最近読んだ本とマンガ.29

「白夜行」東野圭吾
私の周囲で東野圭吾の中でこの本が面白いという人が何人かいましたが、本の厚さと冒頭部分の重い感じで、２年くらい読まずにおいておきました。ふと、再び読み始めてみるとスリリングな展開で次の展開が気になってあっという間に読み終わってしまった。「風と共に去りぬ」がキーワードの１つになっているけど、私的には「嵐が丘」だなぁ。確かに東野さんの作品の中で傑作の１つだと思う。

「花よりも花のごとく.6」成田美名子
登場人物の価値観や行動に少し変化が見られて面白い。主人公がドラマ出演を決めたり、妹が少し今時風の格好を意識してみたり。弟との感情の葛藤は少し「CIFER」を思い出します。

「消えた女」藤沢周平
元岡っ引きの伊之助は今は彫師として半端な日々を送っている。ある日、伊之助を岡っ引きに導いた弥八から娘が行方不明になったと相談を受ける。探索するに従い大きな事件とぶつかり・・・
ここ数冊読んできた中では藤沢作品としては非常に「動」のある作品。最後の最後まで物語が引っ張ってくれた。

「ハリー・ポッターと不死鳥騎士団」JKローリング
ハリー達も多感なお年頃になってしまって…。児童書でスタートした本では珍しいなと思いながら読んでみました。