塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本人は舶来品がお好き

2012-11-08 23:12:43 | 日記
 日本人が舶来品を嗜好することは今に始まったことではありません。

 フランスに出かけた日本人女性が大挙してエルメス、ルイ・ヴィトンに押し寄せ、店員たちを混乱させた話 は
笑い話にはなりません。

 その舶来品嗜好というわけもないのでしょうが、僕の店でも子供用のシューズバッグ、リュックサックはそれそ


 「マンチェスター・ユナイテッド」
 「FCバルセロナ」

 のライセンス商品を扱っています。

 やはり子供たちにとってプロサッカーはJリーグと日本代表よりも、こうした海外の人気クラブなのかもしれま
せん。

 例えばアントラーズやレッズのように、素人でも知っているクラブは存在します。

 彼らのロゴ入り商品は、鹿島とさいたま市周辺のデパート、商店街では人気なのかもしれませんし、オフィシャル
ショップでは簡単に買えるのは言うまでもありません。

 しかし、かつての
 
 「ジャイアンツの野球帽」

 のように、全国展開に至るまでにはならないでしょうし、浸透度と言う点ではどうしても海外クラブに敗れてしまい
ます。

 ただJリーグのグッズが全国展開にならないのは、それだけサッカークラブが日本全体に浸透し、その街、その都市
で愛される形が芽生えてきた証拠でもあるでしょう。

 例えば長野でパルセイロのグッズは愛されるでしょうが、松本では当然敬遠されますし、レッズが全国区のクラブで
も売り上げを長野県内で伸ばすことは至難の業です。

 その一方で

 「日本にもレアルのような、その国の代名詞となるクラブが必要」

 と言う意見も根強いですね。

 J3の案件が出てきた今、日本はリーグ全体が過度期にあたっているのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グイサ、新天地にマレーシアを選択

2012-11-08 01:46:28 | 日記
 スペイン本国ではどう報じられているかはわかりませんが、グイサのマレーシア・リーグへの移籍は
大きな英断と言えます。

 欲を言えばグイサの決断が、欧州出身の選手たちに東南と東アジアにもプロ・サッカーリーグがある
事を、改めて意識させてほしいと願います。

 グイサはスペイン代表として欧州選手権2008に優勝。

 代表歴は21試合6ゴールで、シュペル・リギのフェネルバフチェに在籍経験もあります。

 (この情報はゴール・コムを参照)

 このトルコ移籍は、フェネルバフチェの指揮官として指名されたルイス・アラゴネスたっての物で、
「師弟関係」が大きく影響していました。

 しかしマレーシア・リーグ「ジョホール」への移籍は、ややもすると

 「金の問題か?」
 「グイサは都落ちだ。」

 と否定的な意見が吐かれる可能性が高いですね。

 事実彼が本来の力を出せたなら、周囲との連係を深める前に自力でゴールを奪えるでしょうし、主力
としての責務を果たせるはずです。

 マレーシアのファンにとって、今をときめくスペインから選手がやってきたことは、大きな活力になる
でしょうし、特に彼と対峙するDFにとっては刺激的な形が得られます。

 マレーシアの気候、風土、そして言葉はスペインともトルコとも大きく異なります。

 グイサには早い段階で結果が求められますし、その点は彼も承知しているはずですが、ほんのわずかな
躓きが大きくなる可能性は否定できません。

 昨年ユングべりがエスパルスと契約した際随分興奮したものですが、日本にも名の通った外国籍の選手
が来てくれると良いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩野七生さんの言葉から

2012-11-08 01:27:48 | 日記
 僕はよく本を読む方です。

 両親は

 「本ばかり読んで何になる」
 「経験が伴ってこそ意味があるんだ。」

 と僕の姿勢に常に批判的で、書庫の整理が随分進んだいまでも僕が本を買う、読むことに神経質になっています。

 しかし、両親は全く本を読みませんし、辞書を使うこともありません。

 ですから尚の事嫌な気分になります。

 「私も塚田君のように本を読む機会が多いです。
  でも読書だけではわからないことがあることも当然ありますし、それは君も知っていることです。」

 本好きの方にこのように言われたなら、穏やかな気持ちで言葉を返せるのですが、本も読まない、感性も磨かない
人間に批判されると、僕は苛立ちしか感じません。

 塩野七生さんの言葉を借りるなら

 「同じ土俵に立つこと」
 
 の難しさを改めて痛感します。

 サッカーの世界でも批判が起こらない日はありません。

 当然サッカーに携わるすべての人間が選手、コーチ、監督になれるはずもなく、その為ファンや記者が彼らに意見
するかたちになります。

 英国のサンやデイリー・ミラーが選手たちから嫌悪されるのは、この

 「同じ土俵にたつことを放棄している為」

 だと思います。

 選手と監督は、試合中起きた事柄を誇張することなく、冷静な分析で執筆された記事ならば、必ず目を通し受け入
れてくれるはずです。

 勿論故障やレッドカードで退場となる、不測の事態もあるでしょうが、それでもレビューを読むことを拒む選手は
いないと思います。

 逆に選手のプライバシーや、ある事無いことを面白可笑しく書かれた記事は、選手だけでなく周囲にまで嫌な気持
ちを伝染させてしまいかねません。

 僕たちは選手を批判する権利があります。

 逆に選手も僕たちを批判する権利があります。

 ですから僕たちが意見を寄せる際は、同じ土俵上なのかを考えた上で発言しなければ、事態は思わぬ方向に展開
してしまうかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012シーズン、J1の優勝争いは佳境に

2012-11-08 01:18:12 | 日記
 サンフレッチェとベガルタの躍進に水を差すつもりはありません。

 しかし2012シーズンのJ1優勝争いは、本来ならばもっと違った形で推移した可能性は否定できません。

 その背景には

 「優勝を狙う有力クラブの停滞」

 がある為です。

 1・ナビスコカップ優勝で一応の成果は得たが、13位に低迷するアントラーズ
 2・監督交代が現在まで尾を引くガンバとヴィッセル
 3・前半戦波に乗れず、苦しむことになったレイソル
 4・主力の高齢化が進み、主力に移籍話が多いグランパスエイト
 
 今挙げた5つのクラブが思うように勝ち点を稼いでいたならば、優勝争いはもっと混沌としていたに違い
ありません。

 その一方で

 ペトロビッチ監督の就任が評価できるレッズ
 アレックス、小野、岩下を放出しながらも、チャンピオンズ・リーグに手が届きそうなエスパルス

 というポジティブなクラブもあります。

 ベガルタとサンフレッチェの躍進は

 「監督と選手、ファンが一枚岩になること」
 「適切な補強の大切さ」

 を教えてくれています。

 特にベガルタは赤嶺、ウイルソンという移籍選手の存在が大きいですし、サンフレッチェはビッグアーチに
確実に観客が押し寄せています。

 今両クラブのファンは、最高のひと時を過ごしていることでしょう。

 欧州では地方クラブが優勝することは限られていますから、ファンの興味が減速傾向にあると言われています。

 その面と比較すれば、J1は面白みがあるという見方もできますが、有力クラブのだらしなさも目に付く形で
すね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする