股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

ご無事ですか?

2011-03-20 10:41:24 | 股関節の基礎
田山陽平です。

地震後、ご家族・親戚等、みなさま無事にお過ごしでしょうか?

本当に大変な状況ですね。

被災地の方々も心配です。

余震も続いていますので、今後も気を付けて下さい







今日は股関節・骨盤・腰骨(腰椎)の関係性について書きます。

人の身体はいくつもの骨が関節をなして繋がっています。


1つの関節が何かしらの影響を受け、変形したり、ずれたりすると、そこを中心に全身の関節に影響が波及していきます。

上記3つの関係性で例を挙げてみます。

①骨盤が前に傾く(前傾)・・・・腰椎が反る(伸展)・・・・・・両側股関節が曲がる(屈曲)

②骨盤が後ろに傾く(後傾)・・・腰椎が曲がる(屈曲)・・・・・両側股関節が反る(伸展)

③骨盤が右に傾く・・・・・・・・腰椎が右に傾く(右側屈)・・・右股関節が外に開く(外転)、左股関節が内に閉じる(内転)

④骨盤が左に傾く・・・・・・・・腰椎が左に傾く(左側屈)・・・右股関節が内に閉じる(内転)、左股関節が外に開く(外転)

⑤骨盤が右に捻じれる(右回旋)・腰椎が左に捻じれる(左回旋)・右股関節が外に捻じれる(外旋)、左股関節が内に捻じれる(内旋)

⑥骨盤が左に捻じれる(左回旋)・腰椎が右に捻じれる(右回旋)・右股関節が内に捻じれる(内旋)、左股関節が外に捻じれる(外旋)


といったように、骨盤に変化が起きれば背骨や股関節に。

        背骨に変化が起きれば骨盤や股関節に。

        股関節に変化が起きれば骨盤や背骨に変化が波及していくのです。

股関節に疾患や痛み(疼痛)を持っている方は、股関節の関節可動域が低下する傾向にあります。

股関節の可動域の低下は骨盤・背骨へと広がっていき姿勢を変化させます。

同様に、股関節の可動域を改善したり、疼痛を軽減・消失させることで全身の姿勢も良い方向へと向かっていきます。


股関節は身体で最大の関節で、体重支持と歩行の機能に適応する構造を持っています。






股関節の状態を良い方向に向け、全身状態も整えていきましょう。