行雲流水

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世間の価値観から脱す

2012年11月09日 | 禅の心
一切衆生は唯我独尊じゃ、自分が自分を生きるよりほかはないんじゃ。それをどうして見失うたか。
世間の見本が悪いからじゃ。常識といい、社会意識といい、党派根性といい、一切合財みんな見本が悪すぎる。




唯我独尊とは、自分勝手に生きるのでなく、世間一般の価値観に惑わされて生きるのはやめようということです。みんながいいというものが良いわけではなく、良いものかどうかは、自分の頭と感性で決めていかなかればならないのです。多数決で数の多いものがいいわけではなく、行列のできる店が良い店であるとは限りません。



宗教とは何ものにもダマサレヌ真新しの自己に生きることである。



私たちは、世間一般という怪物に翻弄されて生きています。世間の価値観ではなく、仏様の価値観で生きようというのが、仏の道というものなのです。

マスコミの言うことを過信しない。世間の価値観に惑わさせないように、自分の頭で考えることが大事なのです。