La douce vie

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最近読んだ本とマンガ.28

2009-06-03 | book/comic
「決闘の辻」藤沢周平
歴史的剣豪等を描いた短編。五輪の書を書き始める老齢の宮本武蔵も登場。宮本武蔵ファンが読んだらショックを受けるだろうなぁ。

「あかんべえ」宮部みゆき
宮部さんお得意の江戸・下町・ファンタジー。
おりんの両親は「ふね屋」という料理屋を始める。ところが、そこはお化けの巣窟だった。三途の川を渡りかけたおりんはお化けさんを見るようになり・・・
相変わらず目に浮かぶような文章には引き込まれます。子供向けのようで子供の目を通して大人に話しかけている話なのかな。

「憑神」浅田次郎
幕末。文武に秀でながら、婿入り先を追いだされ、実家で肩身の狭い思いをしている彦四郎はある日、酔った帰りに忘れられた小さな祠をお参りする。しかし、彦四郎の元にやってきたのは貧乏神だった・・・
面白かった。登場人物たちのキャラの濃さ、ユニークさ。主人公の最後の選択も気持ちのよい終わらせ方。

「天才柳沢教授の生活.26」山下和美
巻数を重ねながらも相変わらず話の作りがうまいなぁ。
柳沢教授の真似をはじめる鈴本教授の話、タマの観察、占いについての柳沢教授の目線などなど26巻もどれも面白く読めた。