大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

往復書簡復活か?

2012-09-19 07:24:59 | サッカー全般
前回のエントリを読まれた毒殺日記さんはスッキリされたようで。じゃあ、交換日記、じゃなかった往復書簡復活と行きますか。

もう少し監督解任の件で書いておくと、解任を決める場合一番考えないといけないのは、資金力の有無に関わらず、残された契約期間の給料をどう処理するか、というところになって来るわけですね。

例えば、一部の報道がもし正しければ、横浜FCが赤帽を解任したタイミングが、最後の残り1年の年俸を丸々支払わなくてもいいという時期だったというのを見れば判ることだろう。

或いは、去年の浦和がペトロを解任したタイミングにしても、残りの給料を払う額とか、ナビスコ決勝進出で得た賞金とか、或いは決勝進出に伴うグッズ販売などの営業収入とかいうのを天秤にかけてなんとか黒字化出来る目処が立ったという時期だったかもしれない。その意味では去年の浦和にとっては、ナビスコ決勝進出というのが一つのターニングポイントだったのかな、とは思えるわけで、ウチも一応彼らの残留に貢献したのかもしれないw

ただ、今年のガンバを例にとれば、浦和のような臨時収入というのが見込めないし、夏の補強でかなりお金を使っているというのは確かですよね・・・そこら辺最終的にどう帳尻をあわせるのかは分からんけども、来月サポミを開くのなら経営状況に関する説明もあるのかもしれないが。

まあ、そんな中でもし監督解任となると、条件面でも呼べる人というのは限られて来るというのは確かで、毒殺日記さんの言われるような、J2での監督経験者の中から、ということになるかもしれない。これは、インテルが1シーズンで2人の監督解任したあと、ストラマッチョーニなんかにはJリーグの中堅監督レベルの年俸しか渡していないし、緊縮財政路線でオフにルシオやフォルランを放出したというのと状況はよく似ている。

ただ、インテルの場合には、ルシオやフォルランなんかもそうだが、ガスペリーニやラニエリに対しても契約期間は1年以上残っていた(ルシオは2年残していた)んだけども、恐らく全額の年俸は払わずに、一部を払って契約を解除出来るバイアウトのオプションを行使したんじゃないか、とは思えるわけです(ラニエリやフォルランの次での年俸との差額が恐らく手切れ金だったかも)。だからまあ、ストラマッチョーニにしても、一応3年契約なんだが、ダメなら次に替える気満々でモラ爺はいるんだな、というのが伺えるわけ。

欧州の場合日本と比べてなぜ監督交代のサイクルが速いかというと、一つには契約を解除してからの処理が上手く、能力のある人ならすぐ次からのオファーに飛びつけるという前提条件があるからだろう。そこら辺某ライターさんは・・・解っているんだけども大衆向けに書いてるんだろうね。

そこで気になるのは正信に対する契約で解任なら2年目の年俸をどう処理することになっていると書かれているのが気になるところなんだけども。いや、それだけでなく、クラブのレジェンドに苦しい時期引き受けて貰ったことへの負い目というのもやはりあるだろうな・・・

3月末の時点でなぜ正信にお願いしたのかと言うと、多分セホロペの末期では選手の気持ちが首脳陣に対して完全に離れていたという中で、兄貴分として慕われ、かつ選手と年齢の近いクラブのレジェンドにお願いしようというところだったのかもしれない。ただ、いくらなんでもここまで不振が続くとは思わなかっただろうな・・・その意味で見通しが甘かったと言えば確かにそうだったのだろうけども。

だからまあ、クラブにしてみれば解任出来ない理由があるとしたら単に違約金もさることながら、その後の処遇というのも考えてあげないといけない、というのがあるからだ、とも言えるかもしれないが。しかしまあ、本当このクラブって功労者に対する扱いが下手だよな、と思ってしまいますがね。