野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

「たかじんのそこまで言って委員会」に出演した安倍自民党総裁

2012-10-11 06:26:20 | その他
「たかじんで紹介された安倍晋三試論」

10月7日の「たかじんのそこまで言って委員会」に安倍晋三自民党新総裁が出演した。
当日のパネラーは金美齢、津川雅彦、桂ざこば、加藤清隆、勝谷誠彦、宮嶋茂樹、宮崎哲弥、竹田恒泰の保守派各氏で、
安倍晋三自民党新総裁をゲストに迎えての90分間、各パネラーはさまざまな質問や提言をぶつけ、それに回答するというスタイル。
自民党新総裁就任後は全くと言っていいほどテレビ番組に出演していないそうだが、「たかじん」に登場した。それだけ思い入れの強い番組なんだろう。
さすがに総理になったときには、出演は無理だろうから、今のうちに存分に聞いておこうというわけか。

司会役の辛坊治郎の質問について、「総理に就任した場合の出演については、そのときにまた考える」と話していた。・・・これは総裁の真面目な一面だ。
今回最初の話題は3500円のカレーライスだが、高所得者が積極的にお金を使うことは褒められこそすれ、批判される筋合いなど全くないとはその通りで、
気前よく金を使うことは高所得者の責務だろうと思う。 こんな低級な話題で安倍たたきをする某新聞とマスコミをまず批判。

安倍総裁は完全復帰を宣言していた。
一度総理を辞めた人が再出馬するのは如何なものかという論説をよく聞いたが、しかるべき資質のある人材であれば何ら問題なし。
安倍総理は何度も総理になって「日本を強い国」に仕上げて欲しい。

尖閣での中国対応については、「中国は弱い時には棚上げしたいと言うし、強くなると攻めてくる」と解説する一方、中国はゲームを挑んできているのだがら、
WTOへの提訴等も考慮しながら、経済界も此処はふんばりどころだと発言していた。・・・納得。
中国は日本が先におれるのを待って色んな仕掛けをしているが、打たれ強い日本を見て中国もあせっているはずだから、
中国観光客の減少で経営が苦しいなどと日本のマスコミ報道は慎むべきではないのか、との意見はその通り。


自民党が政権を取ったときに、安倍総理に期待される課題はたくさんあるようだ。
皇室典範改正、憲法改正、靖国参拝、尖閣諸島問題など対中国関係、従軍慰安婦問題など対韓国関係などがパネラーから話題にあがった。
総裁はこれに一つ一つ丁寧に答えていた。総裁選挙や随時Facebookに公開された内容と基本的には何もぶれていない。
これ等をひとつひとつ片付けていくのは大変だろうけど、安倍総理のときに解決してもらいたい事柄でもある。

特に安倍総裁に期待していることで、「金融緩和を強化してデフレ脱却を急ぎたい」言う発言があったこと。
このままデフレのままで経済が好転しないかぎりにおいては消費税引き上げは停止するとも発言した。
また、FRBやECBが盛んに通貨を刷って自国通貨を安くする政策をとっているが、日本ももっと円安方向に経済政策をとるべきと発言し、
そして、日銀法を改正して量的緩和の拡大を図りたいと発言していたのには好感が持てた。・・・大賛成!
パネラーからは、政府は景気刺激策をもっと盛んにアピールすべきで、「buy japan」をもっと発信して欲しいとの要望もあった。

これ等は、安倍元総理が出馬表明時点で、「消費税を引き上げていく前に、デフレから脱却をして経済を力強い成長軌道に乗せていく必要がある」
と明言し、その後も選挙戦を通じ「消費税増税前のデフレ脱却」という発言を繰り返していたことに繋がる。
法案には、消費税引き上げ条件として名目経済成長率3%、実質成長率2%を目指すという経済弾力条項が盛り込まれているはずだと言う。
今回の自民党総裁選挙において、「消費税増税前のデフレ脱却」と明言したのは、安倍新総裁ただ一人だった。
安倍総裁には、これらの政策を是非達成してもらいたいし、そのための自民党を積極的に応援したい。


ところで、安倍総裁の人柄は、彼のFacebookからでも直に読みとれるが、それ以上に山本一太議員ブログには安倍総裁に賭ける思いが伝わってくる。
山本一太の「気分はいつも直滑降」」
「安倍総裁の体調は、完全に戻った。 精神的にも、より強く、より柔軟になった気がする。
 人気絶頂で総理に登りつめたあの頃より、ずっと強靭だ。 総裁選挙のほとんどの遊説に同行した自分が言うのだから、100%、間違いない!(断言)
 5年前、安倍総理(当時)が、突然、辞任を表明した。 そのまま慶應病院に入院した。 その数日後だったと思うが、携帯が鳴った。 安倍総理からだった。 
 絞り出すような声で、こう言われた。
 「こんなことになってしまって申し訳ない。一太さんには、いい時も、悪い時も、応援してもらったのに、ね。」と。 ・・・(以下略)
 あの辞任劇は、本当に辛くて、悔しい出来事だった。 が、こんな状況の中で連絡をくれた安倍総理の心遣いが、嬉しかった。 
「いい時も、悪い時も応援してもらったのに…」という総理の言葉は忘れられない。 「ああ、ちゃんと分かってくれてるんだ、な」と思った。」


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全日本MX選手権、全日本RR選手権大会 - 残すは一戦

2012-10-09 06:31:45 | モータースポーツ
10月7日は全日本モトクロス選手権と全日本ロードレース選手権が開催され、モトクロスをFacebookとツイッターで、ロードレースはUstreameでレース展開を追っかけた。
天候は晴れ、絶好のレース日和、良いレース展開と結果を楽しみにワクワクしながらパソコンの前に座った。

全日本モトクロス選手権
   「Kawasaki Racing team 新井選手」
晴れ時々曇りの広島県世羅モトクロスコース。 カワサキのホームコースで何度も足を運んだことがあるので、コースレイアウトは良く知っている。
「カワサキモーターズジャパン」や「Kawasaki Racing」から送付されてくるFacebookやツイッター情報からレース展開は或る程度は読める。
第1ヒートは赤旗が出てスタートのやり直しもあり、多少の混乱もあったようだったが、カワサキの新井選手が優勝。
2ヒート目はホンダの成田選手が優勝し新井選手は5位で、ポイントリーダー成田と2位の新井のポイントは期待したほどは縮まらず45ポイント差。
これで最終戦を残すのみだが、カワサキ15年ぶりのタイトル獲得は非常に困難となってきた。
しかし最後まで諦めずに応援することにしよう。

一方、ホンダは2011年、ファクトリーチーム(ワークスチーム)チームHRCを結成し必勝態勢で臨んだが惨敗。
タイトルから遠ざかること6年、あの強いホンダは何処に行ったのだろうか、こんなに弱いホンダを過去見たことが無かった。
チームHRCのファクトリーチームが参戦する以上、こんな成績が許容されるものではないだろうと思っていたら、
2012年、その雪辱を期すため彼らがとった結論は、2011年モトクロスチャンピオン成田選手をヤマハより移籍させて必勝態勢を組んだ。
二輪企業の頂点に立つホンダは常にNo1でいたい。 ホンダが開発するマシンにはNo1の選手が駆ってしかるべきだ。
これがホンダモータースポーツの姿勢だと思っていた。

残り1戦、チームHRCは初期目標を達成できそうだ。

全日本ロードレース選手権
   「Team Green 柳川選手」

快晴の岡山国際サーキット。
久しぶりにUSTREAMのLIVE と Timing Monitorでレースをパソコン観戦した。
結果、ヤマハの中須賀選手の圧勝、2位はケガから復帰したばかりのホンダ秋吉選手、3位はカワサキの柳川選手。
レース序盤から柳川は上位2名に全く付いていけずに段々離される一方で、ゴール時の中須賀と柳川とのタイム差は約14秒と離された。
一方、中須賀はスタータからゴールまで一位をキープし、まさに余裕の4連勝となった。
前日、ノックアウト方式で行われた公式予選でも、中須賀と秋吉が激しいタイムアタックを繰り返したが、
中須賀が1分29秒111をマーク、秋吉を4/1000秒上回りトップを奪うと、そのままセッションは終了し、中須賀が4戦連続ポールポジションを獲得した。
秋吉が2番手、柳川が3番手、山口が4番手で、これがそのままレース本番の結果となった。
ポイント上では中須賀が1位、2位が柳川。 残り1戦、柳川選手のチャンピオンの可能性は非常に苦しそうだが、最後まで期待したい。

カワサキの柳川選手の総合順位は昨年が3位、2010年は2位だったので、今年こそはと期待したが、今年もチャンピオン獲得は難しそうだ。
レース結果等だけをみると、カワサキと柳川選手の現時点の実力は2~3位でかなり高いレベルに仕上がったように思えるが、
競争相手の怪我負傷によるレース不参戦や出場している選手の層の薄さから、何とも言えない。
出場している選手のタイム差はかなり離れており、緊迫したレース展開を期待できそうにはなく、これが観客にとっては面白味にかける所以かもしれぬ。
それにしてもパソコン画面に映る岡山サーキットの観客は少なかったが、こんなもんかな~。

カワサキは2011年、前評判の高かった新型ZX10Rを投入するも、前評判通りの結果は出せずじまいでレースシーズンは終了した。
今年の世界スーパーバイク選手権を見ると、昨年に比べ戦闘力の大幅向上が図れた、もしくはライダーの熟練度があがったかは知らないが、結果は大躍進だ。
マシンの戦闘力が著しく向上したのであれば、全日本選手権にもマシンスペックは適用されるはずなので柳川マシンも飛躍的向上が期待できたはず。
だが、ここまでの結果では、ホンダ、ヤマハ特にヤマハマシンに比べ遅れをとっているように外野席からは見えてしまう。

2012年もカワサキは全日本クラスに販売会社が運営するレースチーム「Team Green」を出場させた。
来期は開発担当が運営するワークスチームの参戦はあるのだろうか。
カワサキは2000年の井筒選手(Kawasaki Racing team )がチャンピオンを獲得して以来、11年も遠ざかっている。
強いカワサキロードレースの再来がもうそろそろ来ても良い頃だと期待してきたのだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フジバカマ -今、野々池貯水池と庭に咲いている

2012-10-07 06:49:35 | 
「庭のフジバカマ」

実は、野々池貯水池にフジバカマが咲いているなど昨年までは知らなかった。
黒星池のツリガネニンジンと相前後して野々池にもツリガネニンジンが咲くので、そのツリガネニンジンを見ようと土手を下ると、そこにフジバカマが咲いていた。
こんなところにフジバカマがあるのかな~と思いながらも、背丈が25cm程度と低く、2、3本摘んで家に持ち帰り、女房に見せたところフジバカマだと言う。
花弁は家の庭に或るもの比べ赤みが少なく、写真では赤く見えるが実物の花弁はどちらかと言えば白に近い。
花は開花して数日たったと思えるのだが、野々池貯水池のフジバカマには「匂い袋のような芳香」がしない。
しかし、カナブンや小さな蝶等の昆虫が盛んに吸蜜しているので、密の味がするのだろうかと思い茎をちぎって口に入れてはみたが蜜の味などもしない。


一方、庭の淡い赤紫色のフジバカマは背丈はもっと大きく1m前後で、今、蕾から咲き始めた時期だが、
花弁を嗅ぐと本当に良い「匂い袋のような芳香」のような上品な香りがする。
多年草なので気がつかない時期に茎が伸びて大きくなり、先端に沢山の赤い蕾を付けて、ゆっくりと開花していく。
フジバカマは秋の七草として有名で、古来より刈り取った茎葉の半乾きの香りを匂い袋として使われたそうだ。

     ★「野々池貯水池に咲いているフジバカマ」
    


     ★「庭に咲いたフジバカマ」
    

フジバカマについて: 「ガーデニングの総合百科:やさしい園芸」より。
「日本、中国、朝鮮半島に分布する草花で、毎年花を咲かせる多年草です。
 河原や池の側など水辺に好んで自生します。日本には奈良時代に中国から渡来し野生化したと言われています。
 秋の七草のひとつであり、派手さはないがその郷愁を誘う花姿が日本人に愛され、様々な古典文学にも登場します。
 それほど愛されてありふれていた植物にもかかわらず、現在では野生のものは激減しました。もともと性質は強健で丈夫な植物なので、
 護岸工事や宅地造成など戦後の急激な開発により、住処を追われたことが減少した一番の理由ではないかと思います。
 植物園で栽培しているものや栽培品種は比較的よく見られますが、かつてのように野原に群生してるものはほぼ見られません。
 横に伸びる地下茎を持ち、そこから茎を長く伸ばして夏から初秋に淡紫色の花をたくさん咲かせますが、栽培品種は従来の野生種に比べると赤みが強い。
 草丈は1m~2mになる大型の草花です。花後はタンポポのような白い綿毛をもったタネができ、風によって遠くへ運ばれます。
 葉は3つに深く切れ込んでおり、生乾き状態のものは独特の甘い芳香を放つところから中国では「蘭草(らんそう)」や「香水蘭(こうすいらん)」とも呼ばれます。
 具体的には桜餅の葉(塩漬けされたオオシマザクラの葉)の香りに似ておりどちらもクマリンという成分が香りの元となっています」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012 Motocross of Nations から見える事

2012-10-05 06:31:59 | モータースポーツ
   
第66回目となる、2012年 Motocross of Nations (国別モトクロス大会)が去る9月30日、ベルギーのLOMMELサーキットで開催された。
世界的なディープサンドコースとして名高いLOMMELサーキットに詰め掛けたモトクロスファンは6万5000人。優勝はドイツチームで、ここ7年連続優勝していたアメリカチームを破っての価値ある初優勝(Germany crowned 2012 Motocross of Nations Championsだ。日本代表チームも出場したが、残念ながら出場33か国中26位の結果「 2012 モトクロスオブネーションズ【結果報告】」」だった。

また、当日のレース状況が下記動画。
   KTM
  2, Max Nagl, Germany, KTM
  3, Gautier Paulin, France, Kawasaki
  4, Clement Desalle, Belgium Suzuki
  5, Ryan Dungey, USA, KTM
「Nations Classification MX2」
  1, Ken Roczen, Germany, KTM
  2, Blake Baggett, USA, Kawasaki
  3, Marvin Musquin, France, KTM
  4, Alexander Tonkov, Russia, Honda
  5, Priit Rätsep, Estonia, KTM
「Nations Classification Open」
  1, Jeffrey Herlings, Netherlands, KTM
  2, Tanel Leok, Estonia, Suzuki
  3, Ken de Dycker, Belgium, KTM
  4, Justin Barcia, USA, Honda,
  5, Davide Guarneri, Italy, KTM

★ところで、日本チームは出発前にライダ交代等のアクシデントであったためトップライダーの出場が叶わなず、昨年の Motocross of Nations での総合順位は13位だったが、今年26位に順位を下げた事は非常に残念な結果となった。ただ、過去の日本人チームの戦績からみても、10位以内に入ったのは数回しかなく、世界的にみれば13位前後が日本選手の平均的実力なのだろう。世界、特に欧米の選手が自国選手権に加わえ、世界中を転戦する世界選手権で覇を争っている環境で常に戦闘モードにあるのに比べ、日本選手の実力の弱さが如実に出てしまった。この結果は数年来何なら変動することもなく、つまり欧米の上位チームに肉薄することなく、そして、その結果を単純に受け入れてしまう怖さが日本側に残念ながらあるようだ。最も優秀なモトクロスマシンを開発する能力をもつ日本と、世界で20位にも入れない選手と言う不自然さをどう解釈すればよいのだろう。Motocross of Nations の結果をみると、何とはなしに寂しさを感じざるを得なくなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

30日の「たかじんのそこまで言って委員会」は面白かった

2012-10-03 06:37:12 | その他
  
9月30日の「たかじんのそこまで言って委員会 オッサンシリーズ 三部作 完決篇」は非常に面白かった。
今回の内容は「ブレルナ日本」と称して「まっすぐなオッサン大賞」を決めるものだった。
辛坊治郎が司会を担当し、津川雅彦、桂ざこば、宮崎哲弥、勝谷誠彦、加藤清隆、田嶋陽子、竹田恒泰、松嶋初音のレギュラーメンバー及び準メンバーに
飯島勲、国定浩一、所功、池田信夫、大野和基ら個性豊かで一家言ある知識人が強く信じる論説を熱く説明し、どの論説がレギュラー陣の最も胸に刺さったかを決めるもの。
「たかじん」では総じて保守的意見に賛同する人たちが多く、一人個人名を書くと、田嶋陽子氏が反対意見を挟むも議論の本筋から外れた発言が多く一人浮いていた。
だが、このように保守的意見(私にはまともに聞こえるが)に反対する人が居て初めて保守系論説が際立って力説されることになるので、「たかじん」での田嶋氏は貴重なメンバーだ。

結果、「オッサン大賞」は「それでも従軍慰安婦は捏造だ」を話題提供した池田信夫氏が獲得し、次点は「それでも自民党は滅びない」を説明した飯島勲氏だった。
そして、非常に面白い話題は「それでも阪神は優勝する」を提供した国定浩一氏。

●池田信夫氏が話題提供した、「それでも従軍慰安婦は捏造だ」の根拠として、下記3点を主に説明された。
「(1)20年前に私が取材した韓国人は一人も「強制連行」とは言わなかった。
 (2)軍が強制連行を命じた文章はない。
 (3)第3者の証言もない。」
を主に論説を展開し従軍慰安婦題は捏造だと説明した事に多くの賛同を得ていた。

所謂、「河野談話」の中で語られていると推測される、官憲が韓国婦人を慰安婦として強制連行した事実は見つからなかったということ。
ただ、「河野談話」にある、官憲による強制連行の事実はインドネシアで一件あったが、関係した軍人は軍法違反として処罰され死刑となったということで、
今話題とされている「韓国人を従軍慰安婦として軍が強制的に連行した言う事実はない」とする説明は何度聞いても非常に分かり易い。

実は、韓国慰安婦問題の本当の事実を自分なりに知りたくて多少調べていた。
調べた範囲での韓国慰安婦の真実をブログ(気になった事件記事)にも書いた事もあって、池田氏の説明は分かり易かった。

ブログ「気になった事件記事」からの転載:
『韓国の慰安婦問題について、池田信夫ブログに慰安婦問題の起こりが記載されている。 判り易い!!
そもそも問題の発端は吉田清治のフィクションで、これが全くの嘘(本人も嘘と認めた)だった。
この話を聞いて賠償金を取ろうと画策したのが社民党の福島瑞穂弁護士。

秦氏の本によると、慰安婦訴訟の原告だった文玉珠は3年で25000円(今なら1億円以上)の貯金をしたが、
軍票が紙屑になったので返せというのが当初の訴訟だった。しかし一審で負けたので「強制連行」で脅すことにした
(慰安婦の月収は今でいうと200万円ぐらい。「強制連行」してきた労働者にそんな賃金を払うはずがない。
 旧陸軍の年俸6600円(大将)、二等兵月13円。昭和10年代後半で、戦地で月収400円の従軍慰安婦は将官の収入。
 韓国の慰安婦募集ビラ(韓国政府のウェブサイトにあったが削除された)によれば「月収300円以上」。
 これは今の物価で150万円ぐらい。こんな高給の「強制労働者」がいるだろうか。・・・池田信夫ツイッター )

池田信夫ブログ:「慰安婦問題の「主犯」は福島瑞穂弁護士
 「要するに戦争をネタにもうけようとたくらんだ旧軍人が「軍の性奴隷」という猟奇的な話をでっち上げ、
  それを政治的に利用しようとした日本の弁護士が韓国人をけしかけ、朝日新聞がそれに乗せられたという構図だ。
  したがって主犯は福島氏で、朝日は問題を拡大した共犯である」
 「この騒動で福島氏は「人権派弁護士」としてマスコミにデビューし、国会議員にもなったが、彼女のおかげで日韓関係はめちゃくちゃになった。
  今回の慰安婦騒動に彼女が沈黙を守っているのは、ここまで嘘がばれてしまうと取り繕いようがないからだろう。
  朝日新聞とともに彼女にも説明責任がある。国会で説明すべきだ」』


●それにしても、国定先生の「それでも阪神は優勝する」は痛快だった。
先生は関西テレビ「アンカー」で経済評論家としてウンチクを話しているが、阪神の話題を喋らす方が格段に真剣味があって、グーットとテレビの引き寄せられる。
・・・やっぱりそうなんだ。
国定先生は強烈な阪神ファンとて有名だが、我々在野の阪神ファンと同じ思考をしているから、彼の論説には納得がいく。
甲子園では阪神選手の悪口は絶対に言わず、常に応援し続けるのが熱烈な阪神ファンたる所以らしいが、椅子に座ると、へました選手の罵詈雑言や監督采配の批判は日常茶飯事だという。
これには、レギュラー陣大爆笑で面白かった。・・・同感!


●「たかじんのそこまで言って委員会」は右翼がかった愚劣な番組というコメントもあるが、しかし番組を視聴している限りにおいては、全く違和感を感じない。
意味不明に結論付ける雑多の番組が多い中で、問題分析を本音で語る番組は多少誤解を招き易いのはあるだろうが、本音を語っているので、むしろ聴いて安心できる。
自分の立位置を話題の外におき、市場で発生した問題点を批評するコメンテイターに比べれば、遥かに論説が明確で好感がもてるし、自分と波長があえば信頼するだけの事。
昨今、尖閣や歴史問題をナショナリスト傾向が強い番組だとするマスコミコメンテイターもいるが、そんなマスコミはどうかしている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

RACERS vol17 の記事はどうだったか

2012-10-01 06:37:32 | モータースポーツ
    「ホンダRC250MA」

「RACERS」が、第17号にて初めてモトクロッサーを取り上げてくれた。
その第一号はホンダRC250MAで、モトクロッサーには珍しい自動変速機を採用した画期的マシン。
この号の出版を楽しみにしていたので早速買いに走ったが、西明石と大久保の本屋では既に無く、明石の「ジュンク堂」まで用事を作って車で出かけた。

当ブログの「RACERS vol17に期待するもの」にはこう書いた。
『「RACERS」がモトクロスマシンを採り上げる。そんなに売れる事は無いだろうとのことだが、それでも販売にこじつけた、編集に関わる人達の心意気、モトクロス大好きの心意気に感謝。それはそうだろう・・・モトクロス程人間味溢れるマシンは無いし、海外の二輪文化をみても、これ程家族の絆を感じさせるスポーツはない。だから、アメリカではオフロードに関する雑誌の種類の多さにビックリする。「RACERS」はレースマシンを取り巻く人間模様を掘り下げて登載しているが、次回号はマシンの心臓部に纏わる人間模様が読めそうだ。モトクロッサーにバタリーニ機構を源とする油圧ミッションで構成された自動変速機。現役時、モトクロスレース等に関与した期間が長かったので、こんなメカニズムをみると、現役時の沸々とした時代を思い起こさせるから楽しい』

ひととおり、本をサーット目を通してみると、バタリーニ機構に対する本田宗一郎の思いから開発がはじまり、挫折を負いながらもその機構が最も有効に機能すると思われる、オフロードマシンに採用すべく、しかもオフロードマシンの頂点にあるモトクロスレースで勝つまでの軌跡が記述してある。ホンダが何故自動変速機に固守したかを簡単に理解できる内容の流れは、読んでいて面白く、成程そーだったのかと感じ入ることが多かっただけに、編集者の気持ちが手に取るように分かった。・・・まずは編集者達に感謝である。(編集者のメンバーを見ると、現役時に全日本モトクロス選手権でお世話になった方達ばかりなので、尚更親近感を持って読んだ)

本の流れに沿って、面白い記述や気に入った文脈を追ってみた。

オートマチックMX車は、本田宗一郎の生涯最後に描いた夢の実現だったとある。「’80年、ボーイスカウトのイベント当日、雨で抜かるんだ泥のコースで、滑るばかりで前に進まない初心者少年の様子をみた本田は「バタリーニでオフバイクを作ったらどうか」と問いかけたという。ホンダの二輪失敗作の一つである、スクータージュノアはバタリーニミッションを採用していたが、販売が思うに任せず自動変速機の成功を果たせなかった。本田宗一郎が自動変速機の可能性をオフ車に見つけたというくだりだ。その後のホンダ歴代社長もバタリーニ変速機の成功を気にかけ続け、都合5年の開発で自動変速機付きモトクロッサーが完成する。

初期テスト結果は上々で、テストライダーのラップタイムはマニュアル車に比べ数秒早かったという。
だが、全日本トップライダーの評価は散々で、テスト結果は”NO”。これでも諦めず、’89年に来日した当時世界最高のUSライダーの評価にかけると、結果はポジティブ評価で、これで実戦投入が決まった。そして登場したのが、’90全日本モトクロス選手権大会でのホンダRC250MA。RC250MAが登場すると、多くのファン、メディアを含めた観客から驚嘆の声で迎えられ、競合チームも興味深々に耳目を集めた。
     

「夢を成就させた”意地と信念”がある」
「圧倒的優位性を見せつけてRC250MAは参戦2シーズンでチャンピオンに輝いた。開発スタートから6年という。望まぬ時間はしかしHFTとマシンをより完璧に作りあげた」と記述されている。

ここからは、ホンダ自動変速機(HFT)の開発ストーリとそれに伴う苦労が記載されている。「予測と検証によって解明し、性能を確立していく事こそが絶対的テーマであり、遠大な課題だった。ましてや、開発途上にある技術でレースに参戦する行為は至高のチャレンジであると当時に、蛮行に終わる可能性もあった」「モトクロス開発現場には妙に”泥くさい”男が多い。その泥くささは実直で強いこだわりと言い換えてもいい。それが本田宗一郎の姿そのものである」「素人からみると、よく分からない”金属の塊”は、彼らの夢が詰まったブラックボックス。大事なことは”そこで彼らが何をしたのか”ということ」

ホンダHFT機構を延々と8ページに渡って詳細に説明されてはいるが、この綴りは素人には正直言って分かりづらいのではないだろうか。何度か読み続けると機構そのものは理解できるが、それでもなおHFTのモトクロッサーに採用することによる圧倒的優位性が良く分からない。機構詳細説明内容は絵と文章で構成されているので、機構そのものは何とはなく理解できるが、もう少し力学的な構成を、例えば伝達圧力や効率等を数式で説明してくれたら更に理解しやすかったのではと思った。これこそ、前回にも要望した「エンジンテクノロジー」的要素を加えて解説するほうが技術屋には分かり易いし質感があるように思える。

「マニュアル車との大きな違いは、約85%~90%というHFTの出力伝達効率の悪さ。
マニュアル車と同等の後輪出力を実現するためには2psの出力UPが必要で、また低中速も犠牲している」とあるが、HFTの伝達効率85%というのは、一般的な歯車機構に比べても相当に悪い。これでは、全開走行で行ける場面、例えばスタート時にはHFT効果を発揮すると推定されるも、モトクロスレースではどちらかと言えば全開で走行できる場面が少ない。この絶対的伝達効率の悪さを補うために、より優れたライダー技量を必要としたのではないだろうか。
RC250MAの伝達部分と出力特性:
     


「全日本のトップライダーはトップ出力不足とレスポンス性の悪さ、そしてエンジンのフィリクション感の悪さを指摘。これは、オートマチックの根本を否定するに等しい内容だった。勿論、レース参戦は中止である」、ところが「運命を変えたのは、アメリカンライダーの高い評価が実戦投入の決断を後押しした」とある。’90年レース参戦時、トップライダーはオートマチック車を選ばず、’91年オートミッション車に騎乗した宮内選手によって初優勝と全日本チャンピオンを獲得した。が、その後オートミッションは再度登場することはなく、20年以上の月日を超えて今回の誌上登場となった。


★RACERS vol17は、幾多の開発の課題を持ちながらもジクジクたる苦節6年を取り返して勝利を掴む物語。
レース界は単なる設計開発作業と異なり、色んな職種の人が社内人脈との絡みもあって複雑なので、泥臭い人間模様が一般的にはある。HFTというハードウエアを、本田宗一郎から綿々と続いた思いでレースに参戦させ、チャンピオンまで導いた流れを期待して読んだ。そこにある、蓄積したノウハウを社内に残し、歴史として後輩に伝えるという流れには共感できるものがあった。更に要望が許されるなら、開発に携わった技術者の思いや執念を、社内で孤立しながらも燃やし続けた葛藤の生の声を脚色なく質問形式でも良いから、誌上に書いて欲しかった。そこには開発陣の本当に泥臭い葛藤があると信じられるから。

★一方、HFTの実力、つまり幾多の問題点を多く抱えたままレース参戦し、HFTという技術向上のみを主としたホンダブランド車に、我々は恐怖にかられることもあった。この本を読みながら、過ってホンダファクトリーと全日本レースを戦いながら参戦してきた経験から振り返りみれば、こんな未完の技術を当時恐れていたのかと思うと情けない。ホンダは’80年から’91年の間’82年にヤマハ、’89年にカワサキにチャンピオンを獲られた以外、数度に渡ってチャンピオンブランドであった。しかし、その後のホンダは’91年に宮内選手がRC250MAでチャンピオンを獲得した以降は低迷し、カワサキとスズキが複数年にわたりチャンピオンを維持し続けてきた。

当時、カワサキで全日本モトクロス選手権に参戦した経験からいえば、ホンダのレース戦略は常に気になったのは事実である。
ホンダが新機構で戦う戦略に一喜一憂し、特に自動変速には恐怖を覚えた事を記憶している。なぜなら、モトクロスで第一コーナーまでを先頭で走るホールショットは、レース結果を左右する重要な要素であるが、そのホールショットを獲る確率の高い自動変速機は有利だ。何せ全開でマシンを進めることが可能となったのだから勝つ可能性が飛躍的に高まる。だけど、こうしてホンダの苦労話しを素直に読んでみると、孫子の兵法「謀攻篇 戦わずして勝つ」を結果的に実践していた事になる。「ホンダと言うブランド」を如何に恐れていたか、今さらながらに思いだす。

★また、HFTの写真や説明資料を読みながら、この機構は機構の複雑さやコストは避けられない課題のように思える。
翻ってみると、昨今の量産モトクロッサーの値段の高さが多くのオフロードユーザーを敬遠させているような気がしてならない。モトクロスマシンにアルミ車体が採用され、次は4ストエンジンで、更にはインジェクションだ。外部環境からそうせざるを得ないのかどうかは知らぬが、ユーザーが高いマシンを押しつけられている様な気がする。

USモトクロス選手権や世界モトクロス選手権における、KTM車の活躍や品揃え等を見ると、日本車に見られる先端技術と称する機構は必ずしもレースにおける勝利の道でもブランドへの信頼性でも無いのではないか思えてきた。最近発表された、「Beta Announces Two-Stroke Off-Roaders」は随所に日本車と異なる手法で勝つための技術が適用されているようで、欧州車に一様に見られる個性が散りばめられて参考になる。更に加えて言えば、全世界のオフロード市場で大活躍しているKTMの市場戦略や草の根戦略を見るに、つくづくそう思うようになった。

★以前書いたブログの繰り返しなるが、
『技術レベルの高さの優劣を、勝負として競争するのがレースであり、過去、日本企業はレースで勝つことで優秀性をアピールし企業自体が発展してきた歴史がある。二輪ユーザーが求めるものは多様化しつつあるが、最も技術力を誇示できる場がレースであることは現在も何等変わらない。更に加えるなら、書籍「失敗の本質」では、技術には兵器体系というハードウェアのみならず、組織が蓄積した知識・技能等のソフトウェアの体系の構築が必要と指摘している。組織の知識・技能は、軍事組織でいえば、組織が蓄積してきた戦闘に関するノウハウと言っても良い。組織としての行動は個人間の相互作用から生まれてくるとある。

この指摘から言えば、戦いのなかで蓄積された人的・物的な知識・技能の伝承が最も必要なレース運営組織は経験的に企業グループ内で実質運営されるべきであり、レース運営を外部団体に委託すること等は組織技術ソフトウェアの蓄積から言えば絶対に避けるべき事であろう』

ホンダのRC250MAを見て、改めてそう感じた。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする