行雲流水

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春風をもって人に接す

2016年08月09日 | 仏の心
以春風接人

江戸時代の儒者、佐藤一斎の『言志後録』にみえる言葉です。

人に接するときは、春風のように和やかな心で接しようということです。

現代人には「人には優しく、自分には厳しく」という言葉が死語のようになってしまっています。

何かあれば自分をかばって、他に悪を求めるというような風潮が強くなりました。

そして、他人を激しく責め立てます。

他人に冷たい人は、いつかうまくいかなくなっていきます。

自分から出た冷たさが自分にふりかかってくるからです。

和顔愛語で人に接していきたいものです。
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