MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『静おばあちゃんにおまかせ』

2012年11月27日 | BOOKS
 事件現場に赴くことなく、事件を解決してしまう「おばあちゃん探偵」。
 「おばあちゃん探偵」ものっていろいろとありますが、

・人生経験豊富で、人間が生きていくのは哀しくて辛いことだということも分かっている
・読書など知的な趣味を持っている
・ある程度生活に余裕があって、上品
・実際に事件にかかわっていく(事件を持ち込む)若い人が身近にいる

 というのが、「おばあちゃん探偵」のよくあるパターンじゃないでしょうか?


 『静おばあちゃんにおまかせ』
 中山七里(なかやましちり) 文芸春秋


 この作品も、上品で知識豊富なおばあちゃんが出てきます。
 主な登場人物は、まじめで優しい好青年と、美しいお嬢さんとその祖母。

 小さい事件が解決するごとに、少しずつ過去の事件があぶりだされていくようになっています。

 終わり方は、私としては少し残念、少し寂しいような気がしましたけれど、全体的に好きな作品でした。

 
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