは、まさに2002年の優勝があるためだと感じます。

 あの時のセレソンは予選グループ(中国、トルコ、コスタリカ)と組み合わせに恵まれ、16強以降も目立った
強敵は8強のイングランド、決勝のドイツくらいでした。

 宿敵アルゼンチンがナイジェリアとイングランド、スウェーデンの前に屈し、イタリアとスペインが韓国の勢い
を止めることが出来なかったことを踏まえますと、セレソンがいかに有利だったかがわかります。

 勿論、格下にきっちり勝つことは大変重要な要素です。

 その組み合わせに恵まれて優勝したというある種の懐疑論を、スコラーリは払しょくしたいと考えている。

 僕はそう予想しますが、まずはコンフェデ杯の組み合わせに注目です。
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中小クラブの悲哀

2012-11-29 00:31:55 | 日記
 僕がフェアトレードやオーガニックに関心があるのは、僕が今まで強い立場になったことが無い点も大きく
影響しています。

 人生36年生きてきた中で一番お金に恵まれていたのが大学時代ですが、それは両親からの仕送りがあった
為で、サッカーで言えば過度にスポンサーに依存していたのと同様です。

 車や携帯電話を持たないなど、自分で工夫していた面もありましたが。

 よくスペインではバルサとレアル、2強だけに桁外れにテレビ放映権が流れる一方、その他のクラブに支払
れる金額はごくわずかと言われています。

 「このような仕打ちにはもう耐えられない!」

 と声を荒げるのがセヴィージャ会長のデル・ニドですが、モンチSDを擁し一時代を築いた彼らですら、資金
を得るのは苦労しているのです。

 カヌーテを北京国安に売却したのも

 1・年俸削減
 2・セヴィージャのテクニカル・スポンサーがリーニン

 という2点が関与しているはずです。

 ですから、2強以外のクラブが強欲なクラブと罵っても、バルサとレアルはさも当然という形でその資金を手
離すことはありません。
すぽ
 僕はインテルが好きですが、むしろウディネーゼに注目しています。

 ウディネーゼは「獲得・育成・売却」の3点セットを見事なまでに操り、スポンサー収入とテレビ放映権に頼
らない経営を心掛けています。

 過去に彼らはロットやル・コック、ヒュンメルと大手がスポンサーの時期がありましたが、現在はレゲアという
形です。

 恐らくは金銭よりも用具の提供が基本でしょう。

 こうした限られた資金を有効活用し、売却額で更に投資をするウディネーゼ。

 セヴィージャの発言は至極まっとうですが、ウディネーゼのように黙々と働いた方が効果的な時もあるようです。
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