大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

万博観戦の原点、とも言うべき浦和戦が今年もやってきた

2009-08-15 09:20:11 | ガンバ大阪
Jリーグ元年の開幕戦でガンバが万博で浦和を迎えて試合したのは周知の通りであるが、その時自分は開幕を見たさにゴール裏のチケットを手に入れたのだけどその時はなんと浦和側だった。その時の浦和のゴール裏の様子は覚えているけども、前列辺りに爆心地が出来上がっていて、自分はそれを上の方から眺めていただけだった。ああ、これがあの熱いとか、日本じゃないみたいな欧州の雰囲気を持った応援をする浦和なのかと感心したりもした。ただ、結局のところ自分が浦和というクラブの熱を間近で感じ取ったのはこの1試合だけで、その年のレッズは低迷し続けたこともあり、赤いクラブとの接点がこの後なくなってしまい、結局自分は大阪にある地元クラブを応援し続けることとなったんだけども・・・

あの時と今日の試合とではアウェーゴール裏の雰囲気は全く違う。まあ、あの当時万博に来ていた人で今日も来ているという人は多分少数なのだろうとは思う(吉沢さんも引退してしまったわけだし)。

ただ、筆者にとって万博での観戦の原点というのはこの浦和戦にあるわけで、だからこそ今日の試合は原点というものを改めて思い起こさせることになるかもしれない。特にガンバにとって今季波に乗れないシーズンを過ごしているだけに、この浦和との一戦がターニングポイントになるだろう。

最近のリーグ戦で2勝1分であるけども、それは対戦相手の順位というのを割り引いておく必要があるわけで、実力上位のチームとの対戦が続く今月はある意味今季の立ち場所を占うことになるかもしれない。それは決して楽ではないんだけども、応援する側もブレることがないようにする必要があるだろう。

浦和も最近勝ててはいないとはいえ、このタイミングで闘莉王をはじめとして主力が戻ってくる。ということはベストメンバーで来ることは間違いない、というかそれで来て欲しいという気持ちはあります。つまり、浦和を倒したいと思うからには浦和にはベストな状態で出てきて欲しいわけなんですがね。また、そういう相手と戦うことで今まで眠っていたガンバのポテンシャルが引き出されてくるかもしれないと思ったりもしている。

つまり、ガンバがリーグ戦で勝てていないのは、結局まともにがっぷり4つに組ませて貰えないというところから来ているわけで、それなら浦和ならきちんと勝負させてもらえるかも・・・まあ、これは相手から見ても同じなのかもしれないんだけどもね。

報道によると4-3-1-2を試したか・・・これはポンテを1のポジションで生かす時のオプションなんだろうな。ボランチに阿部ちゃんと細貝が入ったみたいだけども、この二人はDFではなくボランチでプレーすることによって本来の持ち味を出せるし、昨年のレッズにおいてでさえ、この二人がサッカーのできる選手だった。そう考えると、今の選手の特性を生かした配置とをフィンケ監督は意識しているんでしょう。

これに対抗するガンバというのは・・・この間同じシステムの清水に木っ端微塵にされたとあれば不安はあるし、アタランタがインテルを破った時のような攻略法があまり取れて居ない。そう考えると浦和がテストしたのはガンバ対策としてはある意味理にかなっているのか(まあ、普段慣れないことをやっているという感じはするけども)。

それに対してガンバがどういう手で攻められるか?実はそこにカギがあるんだろうが、今季のガンバを占う試金石とも言うべき一戦をサポートしに行って来ます。

三大火炉の南京で昼間っから試合やるなんて尋常じゃないという件

2009-08-13 22:47:17 | 中国サッカー
中国でのサッカーシーズンというのが、五輪イヤーを除いては大体3月下旬開幕の10月末閉幕というスケジュールで収まっているのは、ひとえに北方の寒冷地を考慮してのことであるのは言うまでもない。ただ、中国は広く南北の気温差というのが激しいわけであるのだから、夏に試合行う際には今度は南方の気候というのを考慮してもよさそうなのにそうでもないんだよなあ・・・

例えば今週末は休みであるけども、来週の8月22日のリーグ戦において、南京で江蘇舜天と北京国安の試合が行われる。南京と言えば、重慶や武漢と並ぶ、「三大火炉(サンダーフオルー、三大かまど)」呼ばれる程の猛暑で有名なところだが、そのキックオフ時間が午後3時半だって。日程を見ていると真夏にも関わらず江蘇の試合って全て午後3時半キックオフになっている。

まあ、あんな中で試合やったら・・・死人が出てからじゃあ遅いわ、としか言いようがない。

なんでこんな昼間から試合やるのかと思えば、多分夜間の照明設備が整っていないからということなんだろうなあ・・・これって日本で言えば真夏の昼間に花園でサッカーの試合をやるみたいなもんでないかい?まあ、2部から昇格したチームなんでそこまで求めるのが酷というもんだが、日本ではいくら下のカテゴリーでも照明設備がないから昼にやらせてくれなんて話しは聞いたことがない。

まあ、北京国安の選手の皆さんには、本当にご苦労様というか、熱射病にならないように気をつけて下さい、としか言いようがない。

あ、日本でもインターハイなんて正に真昼間からやっているから人のことあんまり言われへんかw

うーん、どっかで見たような光景だがw

2009-08-12 23:52:12 | Weblog
バスケットの世界選手権の出場権をかけて中国の天津で行われているアジア選手権を連日見ているけども、もうちょっとなんとかならんのんか、と歯軋りしながら見ているですな、これが。

今晩テレビでやっていた台湾戦(あえてこう書きます)なんか、バスケ界の早野こと北原憲彦が解説で言っていたけども、バスケットに向かって積極的に切れ込んでいき、日本のディフェンスがヘルプに来たところをパスアウトしてオープンの選手が外からきれいに決める台湾に対し、日本はそうした積極性が感じられずにパス回しに終始しているから台湾には容易に対応されてしまう。しまいにはターンオーバーから速攻かけられるなんて、つい最近のどこかで起きた出来事みたいな?デジャビュに襲われたわ・・・どこやったっけなあw

まあ、それにしても台湾のバスケットって先月日本でやっていたのとは別のチームみたいにきちんと有機的に全員が動いてポジション取ってやるべきことをやっていましたな。逆に日本って前のコーチが体調不良で倉石急遽指揮を取ることになったけど、これが国内屈指の理論派のチームかと思えるくらい・・・いや、彼は高い位置からプレスディフェンスをやって素早く速攻というようなことをやりたかったんだろうけども、悲しいかなコマが揃っていないのよ。ああいうバスケットが出来てしまうには基本的にはもっと高い運動能力の選手が揃わないといけないわけなんだけども。だから、プレスディフェンスが時折はまった時はそこから速攻を出し、ポイントガードの3ポイントで得点は取れるけども、そこを交わされると逆に傷口を広げてしまう。前からプレスかける時に、台湾の選手って必ずフロントコートの反対側に位置してプレスをかいくぐってパスを受けれるように準備しとったもんね。

これで倉石さんも表舞台から消えるか・・・でもGMとして最初のコーチの人選に携わったのも彼であって、国際経験とか、健康状態とかを考慮せずに選んだことに対する責任はやはりあるだろうな。

ところで話し変わるけど、中継では現場に可愛い女の子映ってたのがこの試合最大の癒しポイントやったw 多分現地の女の子じゃないかという気がするけどこういう子は珍しい(街中で見かける中国人の若い子はどこか野暮ったくてメガネにポニーテールが相場である)。現地でも台湾寄りの応援だったのはそれは反日とかいうよりも、台湾チームが同じ「中国人」の同胞であるという意識が会場にあったのだとは思う。

ここで日本のバスケットが国際試合で勝てないとなると、日本人のバスケに対する態度というのがある程度決まってしまう気がしてならない。つまり、日本人には最初から国際舞台での望みがないならば、テレビでNBAでも見ておこうか、という流れになってもおかしくはないんだけどもね・・・

個人的には日本という国はトップを目指すスポーツの種目が多すぎるような気がする。例えば、バスケットとバレーボール、ラグビーとアメフトとか、柔道の重量級と相撲というのは体格から言って人材が分散してしまいやすいわけなんだけども、このうちどれかを捨てれば、残った競技に人材を集中的に投入することで結果を出せるかもしれないんだけども・・・つまり、単なる娯楽としてやりたい人がやるスポーツと、世界のトップを目指すスポーツとを峻別しないといけないんじゃないかということを言いたいわけ。

こう考えるのも、日本ほど、欧州生まれ、米国生まれの競技が混在している国というのは世界的に見ても珍しいからなのであるが。

その点で行けば、バスケって見捨てられる可能性はあるよな、という危機感は持っていますね。僕はバスケは好きで日本でももっとこの競技の面白さが認識されてもいいと思うんですが、こう負け続けると、日本はバレーとバスケットのうちどちらに力を入れるべきかという選択になった時にバスケを押し続けるには説得力はイマイチ欠けるなあ・・・

もっとも、こういう議論って本当は為されてもいいのに、タブー視されてきたのは、それを議論し出すと、各競技とも痛くもない腹を探られるようになるからかもしれない。ラグビーが世界の強豪に100点ゲームだとか、バレーボールでも五輪出場を逃したことがあるだとか・・・

代表の試合を捨ててまで、日韓オールスターとはね・・・

2009-08-08 00:36:44 | サッカー全般
タイトルに書いてあるように、日韓オールスターというのは日本にとってあまりメリットはない。寧ろ韓国にとって国内で盛り上がりに欠けるKリーグがJよりもレベルは上なんだぞ、ということを喧伝する機会を与えているようなもの。そう、これは野球のWBCと同じなわけですな。底辺の裾野とか、国内でのリーグには盛り上がりというのはイマイチでも、日本が相手ならば国民の関心を高めることができ、勝てば言うことなし。おまけに光復節を翌週に控えているとあれば尚更だろう。

個人的には、今のアジアサッカーにおける課題は中東勢に対して如何に政治的にもサッカーにおいても拮抗できる勢力を極東に作れるかがカギだと思うから、カンフーサッカーの中国はおいといて、日韓が合従連衡する必要性はある程度理解はしているつもりではある(将来的には、アジアを中東と極東に分けるのが望ましいと思うのだが)。

ただ、それはオールスターというよりはむしろ、代表の日韓定期戦を行い、最後はPKで決着でもいいから、勝者にトロフィーを渡すぐらいのことは考えてもいいかな、と思う。こうすることでただの親善試合ではなく、ガチの真剣勝負であることを意識できるようになるだろう。そしてそれを毎年やることでお互いの切磋琢磨につながると思うからなんだけども。これはちょうどラグビーのトライネーションズのような発想から来ているのだが、NZとオーストラリアの勝者にブレディースローカップが渡るのと全く同じである。

えーと、確か今月国際Aマッチデーというのは8月の19日だっけ?ならば本来その日にどこかと代表のテストマッチ(欧州や南米で見つからなければ韓国でもいいし)を行うようにした方が良かったんじゃないの?だって、今の監督で本選を任せていいのかという審判すらまだ下せていないわけだし。

今年も中超視察に行ってきます

2009-08-06 19:22:02 | 中国サッカー
本当はJの中断中である今週末を利用して中国に毎年行って中超を視察(但し去年は五輪中あちらは中断していた故にできなかったが)に行きたかったけども、実家の墓参りとかと重なってしまったので、今月下旬に、エコパ遠征を断念して中国は河南省に行ってきます。目的は現在3位につけている河南建業の試合を視察なんだけども、その対戦相手の重慶力帆が、監督アリー・ハーン(74年W杯戦士がこんなところにいます)に率いられ、この度ブンデスリーガでプレーしていた太っちょのブラジル人アイウトンが加入したんで、中超が今の彼でも通用するレベルなのかを見てみようかと思う。まあ、彼が通用するようだったら中国サッカーのレベルって本当に落ちたな、と思うけどもね。でも5年前のブンデス得点王なんだから、それでも得点感覚というのは健在だったりするんだろう・・・

一方の河南なんだけど、昨年カーさんがトンズラして上海申花の監督になった後に、元大塚の唐尭東が監督か・・・徐暁飛ってまだ居るの?今まで全然見ていなかった未知数のチームだけにここがどんなサッカーをするかは気になる。来年ACLに出てくる可能性は非常に高いだけにね。

ACLかあ・・・今年のガンバの選手の疲労を考えると来年休ませてあげたいとは思いながらも出た経験からするとやっぱり行ける可能性が残っている限りは行きたいもんやけどもね。特にアウェーで勝利という痺れるような快感を味わったらやめられへんやろうし。まあ、別に来年ガンバが出ると決まったわけでもないし、まして河南と当ると決まったわけでもない。ただ、3年前に山東の優勝の瞬間に立ち会い、その3年後にガンバの応援に行くのだから、どこでどういう縁があるのかが判らないのが人生というものだろう。

本拠地は河南の鄭州か。となると、黄河を眺めたり、古代遺跡見たり、あるいは少林寺にまで行くというオプションも付け加えて、遅い夏休みを堪能したいと思っています。

J聯賽 第20輪 大阪鋼巴 1-1 山形蒙迪奧

2009-08-04 06:50:27 | ガンバ大阪
8月になると蒸し暑さゆえに大阪を脱出したくなる気持ちになることがあるんだけども、今回の遠征は時期的には良かったとは思う。仙台から仙山線に乗っていったけども、本当に道中は山の中を走って行く体験は中国では味わえない(まあ、あちらは列車に乗っても道中は平原だらけだし)。改めて日本が山地の国であることを実感したし、二日目には蔵王温泉にも行って来たし、来年また行きたいもんですなあ・・・けど、3月と11月に試合を組むのは勘弁してw

試合の方はというと、ポストに跳ね返るシュートがあったり、相手の長谷川のシュートを松代が雨のせいで弾き出せなかったという不運があったにしても、勝ちきる為の何かが足りなかったの事実。ただ、それをどう捉えるかは人にもよるんだけども、同じ運がなかったにしても3月の京都戦とは違いガンバはガンバ足りえたということを前向きに捉えたい。事実試合開始直後から2列目の選手が積極的に飛び出してシュートを打ち、右サイドからも勇人やミチが積極的に攻め上がりを見せる。まあ、後半になって相手が引いてブロックを形成している時にそれが出来なかったのは体力的な問題と、山形がサイドで数的優位を作る攻撃に対応する為に中盤が下がって対応していたということもあるとは思うんだけども・・・

松代に関して言うと、確かに彼の足元の技術は怪しいところがあって、一度バックパスを蹴る時に軸足がブレたりしていた時はヒヤリとしていた。まあ、そこんところ相手のシミケンと来たら・・・まあ、上手い下手は比較する相手にもよりますね。あ、松代の話しだった。そうそう、どちらかと言えば自分の記憶では彼に助けられている場面の方が多いんですね。忘れもしない、ACLアウェーのチョンブリ戦でソータがチョンボして相手に1対1の場面に持ち込まれたのを松代がセーブした。アレが決まっていれば僕と相棒クンは、タイ行ってゾウさんの背中に乗って来たのがいい思い出でした、の旅に終わるところやったw

まあ、藤ヶ谷が復帰に時間かかるなら松代にも名誉挽回のチャンスは与えられるべきだとは思うんで、どこかで必ずやってくれると信じています。

全体的に選手の間に疲労感が漂っていて、レアンなんか1トップでボールを収めきれていなかったから、これはジェジンの1トップにすべきかな、と思っていたんだけども、ジェジンを勇人に替えて投入。いやね、この二人はセットで使うべきなんですよ、カントク。バンを生かせる場面は、相手のDFラインが高い時に下げさせたい意図がある時で、引かれていたら生かし場所がない。最後前線で3人が固まってしまっていたからね。カントクはバルサやオランダが時々やる3バックの攻撃的布陣を意識していたかもしれないけど、最後FW3人が前で固まってしもうとる・・・
なんか選手起用にチグハグ感が否めなかったな。

まあ、いろいろと課題はあるけども、ここ3試合で2勝1分けは悪い数字じゃない。ただ、8月は上位との対戦が続くわけでここが正念場だしガマンのしどころかもしれない。

山形は戦前予想したようにサイドで人数かけて攻めて、相手が寄ってきたところをサイドチェンジしたりする理詰めのサッカーはできていたと思うんだけど(同点ゴールというのはある意味その形から生まれている。こちらが防ぎきれていなかったとはいえ)、ただ縦に抜け出る速さというのがないかな・・・まあ、長谷川ってそんなにスピードで勝負するというタイプじゃないかもしれないんだけども、カウンター1発とかいうのがない分怖さがあまり感じられない(だから前半縦ポンやりかけたところでもガンバの高いラインに遮断されていたのだが)。まあ、サッカーのスタイルって難しいところなんだが、この日のガンバとの試合みたいに普段の山形ってそこまでは引いていないんでしょう。となると、結局ウチらはコバやんにしてやられただけ!?ただ、守り重視ならそこで縦に速く出ないとガンバには勝てないわけで、そこらへん、普段の山形のスタイルとこの試合でのゲームプランとがかみ合わない感じはしたけどもね。

山形のスタイルというのが今年2試合やって見えたから、来年は絶対大阪ダービーみたいにコバやんを泣かしに行きまっせ・・・実は彼の名前が紹介された時に一番ブーイングが大きかったw

今回の遠征で、スタジアムに入る前に天童駅で、ガンバの選手の名前が入った将棋の駒をゲットした。貰う前に並んでいる駒を見せて貰ったけど、橋本の名前間違うとるがなw 

勝てなかったのは・・・

2009-08-03 07:21:23 | ガンバ大阪
そら残念やし、全然引き分ける試合ではなかったとは思うけども、内容は良くなっているし、この日見に来られた山形の人たちにガンバのサッカーというのはお見せできたと思う。試合前に仙台から仙山線で移動する途中で羽前千歳で降りる山サポさんに「遠くからようこそお越し頂きました」と握手を求められたかと思うと、帰り山形駅前の居酒屋に入ったら丁度隣に2年前天皇杯で大阪まで行ったというサポさんにも話しかけられた。その辺が山形のいいところだとは思います。

まあ、来年もまた来たいと思うんで山形の皆さん宜しく。今日は有給貰っているんで蔵王にでも行ってきます。あ、西京極来る人っている?

山形遠征行ってきます

2009-08-01 08:08:44 | ガンバ大阪
サッカーに限らず他競技に目を向けてみると、世代交代というのが本当に上手く短期間でスムーズに行った例というのは野球における84年の西武ライオンズしかない。といってもその年を完全に捨てたというわけではなく、その前の年ベテランを中心に巨人を倒して日本一になった後に日本ハムから当時のセーブ王の江夏を引き抜いて、黄金時代を築こうと考えたが、開幕ダッシュに失敗し、ベテランが寄る年波に勝てなくなると、あっさりと当時の大監督(選手らに食事の大切さを説く為に自ら体を張って痛風になって見本になってみせたあの人ですわ)はシーズン途中から若手に切り替えることを決断した。後年、その大監督さんはその年のオフにフロントに対して来年は優勝できますよ、と公言したと著書の中には書いとりましたな。

ただ、その年に途中でベンチを暖めることになった山崎裕之なんかは、ガクっと来たらしいけどもね。首脳陣からは何の説明もなくただベンチに座っているというのは会社でいうところの窓際族みたいな仕打ちだったらしい・・・こうやってベテランに引退の決意をさせたんだけども、その一方で大監督はしっかりと待遇アップを勝ち取っていたわけですな。だからこの年1年だけ居た江夏って大監督へのうらみつらみはたっぷり持っているわけよ。全体的に見ればあの年の西武って若手への切り替えの重要な1年であったわけなんだけども・・・

西武の例について言えば、もともと他球団の主力を引き抜いて、即席で強いチームを作ろうとしていた根本さんと若手育成を考えていた大監督との間にできた意識の乖離があの年の劇的な世代交代をもたらしたんだろうな、と思ったりもする。

翻って今のガンバの例を見ていくと、あちこちでいろんなところから、若手使えとか、コテメンに拘るなの大合唱が聞こえてくるけども、問題はカントクの頭の中だけでなく、大型補強をして今年「SHOBU」を求めるフロントの思考にあるだろう。その中でカントクは契約最終年に己の進退をかけて勝負をしようとしている(これが3年以上の長期契約の真っ只中なら勝手が違うんだけども)。最近よそのブログに、「若手を育てるならば、カントクに対して今季の順位に対して責任を問わないことを約束できるかどうか」とコメントしたのは、そうした背景を踏まえてのことなんですがね・・・若手を使うのはいいとしても、いざ使った時の皆の反応ってどういうもんかがよく判っているだけに尚更そう言いたくはなるけどもね。

ま、この問題に関しては山形遠征が終わって中断期間中において別途論じたいとは思いますけどもね。

話し変わって、山形には日曜から行ってきます。月曜は有休貰っているんで、朝早くから蔵王にでも行くことを計画しているけども、山形のオヒサル見ると、割引料金のサービスが・・・と思いきや、宿泊パックを利用した時だけなのねorz まあ、さすがにNDで試合見た後にその後蔵王に移動するのもしんどいから、当日は山形市内に泊まることにしますわ・・・

え、ユアスタはどうしたって?いや、本日は自治会の役員会があるんでユアスタは断念しました。仙台が勝って「オー、フォルツァせんだーい」を生で聞きたかったというのはあるんですが(来季昇格した後にそんなんを聞く余裕ないから)、行きたかったけどなあ・・・

山形は横浜相手には2点ともセットプレーで新潟にはカウンターで点を取っているか。万博での前回の対戦でも石川からのCKから頭で合わせられているんだよな・・・となるとセットプレーの守備というのはしっかりマークを確認して欲しいとは思うけども。ただ、攻撃においてワイドに展開してくるところはつかまえずらいかもしれない。万博では引いて守っていたからその辺あまり見れなかったけども・・・NDでは序盤から攻撃的に来るかもしれない。そうなればそこで、勇人クンとレアンのホットラインですよw 山形が本来のサッカーをやろうとすれば、チャンスかもしれないし、万博でやった形を今度もやられると(後半の引き気味の守りなんかがまさに)引いた相手を崩す難しさは出てくるかもしれない。

その意味では、スコアがイーブンな時に相手が前に出てきているところの裏をいかにつけるかが勝負かな・・・ミッドウィークにこちらは三ツ沢で試合やっているわけだから体力的にはキツいとは思うし。

最後に天気。ピンポイントの予報見ると雨っぽいんですが・・・夏は暑いと聞いているけども、それが大阪なんかと比べてどれだけのものかが比較できない。地元の人が暑いというのが、それが地元の感覚の中で比較的暑いという言い方であって、他の地域との比較はようわからんのだけども、これは言ってみないとわからないというところか。