akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『コンペティション』と川島雄三監督の『グラマ島の誘惑』

2023-03-31 | 活弁
昨日は、新宿シネマカリテで『コンペティション』を観て、
ラピュタ阿佐ヶ谷で川島雄三監督の『グラマ島の誘惑』と、はしご鑑賞。
 
『コンペティション』は、天才監督(ペネロペ・クルス)と全くタイプの違う2人の人気俳優(アントニオ・バンデラスとオスカル・マルティネス)の三つ巴の戦いを描いた映画業界風刺エンターテインメント。
 
一つの作品制作に共に取り組むことになった3人の個性の突出ぶり、持論の熱弁や罵倒、仕返しの数々に、笑ったり感心したり呆れたりぞっとしたり!
映画制作のリハーサル会場、打合せ会場、シャネル提供の衣装、どれもとてもスタイリッシュで素敵で、3人の泥試合の醜さが引き立っていた気がします。
ペネロペ・クルスがとても魅力的でした。
監督はガストン・ドゥプラット & マリアノ・コーン。 製作国スペイン・アルゼンチン 114分
 
『グラマ島の誘惑』は、1959年制作。
太平洋戦争末期。南海の孤島に取り残された軍人や従軍慰安婦ら13人が巻き起こす珍事、情事、惨事の数々を、お色気とギャグで綴った喜劇大作。
太平洋戦争末期から6年の間、孤島に取り残され生活した軍人ら32人の男と1人の女を廻る実際の悲劇「アナタハン島事件」をモチーフにして、男4人に女9人の皮肉たっぷりのコメディに。
島から本土に帰還した後の混乱と猥雑な社会情勢も笑いにし、最後は原水爆実験への不安、危惧で終わる。
様々な価値の逆転、常識への疑問や挑戦に満ちた川島雄三の意欲作でした。
 
 
とにかく、どちらの作品もブラックユーモアたっぷりで、映像表現も役者の演技も面白く、散々笑った後、衝撃のラスト😅
ほんと、両方、「この終わり方…」と呟いてしまいました。
が、観てよかった!!
の二本でした。
 
 
 
▲ラピュタ阿佐ヶ谷は魅力的な昭和の名作をたくさん上映してくれてありがたい。

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