先日の絶景ポイントに引続いて、世界の美しい橋。
「人々を魅了する世界の美しい10の橋」の中から、実際通ったり、あるいは直ぐ近くで観た経験がある3つの橋を紹介したい。
「水なくして人は生きていけませんが、水があれば今度は渡るための橋が必要となってきます。
木から石へ、石から鉄へと、橋を造る技術も発展してきました。
そんな無数にある橋の中でも、特に魅惑的な「世界の美しい10の橋」をご紹介します」
「 ハージュー橋(イスファハン・イラン)」
「17世紀にシャー・アッバース2世によって建設されました。
全長133mの2階建てで、世界三名橋の一つにも選ばれています。
橋げたはアーチ状になっておりダムの役目も果たしています。
ザヤンデ川沿いにあるガーデンへ水を引くのにも利用されています」
・・・イランのイスファハン中心に掛る橋で、石作りと言う事もあってどっしりとした重厚な感じの造り。
夜の照明がよりくっきりと橋を幻想的に浮かべ、川の豊かな水量の流れにも良く似合って美しかった。
訪問したのは冬だったが、寒いのにも関わらず橋の上から眺めている観光客や水辺でくつろいでいる地元の方も多かった。
ところで、信号機がないと本当に困るもんだ。
ハージュー橋の近くまではすんなりと行けるのだが、其処から交差点を渡って橋までの約50mに命が縮む思いがした。
信号が無い上に、道路を走る車のスピードが異常に早い。
交差点手前の道路がカーブし、しかも夜照明がないこともあって、向ってくる車との距離感が掴めない。
それこそ、アウンの呼吸をもって車が来ない頃を見計らい急いで渡る。
ベトナムのホーチミン市街も交差点に信号が無い所が多く、ひっ切り無しに通過するモペットの大軍を避けて向う側に渡るのは至難の技だったが、
イスファハンの市街地はモペットではなく四輪でしかも速度が圧倒的に早い。
橋まで行くにも、また橋から離れて駐車している車の所に戻るにも大げさに言えば、命がけだった。
それさえが無ければ、一見の価値は十分にある橋だと思った。
夜、灯りで浮かび上がった橋は幻想的で美しい。
「 ため息橋(ヴェネチア・イタリア)」
「19世紀にジョージ・バイロンによって名付けられました。
窓から顔を出した囚人たちが、この橋を見てはため息をついたことが由来だそうです。
恋人たちがゴンドラでこの橋の下を通るときにキスをすると、
永遠の愛が約束されるとして人気の観光スポットとなっています」
・・・ヴェネチアに行った際、外から見ると確かな記憶に残らない程の印象でしか無い橋だが、ため息橋という名前だけははっきりと覚えている。
ドゥカーレ宮殿からため息橋を渡ると監獄があって、そこは有名なカサノバが投獄された場所だそうだ。
公開されていた牢獄と当時使用されていた拷問器具が沢山展示してあったのを興味深く見て歩いた。
「ヴェッキオ橋(フィレンツェ・イタリア)」
「アルノ川に架かる中世時代に造られた橋。橋の役目以外にも、ストリートであり、マーケットであり、
世界三名橋のひとつに数えられるフィレンツェ最古の伝統建造物でもあります。
中世以前に存在していた古い橋が洪水で流されたあと、現在の橋が1345年に造られました。
橋の上を肉屋や皮なめし職人に貸すことで、建設の資金源を得ていたようです。
屋根が付いたのは1565年で、コジモ一世(メディチ家出身の初代トスカーナ大公)のお抱えだった
建築家ジョルジョ・ヴァザーリに依頼して付けられました。
その後すぐに宝飾店や金細工店など高価な品を扱う店が立ち並ぶようになりました。
それによって肉屋などの業種が追い出される形となったようです」
第二次世界大戦中には洪水やドイツ軍による爆破の恐れがあったようですが、
ヒトラーが橋を保存するように直接指示したとのことです」
・・・フィレンツェ のウフィツィ美術館を訪問した際、美術館の回廊を回りながら、一階から上階に登りつつ多くの美術品を眺めていくのだが、
見学人が多いと人の流れがとまる。その立止った場所の窓からヴェッキオ橋がよく見えた。
ウフィツィ美術館に展示された興味深い作品を見るのに相当な時間を費やしてしまい、結局、ヴェッキオ橋を渡ることは出来ずじまいだったが、
丁度、日没に掛った時間帯であったことも幸いし、照明のついたヴェッキオ橋を見ることもできた。
ヴェッキオ橋から離れて川沿いの駐車場までの道のり、ゆったりとした川の流れを見ながら世界最高の絵画を思い浮かべた。
「10 Most Beautiful Bridges in the World」
ちなみに、Wikipediaによる世界三名橋とは:
1.ハージュー橋
「イラン イスファハーン ザヤンデ川、1666年 サファビー朝時代、全長133m」
2. ヴェッキオ橋
「イタリア フィレンツェ アルノ川、1345年」
3.盧溝橋
「中国 北京、1192年、全長267m」
「人々を魅了する世界の美しい10の橋」の中から、実際通ったり、あるいは直ぐ近くで観た経験がある3つの橋を紹介したい。
「水なくして人は生きていけませんが、水があれば今度は渡るための橋が必要となってきます。
木から石へ、石から鉄へと、橋を造る技術も発展してきました。
そんな無数にある橋の中でも、特に魅惑的な「世界の美しい10の橋」をご紹介します」
「 ハージュー橋(イスファハン・イラン)」
「17世紀にシャー・アッバース2世によって建設されました。
全長133mの2階建てで、世界三名橋の一つにも選ばれています。
橋げたはアーチ状になっておりダムの役目も果たしています。
ザヤンデ川沿いにあるガーデンへ水を引くのにも利用されています」
・・・イランのイスファハン中心に掛る橋で、石作りと言う事もあってどっしりとした重厚な感じの造り。
夜の照明がよりくっきりと橋を幻想的に浮かべ、川の豊かな水量の流れにも良く似合って美しかった。
訪問したのは冬だったが、寒いのにも関わらず橋の上から眺めている観光客や水辺でくつろいでいる地元の方も多かった。
ところで、信号機がないと本当に困るもんだ。
ハージュー橋の近くまではすんなりと行けるのだが、其処から交差点を渡って橋までの約50mに命が縮む思いがした。
信号が無い上に、道路を走る車のスピードが異常に早い。
交差点手前の道路がカーブし、しかも夜照明がないこともあって、向ってくる車との距離感が掴めない。
それこそ、アウンの呼吸をもって車が来ない頃を見計らい急いで渡る。
ベトナムのホーチミン市街も交差点に信号が無い所が多く、ひっ切り無しに通過するモペットの大軍を避けて向う側に渡るのは至難の技だったが、
イスファハンの市街地はモペットではなく四輪でしかも速度が圧倒的に早い。
橋まで行くにも、また橋から離れて駐車している車の所に戻るにも大げさに言えば、命がけだった。
それさえが無ければ、一見の価値は十分にある橋だと思った。
夜、灯りで浮かび上がった橋は幻想的で美しい。
「 ため息橋(ヴェネチア・イタリア)」
「19世紀にジョージ・バイロンによって名付けられました。
窓から顔を出した囚人たちが、この橋を見てはため息をついたことが由来だそうです。
恋人たちがゴンドラでこの橋の下を通るときにキスをすると、
永遠の愛が約束されるとして人気の観光スポットとなっています」
・・・ヴェネチアに行った際、外から見ると確かな記憶に残らない程の印象でしか無い橋だが、ため息橋という名前だけははっきりと覚えている。
ドゥカーレ宮殿からため息橋を渡ると監獄があって、そこは有名なカサノバが投獄された場所だそうだ。
公開されていた牢獄と当時使用されていた拷問器具が沢山展示してあったのを興味深く見て歩いた。
「ヴェッキオ橋(フィレンツェ・イタリア)」
「アルノ川に架かる中世時代に造られた橋。橋の役目以外にも、ストリートであり、マーケットであり、
世界三名橋のひとつに数えられるフィレンツェ最古の伝統建造物でもあります。
中世以前に存在していた古い橋が洪水で流されたあと、現在の橋が1345年に造られました。
橋の上を肉屋や皮なめし職人に貸すことで、建設の資金源を得ていたようです。
屋根が付いたのは1565年で、コジモ一世(メディチ家出身の初代トスカーナ大公)のお抱えだった
建築家ジョルジョ・ヴァザーリに依頼して付けられました。
その後すぐに宝飾店や金細工店など高価な品を扱う店が立ち並ぶようになりました。
それによって肉屋などの業種が追い出される形となったようです」
第二次世界大戦中には洪水やドイツ軍による爆破の恐れがあったようですが、
ヒトラーが橋を保存するように直接指示したとのことです」
・・・フィレンツェ のウフィツィ美術館を訪問した際、美術館の回廊を回りながら、一階から上階に登りつつ多くの美術品を眺めていくのだが、
見学人が多いと人の流れがとまる。その立止った場所の窓からヴェッキオ橋がよく見えた。
ウフィツィ美術館に展示された興味深い作品を見るのに相当な時間を費やしてしまい、結局、ヴェッキオ橋を渡ることは出来ずじまいだったが、
丁度、日没に掛った時間帯であったことも幸いし、照明のついたヴェッキオ橋を見ることもできた。
ヴェッキオ橋から離れて川沿いの駐車場までの道のり、ゆったりとした川の流れを見ながら世界最高の絵画を思い浮かべた。
「10 Most Beautiful Bridges in the World」
ちなみに、Wikipediaによる世界三名橋とは:
1.ハージュー橋
「イラン イスファハーン ザヤンデ川、1666年 サファビー朝時代、全長133m」
2. ヴェッキオ橋
「イタリア フィレンツェ アルノ川、1345年」
3.盧溝橋
「中国 北京、1192年、全長267m」