大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

うーん、どっかで見たような光景だがw

2009-08-12 23:52:12 | Weblog
バスケットの世界選手権の出場権をかけて中国の天津で行われているアジア選手権を連日見ているけども、もうちょっとなんとかならんのんか、と歯軋りしながら見ているですな、これが。

今晩テレビでやっていた台湾戦(あえてこう書きます)なんか、バスケ界の早野こと北原憲彦が解説で言っていたけども、バスケットに向かって積極的に切れ込んでいき、日本のディフェンスがヘルプに来たところをパスアウトしてオープンの選手が外からきれいに決める台湾に対し、日本はそうした積極性が感じられずにパス回しに終始しているから台湾には容易に対応されてしまう。しまいにはターンオーバーから速攻かけられるなんて、つい最近のどこかで起きた出来事みたいな?デジャビュに襲われたわ・・・どこやったっけなあw

まあ、それにしても台湾のバスケットって先月日本でやっていたのとは別のチームみたいにきちんと有機的に全員が動いてポジション取ってやるべきことをやっていましたな。逆に日本って前のコーチが体調不良で倉石急遽指揮を取ることになったけど、これが国内屈指の理論派のチームかと思えるくらい・・・いや、彼は高い位置からプレスディフェンスをやって素早く速攻というようなことをやりたかったんだろうけども、悲しいかなコマが揃っていないのよ。ああいうバスケットが出来てしまうには基本的にはもっと高い運動能力の選手が揃わないといけないわけなんだけども。だから、プレスディフェンスが時折はまった時はそこから速攻を出し、ポイントガードの3ポイントで得点は取れるけども、そこを交わされると逆に傷口を広げてしまう。前からプレスかける時に、台湾の選手って必ずフロントコートの反対側に位置してプレスをかいくぐってパスを受けれるように準備しとったもんね。

これで倉石さんも表舞台から消えるか・・・でもGMとして最初のコーチの人選に携わったのも彼であって、国際経験とか、健康状態とかを考慮せずに選んだことに対する責任はやはりあるだろうな。

ところで話し変わるけど、中継では現場に可愛い女の子映ってたのがこの試合最大の癒しポイントやったw 多分現地の女の子じゃないかという気がするけどこういう子は珍しい(街中で見かける中国人の若い子はどこか野暮ったくてメガネにポニーテールが相場である)。現地でも台湾寄りの応援だったのはそれは反日とかいうよりも、台湾チームが同じ「中国人」の同胞であるという意識が会場にあったのだとは思う。

ここで日本のバスケットが国際試合で勝てないとなると、日本人のバスケに対する態度というのがある程度決まってしまう気がしてならない。つまり、日本人には最初から国際舞台での望みがないならば、テレビでNBAでも見ておこうか、という流れになってもおかしくはないんだけどもね・・・

個人的には日本という国はトップを目指すスポーツの種目が多すぎるような気がする。例えば、バスケットとバレーボール、ラグビーとアメフトとか、柔道の重量級と相撲というのは体格から言って人材が分散してしまいやすいわけなんだけども、このうちどれかを捨てれば、残った競技に人材を集中的に投入することで結果を出せるかもしれないんだけども・・・つまり、単なる娯楽としてやりたい人がやるスポーツと、世界のトップを目指すスポーツとを峻別しないといけないんじゃないかということを言いたいわけ。

こう考えるのも、日本ほど、欧州生まれ、米国生まれの競技が混在している国というのは世界的に見ても珍しいからなのであるが。

その点で行けば、バスケって見捨てられる可能性はあるよな、という危機感は持っていますね。僕はバスケは好きで日本でももっとこの競技の面白さが認識されてもいいと思うんですが、こう負け続けると、日本はバレーとバスケットのうちどちらに力を入れるべきかという選択になった時にバスケを押し続けるには説得力はイマイチ欠けるなあ・・・

もっとも、こういう議論って本当は為されてもいいのに、タブー視されてきたのは、それを議論し出すと、各競技とも痛くもない腹を探られるようになるからかもしれない。ラグビーが世界の強豪に100点ゲームだとか、バレーボールでも五輪出場を逃したことがあるだとか・・・