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青池保子先生サイン会@京都国際マンガミュージアムに行って来ました!

2015-01-18 | 博物館・美術館に行く

現在、京都国際マンガミュージアムに於いて漫画家の青池保子先生の原画展
『漫画家生活50周年記念 青池保子華麗なる原画の世界
「エロイカ」から「ファルコ」まで』

が開催されています(2月1日(日)まで)

青池保子先生といえば、綺羅びやかな主人公たちがギャグを絡ませながらもハードボイルドな本格的スパイアクションを演じるという少女漫画の枠を超越した傑作シリーズ「エロイカより愛をこめて」や、綿密な時代考証と重厚なストーリーで中世スペインの史実をドラマチックに描き出す大河作品「アルカサル-王城-」、その他にも様々な作品を生み出してこられた日本漫画界の巨匠!
僕も学生時代から数十年来、青池先生の愛読者です。「エロイカより愛をこめて」で海外(特にヨーロッパ)に憧れて、気が付けばヨーロッパを一人であちこち旅して回るようになり、「アルカサル-王城-」の聖地巡礼までするようになってしまったのは天燈茶房blogの読者の皆様もよくご存知の事。(笑)

そんな青池先生の原画展は是非一度観に行かねばと思っていたのですが、何とこの程1月17日(土)に青池先生ご本人が原画展会場にお越しになりサイン会が開催されるとのこと。
これはまたとないチャンス!僕の人生をこんなにも豊かなものにして下さった憧れの青池保子先生に直接お会いできる機会を逃す訳にはいかない!!

ということで、17日に京都に行って来ました!!(笑)



青池先生のサイン会は事前申込不要 で先着100名に当日の午前10時より整理券を配布、とのことだったのですが、何しろこういうイベントに参加するのはこれが初めてなので、何時ころから行ったらいいのか分からない。
まぁ整理券配布の1時間前くらいから並べばいいかな、等と考えていたら、何と朝8時頃から「既に50人位並んでいる」という現地からのツイートが!
「しまった、出遅れたか!?」と大急ぎで前夜から宿泊していた京都府下の妹夫婦宅を大急ぎで飛び出し、バスと地下鉄を乗り継いで会場の京都国際マンガミュージアムに到着したのが午前8時50分。だがしかし既に長蛇の列が出来ていて、列を整理していたミュージアム職員の方から「残念ですが…既に100名を超えております」との言葉が。

ガ━━(;゜Д゜)━━ン!!
ああ、なんてこった…完全に出遅れた。こんなに早く定員に達するなんて…_| ̄|○ il||li


しかたなく長蛇の列の最後尾に並んで、せめて原画展の展示だけでも観て帰ろうと思っていると、その間にもサイン会参加希望者が続々集まり列が伸びる伸びる…
結局、午前9時過ぎの時点で定員の倍の200人以上が列を作り、歩道上からはみ出した列をミュージアム敷地内に誘導する事態に。

「青池先生の人気の程が伺える…悔しいけど、壮観だね!青池作品ファンはこんなに大勢いたんだ!!」

…そして、先ほどのミュージアム職員の方が列の後方の人数を再カウントしながら一言。
「お客様、サイン会に参加されますか?」

Σ(・ω・`) えっ!?…も、もちろん参加したいです、参加させて下さいッ!!

奇跡は起こった!漫画の神様は僕を見捨てなかった!!(笑)
あまりのサイン会参加希望者の多さに、急遽数十人分の追加枠が設定されたのです!
「やったー!!青池先生にお会いできるぞ!!」



…ということで、お会い出来ました。青池保子先生に!

かなり緊張しながら先生に「実は、今日は熊本から来ました」と言うとかなり驚かれたご様子でしたが、いやぁ~熊本から京都なんて近い近い、日頃から相模原やつくばや種子島や内之浦に弾丸ツアーで行ってますからね(※さすがにこれは直接はお話しませんでしたが)(笑)
それから、「エロイカより愛をこめて」シリーズの中でも特に僕の大好きな作品「ハレルヤ・エクスプレス」の収録された単行本の巻末にサインして頂けました。もう大感激!

感極まってちょっと泣きそうになりながら
「学生の頃に読んだハレルヤ・エクスプレスでヨーロッパの鉄道旅行に憧れまして…今では、働いてお金を貯めて、少佐や伯爵が活躍したヨーロッパに旅しています。あちこち行きました、少佐と伯爵を追いかけて…
だから先生、これからも少佐と伯爵を世界中あちこち飛び回らせて大活躍させてやって下さい!そしたら…僕もその後を追いかけます!!」

と一気に話してしまうと、青池先生もそれをとても嬉しそうに聞いて下さっていました。

最後に握手させて頂いたのですが、あれだけパワフルな作品を産み出した手とは思えないほど華奢で小さな手だったのでまたびっくり。あの小さな手で、あれだけの作品世界を描かれているのか…

「先生、どうか今後もお身体に気をつけられて下さい…」





青池先生にお会い出来た感激に浸りながら、原画展の展示を観てまわりました。
若い頃から何度も読み返してすっかりお馴染みの、爆笑したり手に汗握ったり感動したりしたあの名シーンの、正真正銘の現物が観られてまたしても大感激。
そして、その原画のあまりの緻密さと精巧さ、美しさにはただ驚き見惚れるばかり…

「青池先生があの小さな手で、心血注いで描き上げられたんだなぁ…今後はストーリーを追うばかりでなく、絵ももっと気合入れて見ないといけないな」


ちなみに京都国際マンガミュージアムの併設カフェでは、原画展開催に合わせてこんな特別メニューも登場していた模様。
いや~これは…少佐と伯爵のことをよく分かってるじゃないか!(笑)
…もっとも、残念ながら僕が展示を観終えてカフェに入ろうとした頃には既に売り切れていましたが(´・ω・`)

サイン会会場で出会った青池ファン(同志?w)の方々から見せてもらったお宝も。



これは何と、1982年に発売されたオリジナルのドラマレコード!
僕もウィキペディアでその存在は知っていましたが、本物のジャケットを見るのはこれが初めてです。

サイン会会場の行列で僕のすぐ後ろに並んでいた若い女性の方が持参されていたもので、何でもお母さんが大のエロイカファンで、その影響(英才教育…(笑))で自分も青池作品のファンになったんだとか。
今日は青池先生のサイン会に行くと言ったらお母さんが「これを持って行って、先生に見て頂いて!」と託されたのだとか。

結局、無事に青池先生に見て頂けたようで、よかったね!(^^)


…かくして青池ファン同士の交流も楽しめて、本当に素晴らしいサイン会でした。
でも、今回は数百人の人たちがサイン会に参加できずに終わってしまったので、同じファン仲間として本当に気の毒だし残念…
是非また今度、サイン会第二弾を開催して頂きたいですね!!
そして…

青池保子先生、本当にありがとうございました。
これからも僕は、先生の作品を、少佐と伯爵をずっと追いかけ続けます!!
“部蝶”こと天燈茶房亭主mitsuto1976


6 コメント

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Unknown (Lunta)
2015-01-19 12:49:04
おお、こんなイベントがあって青池先生とお話しされたとは、うらやましすぎます。
青池作品では「アルカサル」が最高傑作だと思いますが、パネルの「エロイカ」の脇役たちも「わかってるな」って感じですよね。
エーベルバッハ少佐の揚げたイモが食べたいです(笑)。
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はじめまして (earthian)
2015-01-19 20:17:44
多分会場のすぐ前の列に座っていたものです。
8時半すぎに列にならんで80番台でした。
主さんと同じツイートを15分ぐらいに見つけて「これは急がないと!」と予定変更で車を横付けしてもらってのことです。
それから10分もしないうちに列がどんどん伸びていきましたから、あのツイートには感謝しきりです。
お互い参加できて本当に良かったですね!
わたくしは小学生のときからの夢が叶って大満足です。もちろん美麗な原画も堪能できて本当にファン冥利につきます。

写真のレコード、懐かしいですね~。伯爵の野沢那智さん(昔のアニメや洋画のイイ男は彼でしたね)、Zの森功至さんの名前を見て、ああこれあったあった!と思い出しました。もしかして自分も買って実家にあるかも??でもプレイヤーが壊れてて聞ける環境がなかったので、どうやって聞いたのか?
謎が深まりました(笑

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Luntaさん、こんばんは (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2015-01-19 22:34:14
アルカサルは、もはや日本文学史上に残ると言っても過言ではない壮大過ぎる大河歴史大作ですよね~僕もドン・ペドロの王城を見に行きましたよ(*´ェ`*)

少佐の揚げたイモですが…
本場ドイツのポンメスのボリュームのド迫力を知ってる者としては少佐が「何だこれは!俺に食い残しのイモを食わせる気か、ばかものー!!」と怒り出さないか心配になるミニサイズだったのが少々気がかり(笑)
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earthianさん、はじめまして (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2015-01-19 22:38:39
おお、会場でニアミスしていたのですね!
本当に、あのサイン会参加希望者の多さにはビックリでしたよね~
僕は本当に運良く追加枠に引っかかる事が出来ましたが、大ラッキーでした!

幻の(笑)エロイカのドラマレコード、これは是非CD化して欲しいですよね!
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初めまして (気分はフィリス)
2015-01-21 11:59:29
青池保子先生のファンです。
残念ながら京都が遠くて、今回はサイン会どころか原画展にも行けそうにありません(涙)

でもこちらのブログで、貴重なお話やら画像拝見できて
眼福♪です。
少佐の挙げたジャガイモ。イノシシケーキに
伯爵のパフェ・・・なんてすてきなめにゅうでしょうか。

サイン会に参加できてよかったですね!
楽しませていただきました、ありがとうございました。
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気分はフィリスさん、はじめまして (天燈茶房亭主mitsuto1976)
2015-01-21 22:34:33
今回の原画展は京都でのみ開催なので、気分はフィリスさんのように遠過ぎて行けなかったファンの方も大勢おられますよね…
そんな青池先生ファンの皆さんにも、拙blogで会場の雰囲気だけでも味わって頂ければレポを書いた甲斐があります(^^)
でも実際、原画展は全国を巡回展示して欲しいですよね~

カフェの「エロイカ特別メニュー」は、僕みたいなオッサンファンが一人で食べるのはちょっとつらかったかも(笑)
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