大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第21輪 大阪鋼巴 1-0 浦和紅寶石

2009-08-16 06:54:52 | ガンバ大阪
昨夜の勝利から興奮冷めやらぬ状態に体がなっていたことに自分が気づいていなかった。就寝したのが深夜1時過ぎにもかかわらず、目覚めたのが朝5時。まあ、休日なんで眠くなったら午後に昼寝でもすればいいか。

結果には勿論大満足だったが、内容はと言うとシュート数で負けているのはやっぱり悔しいですねw 勝つにしても負けるにしてもポゼッションやチャンスの数では相手を上回るのがガンバというものだから・・・ただ、決定機の質においてはガンバが上回ったか。都築が2年前と同様に当たっていたから、イヤな感じはしていたけども、最後下平からの縦ポンを阿部がクリアせずに続きに任せようとしたところをバンが猛ダッシュして追いついたのが効いていた。まあ、クリアボールをバンが拾った時点で坪井が寄せていればあのゴールはなかったのかもしれないけども、今年からマンマークからゾーンに変わった時点で人に行くことがなくなったのかな・・・3バックの守備ならば坪井は必ず行っていたと思うんだけども、そこら辺が皮肉なところか。

結果的にはレアンを下げてバンを入れたカントクの英断が当たった。レアンがここのところ疲労のせいか相手の研究のせいか以前ほどゴール前で得点に絡めなくなっている分、どこかで替える踏ん切りが出来たら大したもんだけども、それは本人のプライドを傷つけてしまわないかな・・・もっと言えばバンがここで仕事していなければこの交代でカントクへの評価は完全に失墜していたに違いない。その賭けに見事勝った!いやあ、これでバンは盆と正月にしか稼動しないというのがよう判ったわw

ただ、この交代が実ったのはひとえに浦和が高いラインを保っていたからであってシンプルに縦ポンカウンターを狙うことができたに過ぎない。となれば今回の成功から得られた教訓は、相手の戦術や状況次第によって交代カードが生きてくるというものだろう。前節の山形では引いた相手に対してバンはあまり効果がなかったし、本職のFWを3人並べるのが必ずしも効果的ではなかった。今回はその逆のシチュエーションでFWを2枚入れ替える決断をしたのが功を奏したと言える。そう考えたらサイドから抉りたいのならミチを入れ、前線からの守備を考えるなら雅人という選択だって状況に応じて使い分けて欲しいところだけども・・・

今のところ裏にスペースが出来る相手に対してのカウンターが効いているだけに過ぎないので、やっているサッカーの質から言えばあまり褒められたものではない。まあ、日本の夏においてはこの方が効率がいいのかもしれないが、今ここで楽したツケが秋以降になって出てこないかな・・・と逆に心配したりもするんだけども。ただ、去年は夏にあれだけしんどい思いをした結果ACLと天皇杯という果実を手にしたんだけども、去年は去年でFWの決定力に悩まされたりしていたから、決定力のあるFWが居る今年は去年と逆パターンというのは痛し痒しか。まあ、サッカーの戦術って毛布みたいなもんだからそれもしゃあいないか。どれもこれも完璧にできるわけではないし。

どちらかと言えば浦和の方がいいサッカーだったということは認めよう。まあ、それで結果が出せていないのは、かつてのウチの姿を見ているようなんだけども、それを貫く余地があるだけまだマシかもしれない。その点ウチの場合はちょっと目先を変えただけの対処療法に過ぎないわけで、根本的な治療が出来て居ないわけなんだし。

まあ、それでもレッズとの試合はやはり面白い。勝つにしても負けるにしても。なんかポテンシャルが2割ぐらい上がったように感じられた(これが鹿に負けたりするとちょっと違う感覚を味わうんだけども)。

その浦和なんだけども、エジタカが最初から前線でターゲットとして張れる状態なら違った結果になっていたかもしれない。この試合では、高原がセットプレーのキッカーを務めたけども、別に彼のキックが悪いわけではなく、彼はターゲットとしてゴール前で勝負しないといけない選手。歌ばんでは、高原がキレキレやな、という声まで出ていた。

またエジにしても去年見た時よりはハイボールで競り合って勝てるぐらいだからコンディションは段違いだし、守備時においても闘莉王が居ない分戻って高さを担保するなどしてよくやっていた。ケガ人が出ていたんでフィンケ監督もやりくりが大変だったんだろうけども・・・ただ、高原に替えて4番さんというのは結果的には失敗だっただろう。これは、4番どうこうじゃなくて、なんであそこで高原替えるの、ということなんですがね。ただ、阿部ちゃんでラインコントロール出来ていた分だけ、4番さんを使うにしても後ろでは使いにくかったんだろうな・・・

ただ、以前のガンバもそうだったんだけども、こういうサッカーってACLに出れば、オージー相手には有効かもしれない、と思ったりもする。まあ、その前に国内の登竜門としてのリーグ戦があるわけなんですがね。このチームはACLに出る出ないといったところでの収入が大きく違って来ると言えるかもしれない(他のチームは逆に経費の面で足が出るのとは違うが)。

今年はそれがない分、新たな収入源もままならないまま三都主に出ていかれたんだけども、結局それは浦和が名古屋と違って来季に契約も保証できていなかったからということなんでしょう。確かに試合に出るということイコール出場給を貰うということなんだから、選手って文字通り試合に出てナンボ、と言えることなんだけども・・・だから浦和を後悔させてやりたいなんていうことを三都主が言い出すからおかしくなるんじゃないか。

昨日の試合は、シーパス組の開門が3時半と早かったし、アウェー側も4時に開門したのはあの人数を考えると妥当な判断。今季初の2万人越えか・・・専スタ造る前にこの数字にやっぱり少しでも近づけないといけないな。美味Gでは、穴場のホルモン入り焼きうどんに加えて豚バラ串を追加してみた。で、試合終わった後に茨木の「ハルビン」で相棒クンと祝杯を挙げようと入ったら中に赤い人たちがもう来ていて。「やっぱり顔はほころんでますね」と声をかけられたけど、そう言われるこっちは粛々と祝杯を挙げるしかありません。皆さんのお気持ちはお察しします。

思えば豊スタでは試合後に正にこの試合後のレッズサポさんみたいな気持ちでスタジアムを後にしたっけ・・・おまけにあの日はBJのお父さんに捕まって煮込みうどんなんか夏なのに食べさせられたっけ・・・あ、松代さんは豊田でやらかした汚名を返上する活躍でしたよ、昨日は。

このように喜びや悲しみというのを味わわせてくれるのがサッカーであってだから病み付きになってサポになってしまうんですがね。