塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

人間的な魅力とは

2012-11-26 22:31:56 | 日記
 サッカーのコーチ、監督、会長はいずれも口を揃えて

 「選手は人間的な魅力優れていなければならない。」

 と言います。

 特に若年層を指導するコーチたちが、子供たちのサッカーセンスよりも人間としての振る舞いを第一に考え、行動を
詮事に心血を注いでいます。

 でも、僕は思うのです。

 「これは単なる詭弁ではないか?」

 一般企業でもそうでしょうが、仕事で評価される人間が必ずしも周囲に気配りができ、功績を自分ひとりの手柄にしな
い点は希だと思います。

 皆が気持ちよく仕事が出来るよう、事務所の清掃や整頓を心がけている人間よりも、数字に強く資料を締切まで仕上げ
デジカメやパソコンに精通している人間が褒められる。

 これは僕の推測ですが、案外当たっている面はあるのではないでしょうか?

 客商売でも良い商品ができたかどうかは、周囲には伝わりませんし数字として返ってくるわけではないので。

 人間として優れた選手は素晴らしい。

 しかしプロの基本は技術、体力、持久力、そして何よりも強いメンタルです。

 カッサーノやルーニー、イブラヒモビッチなど、アクが強く自伝で他人への不平を平気で漏らす人間を、中には裏表
の無い人物だと評価する声さえあります。

 冒頭のような選手は礼儀正しいかもしれませんが、大一番で弱い「ソフト」と揶揄されるかもしれません。

 一概に人間的に素晴らしいというのは、外から見た僕たちの声で変化する対象だと思います。

 監督の中でも

 「ピッチで結果を出せる自身があるなら、飲酒も喫煙も構わない」

 というスタンスで選手と接する方がいます。

 ロマーリオのような選手はこうした監督を歓迎するでしょうが、それは自分に対して悲観的な物の見方をしない、強い
メンタルがある為ですが。
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変人と世界で最も個性的なクラブの出会い

2012-11-26 22:15:49 | 日記
 僕は昔から

 「塚田君は個性的だね。」
 「アイツは変な奴だ。」

 と言われることが多々あります。

 この言葉が褒め言葉ではなく、むしろ蔑みの意味合いがあるように思えるのですが、日本社会は個性を尊重すべ
きという風潮の間に、こうした釘を刺す空気が漂っています。

 僕自身は僕のどこが個性的なのか、全くわかりませんが。

 地球上にあるおびただしいサッカークラブ。

 この中で最も個性的なのは、きっとアスレチック・ビルバオだと僕は思います。

 「アスレチック」の名の通り、英国人の手によってその礎が築かれたビルバオは、2012年の今現在でもある
哲学を変えることはありません。

 皆さんご存知のように、彼らは基本地元の

 「バスク出身者」

 の選手のみでクラブを構成しており、いち早く外国籍選手の導入を解禁したお隣のレアル・ソシエダードとは異
なる方針を掲げています。

 また、バルセロナ同様胸にスポンサーロゴを刻むのを拒んできた歴史があり、別の角度から見れば

 「時代に逆行したクラブ運営」

 という形になります。

 しかし、どんなに成績が低迷しようともその点を言及しないことは、ファンも現在の体制におおよその納得をし
ているのでしょう。

 個性的なクラブに「変人」と呼ばれるマルセロ・ビエルサがやってきたことは、当然の成り行きだったのでしょう
か。

 今季のビルバオが昨年と比べて苦戦しているのは、ビエルサの度重なる戦術的要求に選手が疲弊しているからと
言われています。

 ビエルサがインテルではなく、このバスクのクラブを選択したのは、その存在はどこか自分と似通っていた為で
はないでしょうか?

 だからこそ、フットボリスタやワールド・サッカーダイジェストが伝えたように、ドレッシング・ルーム内の会話
が暴露されたやり取りの中で

 「私は恥ずかしい」

 そう漏らした気がします。
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ブラジル、代表監督は誰になるのか

2012-11-26 17:52:53 | 日記
 現地時間の25日にも新監督にグアルディオラの名前が発表されると言われていたブラジルですが、今の
ところ新監督の名前は発表されていません。

 自国開催で6度目の優勝は成し遂げたい。

 しかし、過去5度の優勝を誇る我々がいかに優れた指揮官でも、外国籍の人間はどうなのだろうか。

 それが例えグアルディオラであってもだ。

 このような監督の人間性よりも、むしろ国籍に関してのジレンマを抱えているのが、ブラジルサッカー連
綿の葛藤かもしれません。

 メネゼスの後任には

 ムリシー・ラマーリョ、フェリペ・スコラーリ、そしてライーの名前が挙がっている模様です。

 2年にも満たない時間を感が増すと、フェリポンの復帰が現実路線として一番ふさわしいように思えます。

 フェリポンが2002年に優勝をもたらした時も、ブラジルは混乱を極め度重なる監督交代に、ファンも
選手も疲れ果てていました。

 フェリポンは

 1・布陣を3-4-2-1に固定
 2・練習中に負傷を負ったエメルソンの代わりにクレベルソンを抜擢
 3・最後の最後でロマーリオ、ルイゾンを代表から外す

 という、自分の意思を最後まで貫いた点が大きく評価されました。

 フェリポンに限らず後任監督としては、誰が監督であろうと外せない選手(オスカールやチアゴ・シウバ)に
監督が希望する選手、必要な選手を肉付けする形で強化を図るしかありません。

 この監督交代でも駄目ならば、3度目の交代は更に時間がありません。
 
 親善試合そのものが、大きく物を言います。

 ただ監督をオフ・ザ・ピッチで補佐できる選手が不足していることが、ブラジルにとって不利に働く気がしま
す。

 2002年の日本で言えば、秋田と中山がこの重責を担いましたね。 
 
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ゼルビア、一転して新監督を招聘へ

2012-11-26 17:27:18 | 日記
 アルディレス留任から一転秋田豊を新監督に指名。

 町田ゼルビアが行った監督交代はどこか慌ただしいものですが、さすがにJ2最下位の監督が継続すること
は大きな反発があったのでしょうか。

 ゼルビアはランコ・ポポビッチ氏が提唱したサッカーが評判を呼び、彼がFC東京に引き抜かれた今年、ア
ルディレス体制を発足させたばかりでした。

 サッカー・ダイジェストの2012シーズン選手名鑑を開きますと、ゼルビアはトップ登録23名のうち、G
Kが4人を占めているということで、監督は実質19人のフィールド・プレイヤーをやり繰りしていた形です。

 この歪な形が采配に及ぼした影響もあるのでしょうが、ゼルビアが秋田氏を招聘した理由はどこにあるので
しょう?

 彼は今季東京ヴェルディのコーチを務めており、いわばゼルビアに

 「引き抜き」

 の形でやってきます。

 舞台はJFLと一段落下がるとはいえ、彼にかかる負担は非常に重いはずです。

 僕はゼルビアの試合を観たことは無いのですが、失点の解消を求めるのか、それとも前任者の意向を受け、よ
り攻撃を洗練させるかでゼルビアの来季の戦い方は変わってきます。

 秋田氏は古巣の京都サンガで指揮を執った経験がありますが、お世辞にも内容が伴ったとは言えません。

 彼にとっても監督の座は、ある意味

 「名誉挽回」

 の意味合いがあります。

 町田は少年サッカーの人気が高く、スポンサーがスヴォルメということもあり、その活躍を期待しているファン
は多いでしょうから。
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地方クラブの躍進がJリーグを盛り上げる

2012-11-26 01:39:09 | 日記
 12月3日に行われるJリーグ・アウォーズ。

 MVPは佐藤寿人で決まりでしょうね。

 彼は現在22ゴールで得点ランキング1位ですから、MVPと合わせて得点王の2冠の可能性が高く、これは
大きく評価すべきです。

 彼のMVP受賞は、かつて彼を敬愛し続けたベガルタのファンも、大きな拍手で彼の努力を認めてくれるはず
です。

 正直サンフレッチェの選手と関係者からすれば、クラブ・ワールドカップの準備を最優先したいところでしょう
が、こうした華やかな世界に地方クラブが参加することは、大きな意義があります。

 過去2年のJ1は、リーグ1と非常に似ています。

 モンペリエ、リールの優勝はリヨンにボルドー、マルセイユの体たらくも理由でしょうが、地道に選手を発掘し、
丹念な育成を続けてきたクラブに対する

 「褒美」
 
 の意味合いもあるでしょう。

 J1も本来ならばレッズにガンバ、アントラーズなど優勝争いを引っ張るべきクラブが、思うような形を得られ
ていません。

 いずれのクラブも監督交代に揺れ、一枚岩になることが出来なかった点が大きいと言えます。

 ちなみに今季のサガン、本当に素晴らしい1年でしたね。

 FWの豊田、MFの水沼、ふたりの主力をローコストで引っ張ってきたサガン・ドリームスの慧眼には恐れいり
ましたし、ユン・ジョンファン監督も手ごたえを感じた1年だったはずです。

 もし僕がヴィッセルのファンならば

 「サガンのように優れたフロントがいてくれたなら。」

 とため息をついているでしょう。

 監督の途中解任と暫定政権はこのクラブにとって日常の光景ですし、監督が腰を据えて指揮できないのであれば
それは非常に由々しき問題です。

 サガン、ベガルタ、そしてサンフレッチェ。

 2012年は地方クラブの躍進が目立った1年でした。

 
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