ワハハ本舗PRESENTS、実験コメディー劇場『名もなく貧しくもなく美しくなく~最強じゃない2人』を拝見しました。
ろう者の女性(大橋ひろえさん)と、多少手話ができる聴者の女性(大窪みこえさん)がルームメイトになり、手話と言葉が入り交じった会話、時には大げさなボディランゲージといったコミュニケーションで、人間関係を築いていくという舞台。
人間、身体的なハンディキャップより、それぞれが抱える心の悩み、トラウマによる性格の歪みのほうが越えがたいハンディキャップだったりします。 二人が互いにぶつかりあい思いやりあいながら、両方のハンディを乗り越えて真の友情を育んでいく姿が、コミカルに等身大で演じられていて、共感できました。
ろう者が映画や音楽をどう楽しんでいるのか、日常生活における聴者とのギャップなども、とてもわかりやすく語られ、手話の勉強にもなりました。
新宿ゴールデン街劇場、すでに最終日までチケット完売だそうで、再演が望まれる舞台です。