皆さんの股関節痛の原因となっている病気には様々な種類があります。
これも個人差のひとつです。
日本人に多い寛骨臼蓋形成不全に対する一つの手術法にRAO(アール・エイ・オー、一般的にはラオと呼ばれています。Rotational Acetabular Osteotomy)があります。
RAOを受けられている方々に、最もトラブルを起こしやすい筋肉は大腿筋膜張筋(Tensor Fasciae Latae)です。
症状のひどい方は、熱感を感じるほど炎症が強く出ます。
このような時は、痛みが強くてほとんど歩けないので、時には冷すことも必要になるほどです。
中には大腿筋膜張筋(TFL)が委縮している方もいます。
RAOの手術法は、先生によっても異なりますが、手術時の切開の場所と関連があるように感じています。
それほど症状が強くない方がほとんどですが、上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょ Anterior Superior Iliac Spine)の下や後方に痛みを感じる方が多いです。
上前腸骨棘(ASIS)の下には、多くの筋肉が集まりますので、ここに痛みを感じる方は手術をしていない方々にも多いです。
皆さんのへそから、左右に手を動かしていくと左右で骨盤の出っ張りを感じますが、そこがASISです。
ここは股関節ではありませんよ。
この部位を指さして「股関節が痛い。」とおっしゃる方は多いですが、下の図の赤い丸がASISです。
自分のASISをチェックして、その下をほぐしてみてください。
そこには、TFLもあります。
TFLのイメージを下に載せますので、しっかりと頭の中に描いてケアしてくださいね。
●大腿筋膜張筋を正面から見たところです。
ももの上の外側です。
(赤丸はASIS、青矢印がTFL)
●大腿筋膜張筋を横から見たところです。
ASISに外側にありますね。
(赤丸はASIS、青矢印がTFL)
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変形性股関節症を怖がらないでね
椅子に座った状態でももの裏にテニスボールを置き、手でももをボールの押し付けてほぐしてください。
痛い部分があるはずです。
坐骨神経痛と間違えられ安い症状ですが、筋肉です。
痛いときはスクワットは危険です。
急に走ったりすると、ハムストリングスが切れることもあります(肉離れ)。
今は筋トレよりほぐしです。
治すことです。
教えてほしいことがあり、コメントします。
先股脱で小学生の頃から痛み始め、股関節からひざしたまでのいたみがあり、睡眠中に寝返りしても痛くて起きてしまうほどになり、45歳で手術をしました。
約半年間のリハビリを終えて、パートの仕事に復帰しています。
術後1年が経って、股関節の痛みはないのですが、お尻から太もも(後ろ側です)の奥の奥が、階段を上がるときや下がるとき、軽くスクワットをしたときなどにとても痛みます。同じ動きでも、負荷がかからない時には痛くないので、ももあげなどは大丈夫です。
病院では坐骨神経痛がらみの痛さかもしれないとは言われたのですが、私の感じでは筋肉痛の一種?とも思っています。
でも外からは触れない筋肉痛って感じで、どんな筋トレをしたらいいかわからないので、アドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
先日詳細メールを差し上げましたが、届いたでしょうか?
手術をされるにしろ、手術の準備の為や記録を残す意味でも、一度お会いできればと思います。
是非ご検討お願い致します。