股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

絶対必要だと思うんです!

2007-12-21 23:38:40 | 人工関節のこと
京都の方が、最近メディアで話題の北のほうの病院で人工関節の手術を受けました。
私はその方を手術前から診ていました。

手術後2ヶ月。
その方は両方に松葉杖をついて来られました。
杖が無いと、かなりゆっくりで数メートルなら歩けるかなという状態だった。

押してみた。
手術前には無かったハムストリングスと内転筋の異常な硬さを認めた。
明らかに通常の回復軌道から外れていた。
誰か通常の回復軌道に戻してあげる人がいないと通常の回復軌道に戻れない方もいるのではないだろうか?
『手術が失敗した』と思い込んでいる方もいるのではないか?
実際は手術のほとんどは成功するでしょう。
しかし、それは骨についての話のみ。

これが骨以外に起きる手術の後遺症なんだなぁ・・・。

メディアではいい面しか紹介されない。
それがメディアかもしれない。
それによって助かる人も多いでしょう。

しかし、個人差が大きすぎるということを常に考えないといけないのでしょうね。
様々な情報を得たときの基本的な考え方でしょう。


この方はもう大丈夫。
絶対綺麗な歩き方に戻します!
患側に体重をかける感覚さえつかめばよい。
一緒にがんばりましょう!

手術後も、長期にわたって経過を診てくれる人というか、『長期にわたって経過を診る必要性を感じている』医療人が多く必要だと思うんです。


早く退院することよりもはるかに重要なことがある。
いかにして人工関節を長持ちさせるかということである。


変形性股関節症を怖がらないでね