山辺町は絨毯やニット産業の盛んな町。
「カツベンin噺館」から一夜明けて、今日は、歌舞伎座や皇室始め文化財級の建築物や官邸などの絨毯を手がけているオリエンタルカーペットさんを見学、
丁寧にご案内頂き感激でした。
噺館から歩いてすぐの工場や事務所は、昭和初期の建物を改装しながら大切に使っています。
昭和の始めに中国から手織り絨毯の技術者たちを招いて修得した技術を独自に進化させ、高いクオリティとデザイン性、オリジナリティで生産を続けていました。
その工程は緻密で、職人さんたちの技術に脱帽。
創業時は貧しさに子女の身売もある時代。女子の働ける環境をというのも創業者の目的の一つで、現在も職人の多くが女性でした。
20代から60代まで、技術の継承もいい形でできているとのこと、気持ちのいいショールーム、座り心地最高の羊毛絨毯チェアなどに、伝統を昇華して新しい価値創造を続ける企業の息吹を感じました。

▲創業当時からの建物。女工さんが多かったのでピンク系の優しい色使いにしてあります。

▲事務所も工場ののすぐそば。ここの絨毯は90年もの。
中国から招いた職人さんたちに教わって最初に作った手織り絨毯が、現在も新品同様に応接室に使われています。

▲丁寧に一棟ずつ渡辺専務がご案内下さいました。お話もとてもわかりやすい!

▲ここで絨毯、丸洗い!メンテナンスもしっかり行えるので、近所のご家庭はたいてい長~くご愛顧なさっているそう。

▲天井を吹き抜けにした明るいショールーム。デザイナーとコラボした絨毯が並ぶ。個人向けの商品の人気が高まっている。

▲手前の「海」の絨毯は定番の人気商品とか。

▲隈研吾さんとコラボした、大地を感じさせる凹凸のある絨毯。一番人気とか。
手触りを確かめる永田雅代。

▲お忙しい中、丁寧なご案内、本当にありがとうございました!

▲ご近所のたわわに実った桃がかわいくて!