行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

大きくなりすぎた自我

2009年10月23日 | 禅の心
戦前の滅私奉公的な教育の反動からか、

戦後では、個人を大切にする教育が行われてきました。

ここで、人権教育が悪いと言っているのではありませんが、

人権教育をはき違えてきた結果、自我が大きくなりすぎた感があります。

もちろん、教育だけが悪いのではなく、

社会そのものも自我を大きくするのを助長しているところがあります。

自分勝手な人間が増え、思いやりに欠ける人間が増えてきました。

我慢ができない。何をしても無気力である。

挨拶ができず、慢心でいっぱいで感謝の気持ちを持つことができない。

そんな人間が幸せな一生を送れるわけがないと思うのです。

自我(エゴ)を抑え、自己(セルフ)を見つめてコントロールすること

それが幸せの第一歩だと思います。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 舌切り雀 | トップ | 吾が心 秋月に 似たり »
最新の画像もっと見る

禅の心」カテゴリの最新記事