『食堂かたつむり』
小川 糸/著
ポプラ社
ひどい失恋をして、自分のもっている財産をほとんど失って故郷へ戻った主人公が料理を作ることから「命」を見つめなおしていく物語。
どこか昔話のような現実離れした話なのに、「料理を作る・食べる」という要素が、この物語を私たちのいる世界につなぎとめている感じがします。私が食べたこともないようなメニューばかりなので、なかなかイメージできないのが残念ですが。
絶望して、誰かのために料理をして、許して、泣いて、食べて、感謝して。
料理の材料として命を失うものから、そして、この世を去る人たちから、「命」のバトンをもらって生きていくのは、今生きているすべての人たちに共通なのだと思います。
ラストは朝日が差し込むようにさわやかです。
小川 糸/著
ポプラ社
ひどい失恋をして、自分のもっている財産をほとんど失って故郷へ戻った主人公が料理を作ることから「命」を見つめなおしていく物語。
どこか昔話のような現実離れした話なのに、「料理を作る・食べる」という要素が、この物語を私たちのいる世界につなぎとめている感じがします。私が食べたこともないようなメニューばかりなので、なかなかイメージできないのが残念ですが。
絶望して、誰かのために料理をして、許して、泣いて、食べて、感謝して。
料理の材料として命を失うものから、そして、この世を去る人たちから、「命」のバトンをもらって生きていくのは、今生きているすべての人たちに共通なのだと思います。
ラストは朝日が差し込むようにさわやかです。