暑い!!とにかく暑い!!!・・「郡上は日本一暑いんや!・・」昼間、観光で回ったお城の近くで現地の人と・・「???」。
底冷えと猛暑が盆地気候の特徴ではあるが・・いままで「こんなに暑かったっけ?」と思った。目的は踊りであるから早く着いて準備するのが得策だ。4時に着いて6時の夕食までたっぷり時間がある・・「二人で満杯」の風呂に列をなして、皆で名物の「下駄」を買いに行く。この踊りに限っては「下駄」でないと様にならない。
夕食はこざっぱりして無駄がなく、総体としては「とても美味しい」と言える物であった・・問題の「飛騨牛」かとお思いきや「郡上牛です」と自信たっぷり。ウナギも少しだったが細身の美味しいものだった。さて期待の「鮎」である・・絶品だった・・塩焼きがやはり最高・・あまり得意でない「田楽」では、拙者の意を鮎に見透かされたか「ジャリ」と砂を噛んだ・・「背越し」ならぬ「刺身」も美味しかったが、料理の出順に少し首が傾いた・・のは拙者だけか・・。
五指に余る郡上行であるが一度泊まりたかったのが今回の「吉田屋」結果から言うとGOODであった・・お風呂を除いては・・だがこれは気持ちよく許そう。「男子6名一部屋」と言う部屋割にはいささか不安があったが部屋に入って納得した。8畳と10畳の二間続きで完全な「「一棟」の様相を呈している。「コリャエエワイ」・・と、一同納得。
食事の最後に「川崎踊りと春駒」の振りを教えてもらい「いざ踊り場」へ・・ホンの目と鼻の先で、通名な「飛び込み橋」の所だ。いつも「7月の最終土曜日」と決めているので場所も過去からいつも場所はここであった。8時半から11時前まで拙者を除いてみんな汗だくで踊った・・ようだ。相変わらず沢山の踊り子・・11時前ともなれば観光客も減り、見事な手振り足さばきの常連が拙者の目を奪う。
宵の口の少年少女の「やぐら」もさる事ながら、若い青年男女がまことに「素直に」踊りを楽しんでいるように見えた。否定する者とか尻込みをする者の有無はともかく「ごく自然に」美しく踊られていたのは目に心地よかった。キットいつまでもこの踊りは続くナ・・とも思った。
暑さで「半熟」になった体を取り敢えず湯舟に沈め部屋のクーラーで冷やす・・「キエーーッ!・・ゴクラクゴクラク」・・11時半だと言うのに「呑み直そう」と言う声が誰からも出なかった。「冷たいお茶買って来ォ」と拙者・・誰かが「お水買って来ォ」・・12時ともなれば誰からともなく寝付くが何と「静かな」こと。いびきをかこうと言う人もない。拙者、興奮の所為かなかなか寝付けない・・用意の催眠薬を飲むもかなりの時間寝付かれなかった。翌朝(今朝)は6時に〇崎のおっちゃんを起こす目覚ましで拙者も目覚めた。おっちゃんは午後尺八の仕事があると言って早朝のバスに乗った。
本場の民謡をたっぷり見て聴いて充実した「真夏の一日」であった。