野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

面白い相撲解説

2020-01-15 07:57:57 | スポーツ
私は大相撲の大ファンの一人だが、大相撲をテレビ観戦する楽しみは、勿論大相撲のもつ独特の醍醐味だと思うが、加えて相撲を見る楽しみがもうひとつある。 相撲解説者の的を得た解説が結果に付随しておれば、尚更合点がいって面白いのだ。更に言えば、NHKアナウンサーが解説者の説明を巧く引き出すと、尚更楽しい。アナウンサーと解説者の掛け合いを聞いているとあっという間に次の相撲が始まるからだ。例えば、吉田アナや藤井アナと北の富士との掛け合いは面白い。アナウンサーが巧く北の富士の解説を引き出し、間合いもよく、聞いていてアクがなく素晴らしいの一言。聞いて楽しい解説者は北の富士。 気楽に喋っているし、自分に合点がいかないとアナウンサーが仕向けてもそのように話さない。北の富士の解説が一番面白いと思っているが、組むアナウンサーによって北の富士の気分が明らかに違い、吉田、藤井アナの時の北の富士はリラックスして話してくれる。ところが、新人や不慣れなアナウンサーが担当すると、北の富士の解説トーンが明らかに異なる。いくらアナウンサーが仕向けても素っ頓狂な話し方をしたり、全く違う解説をしたり、場合によっては全く話さない事もままある。あまりにも経験不足のアナウンサーにたいし、少し勉強してから来いと促しているように聞こえるし、最初から相性が悪いと思っているのか、的を得た話をしない。そんなときに巡り合うと、テレビ観戦しても、まったく楽しくない。アナウンサーの方が委縮しているのが直ぐわかる。解説者とアナウンサーの呼吸が合ってないのが画面を通じてもろ分かりだが、それでも我慢して相撲観戦するしかない。或る時、向こう正面の解説者が相撲界や力士の事をこうすべきだともっともらしく解説していた。これを聞いた北の富士が「部屋に帰って、そのように指導しなさい」と諭していた。褒めるべき力士は褒めるし、厳しめるべき力士には課題をはっきりと言うし、北の富士以外にこんな辛口批評をする解説者はいないだけに愉快だ。

その北の富士が、昨日の新聞ネット誌に、初場所3日目の模様を投稿していた。読んでて面白い。
活字になると、NHK解説で喋るより多くの言葉が並ぶので、力士の心理状況がよくわかる。[北の富士コラム]がそうだ。その中から、白鵬連敗について、なるほどと思った一説を抜き取って残しておこうと思う。
「白鵬がまた負けた。過去の対戦成績は20勝1敗と負けるはずのない妙義龍に敗れてしまった。勝負事に絶対はないとは言うものの、まさか初日から2連敗の精彩のない妙義龍に引かれて負けたのだから、場内は騒然となる。私はラジオの解説で白鵬がこの相手に負ける訳がないと言い切っていた。場内騒然、私はあぜん。解説者失格である。4日目から、どの面さげて解説すればいいのか恥ずかしい限りである。

こうなったのもみな、白鵬のせいである。最近では一番と言っていいほど絶好調で、初日を先場所、不覚をとった大栄翔を難なく下して評判通り、白鵬強しを見せつけた。それが2日目、遠藤に裏返しに土俵にたたきつけられる屈辱的な負け方を喫した。私はこの負けが尾を引いていると見ている。本来の白鵬は、負けた翌日は厳しい相撲を見せ、2連敗はめったにしないとされている。 しかし、3日目の白鵬は立ち合い、張ることもなく右差しに出る。妙義龍は当然、左からおっつけて右差しを許さない。いつもの白鵬なら、ここで違う戦い方をするのだが、なおも右差しにこだわる。しかも足がそろって腰も高い。それを見て取った妙義龍が左から突き落とすと、白鵬は実にあっけなく前に落ちた。

明らかに白鵬に異変が起きている。体調は問題はないが、遠藤戦のショックが少なからず響いているのではないだろうか。4日目の相手は北勝富士だ。決して楽な相手ではない。おそらくなりふり構わずかち上げ、張り差しを繰り出すだろうが、北勝富士の顔面は頑丈にできている。それに大関、横綱相手に3連勝と元気いっぱい。 十分に波乱も考えられる。はたして白鵬に気力が残っているか? もしも、もしもではあるが、3連敗となったら5日目に姿を消すこともあるだろう。横審総見のあの強さは何だったのか。自信も過剰になると、このような状態になる。つくづく、相撲は難しい。

鶴竜も北勝富士にいいところなく押し出され2敗目。内容が内容だけに立ち直りはかなり難しい。苦しいといえば、豪栄道も苦戦続きである。気力だけで頑張っているのはわかるが、とても相撲がとれる体調ではないようだ。(以下略)」


今場所、「白鵬の時代は終わった」を予感させるような相撲が続いているが、もしそうであれば、次の若手が成長著しいので、大相撲の近い将来は明るい。(追加)そして、今日(15日)の朝、日本相撲協会は初場所4日目の15日、横綱白鵬の休場を発表した。相撲解説の北の富士が予想した通りになった。いつだったか、小指を負傷としたと言って休場した白鵬だが、今度の休場理由はなんなのかまだ発表なし。少し体調が悪くなっては休める、横綱って良いな~。

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