塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

リーガ、2強から3強時代へ

2012-11-30 23:05:52 | 日記
 「節操の無いクラブ」

 今日のゴール・コムでも特集が組まれていますが、90年代までアトレティコ・マドリードの存在は大変際立った
代物で、96年にはラドミール・アンティッチの下で2冠に輝いたほどです。

 当時の主力は今監督を務めるディエゴ・シメオネとスペイン代表カミネロでした。

 しかしこの美酒を境に、2010シーズンに欧州リーグを制するまでに彼らは優勝とは無縁のクラブとなり、宿敵
レアルの栄光をまざまざと見せつけられます。

 ゴール・コムでは当時のオーナー、ヘスス・ヒルの愚行も記されていますが、やはりお金の管理が図案だったこと
は間違いありません。

 少なくとも真摯に経営に取り組んでいれば

 1・カンテラの廃止によるラウルの移籍
 2・トーレスのリバプール売却
 3・ビセンテ・カルデロンの売却

 というマイナス事項は避けられたはずです。

 トーレスが当時混乱していたアトレティコに残留したとしても、得る物は無かったでしょうからむしろ現金収入は
良かったのかもしれません。

 近年アトレティコはグレゴリオ・マンサーノ。ハヴォエル・アギーレ、そしてシメオネが指揮を執っていますが。

 「選手の出入りに激しさ」 
 「監督交代の多さ」

 が不調に輪をかけました。

 とりわけ監督と選手の個性、言い換えれば戦術遂行の相性がよくないように思えます。

 1998年、彼らは指揮官にイタリアからアリゴ・サッキを迎え、新戦術のゾーン・プレスに挑みます。

 FWにユヴェントスからその年得点王になるヴィエリを獲得したのは正解でしたが、中盤の要にセレソンの中軸で
あるジュニーニョを獲得したのはやはり間違いでした。

 前者は戦術の在り方で、後者は閃きと感性で活躍してきた選手。

 思惑がかみ合うはずがありません。

 ジュニーニョは骨折でワールドカップを棒に振り、サッキも解任の憂き眼にあいますが、フロントの無策が続けば
混乱に拍車がかかるという、良い見本のシーズンでした。
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新定番、店舗限定という誘惑

2012-11-30 22:53:30 | 日記
 「セブンイレブン限定発売!」
 「ファミリーマート、有名シェフとのコラボが実現!」

 というように、コンビニや百貨店ではその店舗にしか置いていない商品を発売、開発することで他店との
差別化を図ろうとします。

 例えばユニクロがウルトラ・ライトダウンを目玉商品にしながら、セオリーとのダウンジャケットを5桁
の金額で販売するのは、

 「私たちはただ安いだけの商品は売らない」

 という決意表明に繋がります。

 サッカーでもゼビオ・スポーツ、スポーツデポなどの大手がブランドとの共同開発で店舗限定カラーのスパ
イクやジャージを販売しますが、買う前によく吟味すべきです。

 コンビニで売られる限定食品とは異なり、衣料品は限定よりも前に

 「着心地とサイズ」

 を最優先すべきだからです。

 自分の足型と合わないスパイクとトレーニング・シューズを履いても練習に集中できませんし、履いてからの
返品や高官は難しいと思いますので。

 ファッション誌でも事あるごとに

 「有名人のワードローブ」
 「新定番を考える」

 など、購買意欲を掻き立てる記事を書きますが、自分で納得できなければ無理する必要はありません。

 確かにコンバースやリーバイスなど、1世紀以上に渡り商品を手掛けてきたブランドは信頼できますが、他人に
必要な品が必ずしも「今」の自分に必要とは限りません。

 あると便利なのは確かですが。

 サッカーも移籍が頻繁な昨今、マーキングはよく注意すべきでしょう。

 インテルがスナイデルを放出してパストーレを獲得する話など、彼がミラノにやってきた2010年には、到底
考えられませんでしたしね。
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宮間あや、2年連続アジアMVPに輝く

2012-11-30 01:21:28 | 日記
 昨年に引き続き、宮間彩選手がアジア最優秀選手に輝きました。

 心から敬意を表します。

 大黒柱の沢穂希から代表の主将を譲り受けたことにより、自分の意識だけでなく周囲への気配り、佐々木監督と
の話し合いなど本人しかわからない心理的負担があったと思います。

 しかし、なでしこのサッカーが常に彼女を経由するように、技術だけでなく視野の確保は本当に素晴らしいとし
か言いようがありません。

 岩淵がブンデスリーガ2部のホッフェンハイムへの移籍を決めたように、女子の若年層の海外移籍も男子同様に
日常の光景になりつつあります。

 京川や田中陽子、仲田など伸びしろのある選手も数年後には欧州へ旅立っていることでしょう。

 Jリーグが空洞化を叫ばれているように、なでしこリーグも同様の危機が訪れるかもしれません。

 しかし宮間のように、国内で戦う選手がアジアの第一人者として表彰されることは、他の選手たちに大きな喜び
を与えているはずです。

 ファンは贔屓の選手が海外に行くことは仕方がないと思う反面、近くで活躍を見ていたいものですから。

 日本代表では遠藤が手本となり多くの視線を集めていますが、なでしこの中で宮間は手本として今後も慕われる
存在であり続けることでしょう。

 「私の憧れは宮間さんでした。」

 こう若い選手が彼女に近づき握手を求めてきたとき、その喜びはきっと素晴らしい経験になるでしょうし、それ
は日本の選手だけでなくアジアを含む海外の選手からも求められるはずです。

 
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サッカーにおける家族の存在

2012-11-30 01:07:34 | 日記
 清武がホームのホッフェンハイム戦で鮮やかなゴールを奪い、息子さんの誕生日に花を添えたことが話題
となりました。

 一方でアントラーズからはジョルジーニョ監督の退任がアナウンスされました。

 監督だけでなく家族も含めて、家族の問題を抱えていたそうで、同様の問題は復帰はしましたがセレッソの
クルピ監督も悩んでいた代物です。

 前者は家族に喜びをささげ、後者は家族に平穏をもたらす決断を下す。

 「家族」

 人間が営みを成す上で最小限の単位が、人生に様々な要素をもたらします。

 特にサッカーの場合、家で待つ妻の気苦労は本人でなければわからないでしょうね。

 特に異国の地であれば女性の一人歩きすらままならず、言葉を含む生活習慣の違いの乗り越えなければなりま
せんが、お子さんが小さいとそちらへの集中力が問われますから。

 その一方で日本、アメリカ、フランスにドイツ。

 女子サッカーが盛んでリーグを持つこれらの国で、選手の亭主がこれらの問題を抱えている話は聞いたことが
ありません。

 「妻を会えなくて寂しい」
 「僕は異国に住んでいて孤独で友人もいない。」

 こんな嘆きを呟く男性は今のところ見たことがありませんし、女性選手がお子さんも誕生日をゴールで祝福した
と言う話も聞きません。

 単純に女子サッカーの露出の問題でしょうが、夫は妻がいないとせいせいして張り合いが生まれるのでしょうね。

 日本では

 「恐妻家」

 と呼ばれる方が随分多いようで、僕もその予備軍だと思います。

 結婚はしてみたものの、家にも会社にも居場所が無く切ない時間を過ごしている方は大変な思いをしているので
しょうか。
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