La douce vie

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これも一里塚

2014-06-25 | sports
世界の壁はなんて高くて厚いのだろう。

サッカー日本代表はコロンビアに敗れ、予選敗退しました。

それでも、日本は強くなったと思う。世界と闘うサッカーができるようになってきたと思う。

ザッケローニ監督がきてから、日本は縦への動きが目を見張るほどよくなり、創造的な攻撃をするチームとなった。

その攻撃陣の調子のピークは昨年のベルギー、オランダの強化試合だったと思う。

その後の主力選手の不調・故障。新世代の台頭もなかった。

攻撃陣がなんとなくかみ合わなくなっていたこと。

守備陣の課題が克服できなかったこと。

日本は強くなったと注目されたからこそ、研究され、ウィークポイントを突かれた。ノーマークのチームではなくなったのだと思う。

2006年のW杯。当時、日本史上最強と呼ばれたチームが予選リーグで敗退。

中田選手が引退して、しばらくは日本のサッカーは陽の目を見ないのではないかと思った。

彼らの後に現れた今の世代は谷間の世代と呼ばれ、W杯までずっと苦しみ続け、そして、岡田監督は日本代表の現実を見つめ直した布陣に変え、コンディションのいい選手を起用し、劇的に勝利した。

その後、長友選手がインテルに所属。香川、本田選手がビッグクラブに所属した。

これは、今までの日本サッカー選手が築き上げた一里塚の上にあるものだと思う。

三浦選手、中田選手、中村選手、それだけでなく、多くの選手が日本の底辺を押し上げ、1つづつ石を積み上げていき、その上に今の日本代表がまた、1つ石を置いた。

ザッケローニ監督が創造した攻撃陣はなんと面白いサッカーをしてくれたのだろう。

彼らが積み上げた石の上をまた、失敗したり、飛躍したり、いろいろな経験を重ねながら、石を積み上げていく。

新しい才能の新しいサッカーをする若者たちが私たちに新しい夢を見せてくれる日を願っている。